県民に夢と希望 追加種目の誘致にも弾み東京五輪の自転車会場決定に静岡県知事「光栄」 狭い道路、宿泊などに対応急務

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富士山を望む山中に建つ伊豆ベロドローム。東京オリンピックのトラック競技会場に決まった =2015年4月、静岡県伊豆市(共同通信)富士山を望む山中に建つ伊豆ベロドローム。東京オリンピックのトラック競技会場に決まった =2015年4月、静岡県伊豆市(共同通信)

 2020年東京五輪自転車競技のトラックとマウンテンバイク(MTB)の会場が12月9日、静岡県伊豆市にある自転車競技場「伊豆ベロドローム」に決まったことを受け、地元の静岡県内の関係者からは喜びの声が上がった。

←トラック、MTBの伊豆開催が決定 IOCが承認

 東京五輪の競技会場に静岡県が選ばれるのは初めてで、今後本格化するサーフィンなどの追加種目の会場選びでも県内への誘致に弾みがつく効果が期待される。一方で、会場までのアクセスの悪さや宿泊施設の不足などを指摘する声も出されており、5年後の大会開催に向けて準備を急ぐ必要に迫られている。

東京五輪の自転車競技会場変更の報告を受ける静岡県伊豆市の菊地豊市長 =12月9日午後、伊豆市役所(共同通信)東京五輪の自転車競技会場変更の報告を受ける静岡県伊豆市の菊地豊市長 =12月9日午後、伊豆市役所(共同通信)

 自転車競技2種目の静岡県内開催決定を受け、川勝平太知事は同日、「世界遺産・富士山を有する“ふじのくに”静岡県において、世界最大のスポーツ大会であるオリンピックが開催されることは大変光栄だ」とするコメントを発表。伊豆市の菊地豊市長も「伊豆市民をはじめ伊豆半島や県民に大きな夢と希望を与えてくれる」と喜びを語った。

 大会会場となる伊豆ベロドロームは、「日本サイクルスポーツセンター」が所有するドーム形の室内自転車競技場。国際大会が実施可能な1周250mの木製走路を備える国内唯一の施設で、来年1月には、アジアのトップアスリートが集まる「アジア自転車競技選手権大会」が開催される。

 自転車競技の会場は当初、東京都内に仮設の施設が整備される予定だったが、建設コスト削減のため見直しの対象となり、国際大会が実施可能な伊豆ベロドロームが有力候補として浮上した。しかし、競技団体の国際自転車連合(UCI)が都心での開催にこだわったため、交渉は最後まで難航。静岡県自転車競技連盟の松村正之理事長(60)は「いろんな条件がついてやきもきしたが、最終的に決まって良かった」と安堵の表情を見せた。

 ただ大会開催までに解決すべき課題も少なくない。まず指摘されるのが、最寄りの修善寺駅から伊豆ベロドロームに続く市道の道幅が狭く、小型バスしか通れないというアクセスの悪さだ。さらに、伊豆市内は旅館が多い一方でビジネスホテルはほとんどなく、選手やスタッフの宿泊施設の確保など受け入れ態勢を検討する必要もある。

←【解説】「100億円節減」も伊豆“孤立化”の懸念 自転車競技会場になお課題

 会場決定を受け、松村理事長は「自転車競技は逆転要素が大きく、知れば知るほど奥が深い。県民の方にもベロドロームを知ってもらい、自転車競技に関心を高めてもらえれば」と話した。

産経ニュースより)

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