都心から120km、宿泊施設の確保必要「100億円節減」も伊豆“孤立化”の懸念 東京五輪の自転車競技会場になお課題

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 東京五輪の開催地をめぐり最大の懸案だった自転車の会場問題が決着した。

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IOC理事会のテレビ会議に参加後、取材に応じる大会組織委の武藤敏郎事務総長 =12月9日午後、東京・虎ノ門(共同通信)IOC理事会のテレビ会議に参加後、取材に応じる大会組織委の武藤敏郎事務総長 =12月9日午後、東京・虎ノ門(共同通信)

 「時間がかかったのは確かだが、最終的に(UCIに)納得いただいた。われわれとしては会場の見直しがひと区切りついたと考えている」。組織委の武藤事務総長は安堵の表情を見せた。

 コスト削減を目指す組織委と、集客面などから都心開催にこだわったUCI。綱引きは長引いたが、若者に人気のあるBMXを当初計画通り都心で実施することで折り合った。

 結果的に「約100億円の経費節減となる」と武藤事務総長。IOCのバッハ会長も組織委の取り組みを高く評価したという。

 もっとも、「約100億円」は額面通りに受け取れない部分もある。都心から約120km離れた伊豆市開催で、選手の宿泊施設を近隣に確保する必要が生じた。会場に決まった既存施設・コースの改修費用も、確たる数字は出ていない。

 何より、集客面の不安は依然残る。大会の広域化が「オールジャパン」の機運を高めるのは事実だが、組織委には伊豆の“孤立化”を防ぐ努力も求められる。(産経新聞運動部 森本利優)

産経ニュースより)

→静岡県知事「光栄」 狭い道路、宿泊などに対応急務

東京オリンピックのトラック競技会場に決まった伊豆ベロドローム =2015年4月、静岡県伊豆市(共同通信)東京オリンピックのトラック競技会場に決まった伊豆ベロドローム =2015年4月、静岡県伊豆市(共同通信)
静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで開かれた2014年の全日本マウンテンバイク選手権。このフィールドでオリンピックが開かれる =2014年7月20日 Photo: Akihiro NAKAO静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで開かれた2014年の全日本マウンテンバイク選手権。このフィールドでオリンピックが開かれる =2014年7月20日 Photo: Akihiro NAKAO

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