バイクインプレッション2015「MERIDA SCULTURA 6000」 上位モデル譲りのハイクオリティな優等生バイク

  • 一覧

 メリダは1988年から自社ブランドのバイクを出荷し、世界的なネットワークを持つ総合バイクブランド。ロード、MTB共に輝かしい成績を収める、最先端の優れたバイクを先頭に、その技術を活かしたミッドレンジ、エントリーモデルを多彩に展開している。今回試乗したのは、走行性能と快適性の両立するスクルトゥーラの最新版から、セカンドグレードに当たるフレームを採用した「SCULTURA 6000」。契約チーム仕様のマシンのようなまとまりのある存在感も魅力の一つだ。

MERIDA SCULTURA 6000(メリダ スクルトゥーラ 6000) Photo: Masami SATOUMERIDA SCULTURA 6000(メリダ スクルトゥーラ 6000) Photo: Masami SATOU

MERIDA SCULTURA 6000(メリダ スクルトゥーラ 6000)
価格:349,000円(完成車、税抜)
サイズ:44、47、50、52、54
カラー:シルクUD/グリーン(ホワイト)
問い合わせ先:ミヤタサイクル http://www.merida.jp/

スペック

フレーム:Scultura CF4 lite MC
フォーク:Scultura Mid Superlite
変速機:シマノ・アルテグラ(F)&(R)
ギヤ:FSA・ゴッサマプロ 50×34T、シマノ・CS-5800 11-28T(11s)
ホイール:フルクラム・レーシング7
重量:7.7kg(完成車)

フォークは上位グレードと同様の、軽量なフルカーボンフォークをセットする Photo: Masami SATOUフォークは上位グレードと同様の、軽量なフルカーボンフォークをセットする Photo: Masami SATOU
特殊なバイオフラックスファイバーの採用とカーボンの積層の見直しで、より優れた振動吸収性を実現した。リヤブレーキはBB裏に付くダイレクトマウント式を採用する Photo: Masami SATOU特殊なバイオフラックスファイバーの採用とカーボンの積層の見直しで、より優れた振動吸収性を実現した。リヤブレーキはBB裏に付くダイレクトマウント式を採用する Photo: Masami SATOU
ダウンチューブ、シートチューブ、シートステーの風洞実験でのデータのもと、最適化されたチューブ形状「NACA FASTBACK形状」を採用 Photo: Masami SATOUダウンチューブ、シートチューブ、シートステーの風洞実験でのデータのもと、最適化されたチューブ形状「NACA FASTBACK形状」を採用 Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 2016年モデルの新しいスクルトゥーラは、フレームの形状を見直すことでエアロロードに迫るほどの空力性能を備えたとのこと。メリダはブラックに少しの差し色が入ったシンプルなカラーリングのバイクが多いけど、「SCULTURA 6000」のグリーンはコーポレートカラーに由来している。

松尾 サドルやホイールもグリーンの差し色が効いていましたね。

米山 うん。契約チームと同じブランドのパーツを装備しつつ、カラーコーディネートも施している。フレームは超軽量Scultura CF5 superlite MCフレームに次ぐ、Scultura CF4 liteMCフレームを採用。最上位モデル譲りの高いクオリティを楽しめるマシンだ。

松尾 フレームの性能の良さが感じられるバイクでしたね。CF4のグレードの剛性感やハリが感じられる乗り味で、素性の良さがよくわかります。奥行きがある剛性感で、軽いペダリングでも、トルクをかけてもスッと前に進むし、前後バランスもよく、クセがありませんでした。

米山 良くも悪くも個性を主張するバイクではないので、誰にでも扱えると思う。全方位的に隙のない優等生バイクという印象だよ。

松尾 そうですね。重心が低めで、車体を振りやすいですし、振動吸収性はリヤブレーキを搭載しないシートステーで逃しているで悪くないです。加速では踏み込むとフレームの弾力と反発を感じることができました。

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 カラーはマッチしているものの、ホイールだけは練習用グレードが付いているので、本来のフレームの性能を最大限発揮させるなら、好みに応じて別のホイールを用意することになるだろうね。

松尾 ええ。上りではフレームが良い分、やはりホイールが足を引っ張って感じられたのでレースに出場する前提ならば、グレードアップさせていきたいですね。それでも下りはイタリアンバイクのようにフロントが安定していて、ちょっと曲がりづらいとも感じますが安定感はありました。

米山 フレームのグレードから考えて、アルテグラ組みでこの価格は良いよね。

松尾 かなりコストパフォーマンスが良いと思います。ただ、ブレーキアーチの剛性が気になったり、サドルやステム、ハンドルなどは高いグレードではないので、乗り込んでいくうちにグレードアップさせていきたいとは思います。レースに出場する前提で、自分仕様にカスタマイズしていくなら最適ではないでしょうか。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

紹介ブランドのショップナビ店舗

この記事のタグ

30~50万円のロードバイクメリダ(MERIDA)のロードバイク

2016年モデル 30~50万円 カーボン バイクインプレッション メリダ ロードバイク

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

サイクリストTV

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載

連載