バイクインプレッション2015「CANYON ULTIMATE CF SL 9.0 AERO」 トップモデルの設計を受け継ぐ完成度の高いミッドレンジ

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 人気と実力を兼ね備え、メジャーブランドに仲間入りしたドイツのバイクメーカー、キャニオン。公式サイトからの直接販売という独自の販売形態をとるが、日本語対応のサイトや日本でのカスタマーサポートができ、国内からも購入しやすくなった。トッププロレーサーのフィードバックを最大限に生かした高性能なフレームが揃うなか、今回試乗したのは、汎用性の高い万能型のアルティメットシリーズのミッドレンジ「ULTIMATE CF SL 9.0 AERO」だ。

CANYON ULTIMATE CF SL 9.0 AERO(キャニオン アルティメット CF SL 9.0 エアロ) Photo: Masami SATOUCANYON ULTIMATE CF SL 9.0 AERO(キャニオン アルティメット CF SL 9.0 エアロ) Photo: Masami SATOU

CANYON ULTIMATE CF SL 9.0 AERO(キャニオン アルティメット CF SL 9.0 エアロ)
価格:343,000円(完成車、税抜)※別途日本への配送、梱包費用あり
サイズ:XS、S、M、L、XL、2XL、3XL
カラー:ステル/レッド、ステルス/ホワイト
問い合わせ先:キャニオンジャパン https://www.canyon.com/ja/

スペック

フレーム:CANYON ULTIMATE CF SL
フォーク:CANYON ONE ONE FOUR SLX
変速機:シマノ・アルテグラ(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 52×36T、 11-28T(11s)
ホイール:マヴィック・コスミックプロカーボン エグザリット
重量:7.1kg(Mサイズ完成車実測値)

295gと軽量なフルカーボンフォーク「CANYON ONE ONE FOUR SLX」 Photo: Masami SATOU295gと軽量なフルカーボンフォーク「CANYON ONE ONE FOUR SLX」 Photo: Masami SATOU
長時間にわたるパフォーマンスと快適性を両立するスポーツプロジオメトリーを採用。ダウンチューブ裏に差し色の赤でブランドロゴが入る洗練されたペイントも魅力だ Photo: Masami SATOU長時間にわたるパフォーマンスと快適性を両立するスポーツプロジオメトリーを採用。ダウンチューブ裏に差し色の赤でブランドロゴが入る洗練されたペイントも魅力だ Photo: Masami SATOU
フレームを軽量かつ高剛性に仕上げられるプレスフィットBBを採用。カタログ値で940g(Mサイズ)と、ハイエンドバイクにも負けない最軽量クラスだ Photo: Masami SATOUフレームを軽量かつ高剛性に仕上げられるプレスフィットBBを採用。カタログ値で940g(Mサイズ)と、ハイエンドバイクにも負けない最軽量クラスだ Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 キャニオンのバイクに乗る人は増えたよね。「ULTIMATE CF SL 9.0 AERO」も欲しくなる要素の多い1台でしょう。

松尾 高いコストパフォーマンスと、上級グレードに迫るていねいな仕上げが魅力のバイクでした。どうしてもキャニオンで目が行きがちな価格は、コンポーネントにアルテグラ、ホイールにコスミックカーボンを装備して34万円台とはかなりお買い得ですね。箱代や送料などが別途かかることを考えてもコストパフォーマンスは高いです。

米山 うん。ULTIMATE CF SLフレームの外観は、かつての上位グレード、モデルチェンジ前の旧ULTIMATE CF SLXを踏襲している。独特のヘッド機構などもそのままだ。かつてのトップモデルの設計を直に受け継ぐだけに、素性はとても良い。

松尾 各所に旧型からそのまま受け継いだ規格が見受けられますが、ノーマルタイプのシートクランプはビギナーには取り扱いやすいですね。肝心の乗り味ですが、キャニオン独特のホイールの高い接地感がもたらす安定性を継承し、誰にでもコントロールできる扱いやすいバイクでした。角が立った剛性感や鋭さはありませんでしたが、装備されているコスミックカーボンとの相性は良く、巡航性能は優秀です。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 踏み味が軽く乗り心地もよく、剛性は適度なところに調整してあるのか、硬すぎることもなく扱いやすかったね。ハンドリングもクセがなくフラット。

松尾 “誰にでも扱える剛性感”という感じですね。加速も、弾性が高くないカーボンを使っていると思うのですが、パリッと感は低めです。発進加速はライダーの脚力次第ですが、高いワットを出してしまうともさっとして感じるかも。

米山 より高い性能を求めるなら上位グレードがあるからね。とはいえ、パーツも価格の範囲で全体に良いものが付いているので、購入したそのままの状態で完成度の高いバイクになっていると思う。

松尾 ええ。バイクを振るとSLXには及びませんが、軽やかにダンシングすることができました。価格帯から考えれば、上り性能も悪くないです。見た目にも、上位モデルのSLXと変わらぬマット仕上げで、安っぽさはありません。長く乗れるバイクだと思います。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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