10人が約200kmの道のりを走破1300年前の“人力”を自転車で再現 福井から奈良・薬師寺へ赤米届ける

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 1300年前に赤米が越前から奈良・平城京に人力で届けられた様子を再現しようと、福井県越前市南中山地区の住民らが11月20日、自転車で奈良市までの約200kmの道のりを走破。自分たちで育てた赤米を運び、薬師寺に奉納した。

薬師寺に赤米を届けた福井県越前市の住民ら。写真右奥には自転車チームの姿も =奈良市薬師寺に赤米を届けた福井県越前市の住民ら。写真右奥には自転車チームの姿も =奈良市

 同地区の赤米については、平城京の長屋王邸跡から和銅8(715)年に「赤米一石」を届けたことを示す荷札木簡が出土しており、越前市立南中山小学校の5年生らが毎年、越前和紙を通じた縁などもある薬師寺に奉納。今年はちょうど1300年となるため、「赤米おくり1300年」プロジェクトとして大々的に取り組むことになった。

 自転車チームは10人が19日早朝、赤米3kgずつを持ち地元を出発。夜は滋賀県内に泊まり、この日薬師寺に到着した。さらに、南中山小学校の5年生30人と住民らも赤米60kgとともにバスで同寺を訪れた。

 赤米は伽藍(がらん)で輿(こし)に載せられて金堂内へ運ばれると、本尊・薬師如来坐像の前へ。子供たちが奉納について説明した後、僧侶らによって法要が営まれた。

 実行委員長の藤本正晃さんは「まるで1300年前にさかのぼったような気持ち。めったにないようなことが体験できました」と笑顔で話していた。

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