バイクインプレッション2015「MERIDA REACTO DA LTD」 軽快で伸びていく速さを感じられる、上れるエアロロード

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 台湾のMERIDA(メリダ)は1972年に創設。自社ブランドの出荷をはじめたのは1988年だ。世界の舞台で活躍する勝利のためのバイクを、培われた技術を惜しみなく投入して制作し続けている。今回試乗したのは、プロロードレースチーム「Team LAMPRE-MERIDA」の要望によって開発されたエアロロード、「REACTO」(リアクト)だ。TTバイクに迫る空力性能を持ちつつ、レースバイクとして上りもこなせるハイレベルな1台となっている。

MERIDA REACTO DA LTD(メリダ リアクト DA LTD) Photo: Masami SATOUMERIDA REACTO DA LTD(メリダ リアクト DA LTD) Photo: Masami SATOU

MERIDA REACTO DA LTD(メリダ リアクト DA LTD)
価格:539,000円(完成車、税抜)
サイズ:47、50、52、54cm
カラー:マットブラック/シャイニーグレー
問い合わせ先:ミヤタサイクル http://www.merida.jp/

スペック

フレーム:Reacto CF3
フォーク:Reacto Carbon pro-direct
変速機:シマノ・デュラエース(F)&(R)
ギヤ:Rotor 3D30 noQ 52×36T、CS-5800 11-28T(11s)
ホイール:VISION・TRIMAX CARBON 35
重量:7.70kg(520サイズ完成車)

直線的でボリュームもあるリアクトのリヤビュー。リヤブレーキはチェーンステー下に取り付けるオリジナルのダイレクトマウントブレーキを採用 Photo: Masami SATOU直線的でボリュームもあるリアクトのリヤビュー。リヤブレーキはチェーンステー下に取り付けるオリジナルのダイレクトマウントブレーキを採用 Photo: Masami SATOU
ブラックとホワイトのシンプルなカラーを印象的に仕上げたフレーム。見えない内部の処理にも徹底管理をし、軽量性と剛性、また信頼性も向上している Photo: Masami SATOUブラックとホワイトのシンプルなカラーを印象的に仕上げたフレーム。見えない内部の処理にも徹底管理をし、軽量性と剛性、また信頼性も向上している Photo: Masami SATOU
快適性を飛躍的に向上させるS-Flexシートポストを採用。内蔵されたエラストマーが振動を軽減する Photo: Masami SATOU快適性を飛躍的に向上させるS-Flexシートポストを採用。内蔵されたエラストマーが振動を軽減する Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 最近試乗したバイクの中でも随一の、速いバイクでした。強い伸びと軽快な走りが可能なので、レースに適していますね。

米山 うん。「速く走るんだ」というメッセージを強く感じるバイクだった。走行ラインが切れ味よく決まる感覚があり、小気味よく加速する。エアロタイプなので高速巡航も良かった。

松尾 ええ。若干しっとりとしてながら伸び感が強く、出力が上がってもヨレることはないです。偏りがなく、きびきびとも動けるし、安定もしています。上位グレードの方がパリッとした乗り味があったと思いますが、リアクトの特徴的な踏み込んだ際の伸びの強さは色褪せておらず、魅力的でした。

米山 ただ、乗り心地に関してはボチボチ。エラストマー内蔵のシートポストは採用されていたけれど、快適性についてはエアロロードらしいといえばそういうレベル。

松尾 シートポストは穴が開いている独自性の強いものでしたね。効いていたと思いますよ。あと気になったのはブレーキですね。

米山 このブレーキ本体は、あまり良い印象ではなかったな。

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 下りではもう少しブレーキが効いてくれると安心でしたね。ダイレクトマウントブレーキでしたが、握り込んだ際のたわみが気になったのでシマノ製に取り替えたいところです。とはいえ、全体としては、やはりエアロが前面に打ち出され、それ以外のジオメトリーなどの設計も優秀で、乗り手に“速い”と感じさせるのは重要だと思います。

米山 うん。上りもパワー・スピード系のライダーなら、中程度の勾配までは逆に心地よく上れると思った。

松尾 エアロフレームには珍しく、軽快さが強かったです。軽やかにダンシングができたのが印象的。縦剛性の高さはあるのですが、足を疲れされるような過度なものではないので、長い時間踏めると思います。

米山 メリダはエアロタイプのリアクトと軽量タイプのスクルトゥーラがあるけれど、使い分けがあいまいなシーンの場合、自分ならリアクトを選ぶと思う。

松尾 なるほど。それに速さを感じられ乗っていて楽しいバイクなので、レーサーだけでなくても満足して乗れるでしょうね。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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