観光関係者を招致台湾から「ビワイチ」に来て 滋賀県が自転車愛好家へ、琵琶湖一周ツアーをPR

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 琵琶湖一周を、台湾に売り込め-。滋賀県は、サイクリング愛好家が100万人以上に上るとされる自転車大国・台湾に向けて、琵琶湖を自転車で一巡するツアー「ビワイチ」のPRに乗り出した。台湾で淡水湖を回ることがブームになっていることにあやかり、「それなら日本最大の淡水湖でも」と台湾の観光関係者を招致。今後、現地の旅行代理店にも売り込みをかけ、観光客の増加につなげたい考えだ。

映画でブーム過熱

琵琶湖を自転車で一巡する「ビワイチ」を楽しむ中華大学観光学院の張馨文教授(ジャパンコンシェルジュ提供)琵琶湖を自転車で一巡する「ビワイチ」を楽しむ中華大学観光学院の張馨文教授(ジャパンコンシェルジュ提供)

 台湾には世界最大級の自転車メーカー「ジャイアント」をはじめ多くの関連企業があり、もともとサイクリングが盛ん。元台湾観光局局長で中華大学観光学院の蘇成田(スー・チャンテン)学院長(69)によると、自転車で台湾を巡る映画「練習曲」が2007年に公開され、さらにブームが過熱した。

 コースとして人気なのが台湾最大の淡水湖「日月潭(にちげつたん)」の1周。湖を取り囲む美しい自然と、30キロ超の道のりを走り終えたときの達成感が愛好家をひきつけている。

 「ならば、ビワイチも受けるはず」と滋賀県は10月末に蘇学院長らを招待し、琵琶湖畔でのサイクリングを体験してもらった。

 蘇学院長らは琵琶湖大橋(大津市、守山市)から高島市の白髭神社までの琵琶湖半周(約120キロ)に挑戦。田んぼや山々など変化に富んだ景色に「台湾でも絶対ポピュラーになる。ぜひPRしてほしい」(蘇学院長)とお墨付きをもらったという。

 同行した同学院の張馨文(チャン・シンウェン)教授(48)も「景色はきれいだし、道も走りやすい。世界有数のサイクリングロードだ」と評価。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でビワイチを発信し、来春には学生らを連れて再び滋賀を訪れる意向も示した

47カ所にサイクルステーション

ビワイチのモデルコースビワイチのモデルコース

 ビワイチとは、もともと国内の自転車愛好家が使い始めた言葉。1周約200キロを上級者は1日で走破するが、2日以上かけるのが一般的だ。コース全体の起伏も比較的緩やかで、初心者や子供でも楽しむことができる特徴がある。

 県などでつくる滋賀プラス・サイクル推進協議会は10月、トイレ休憩や給水などのサービスが受けられる「ビワイチサイクルステーション」を湖岸の47カ所に開設。シャワー利用や宿泊施設への手荷物配送などもあり、ビワイチ挑戦者をサポートする態勢も整えた。

 観光庁の宿泊旅行統計調査によると、同県内の外国人延べ宿泊者数(平成26年)は前年比75%増と、伸び率で全国2位。京都、大阪に近い観光スポットとして注目を集めており、県観光交流局は「台湾からの観光客は大きな可能性を秘めている」と期待をかける。

産経ニュースWESTより)

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