2位の大久保陣とワン・ツーフィニッシュ青柳憲輝がJプロツアー最終戦の大分クリテリウムで優勝 宇都宮ブリッツェンが集団を支配
国内ロードレースのシリーズ戦、Jプロツアーの第24戦「JBCFおおいた いこいの道クリテリウム」が11月1日、大分市のJR大分駅前で開催され、大集団のゴールスプリントを制した青柳憲輝(宇都宮ブリッツェン)がJプロツアー初優勝を挙げた。2位には同じブリッツェンの大久保陣が入り、ワン・ツーフィニッシュとなった。(JBCF 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)

3日間で行われた「OITAサイクルフェス!!!2015」の最終日、またJプロツアー全24戦の最終戦となるこのレースは、大分市の中心市街地で華やかに行なわれた。コースはJR大分駅南側の公園を周回する1周1.1km。同時開催の「おおいたマルシェ」や「おおいたワールドフェスタ2015」などのイベントも手伝い、多くの観客が自転車レースを楽しんだ。
JプロツアーのP1クラスタは予選2組を勝ち抜いた計70人が決勝に進出。オープン参加で大分県出身の黒枝士揮(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)と黒枝咲哉(鹿屋体育大)らも出走した。


レースは7人が決勝に駒を進めた宇都宮ブリッツェンが、序盤から集団の先頭を固め、高速で牽引してアタックを許さない走りをみせた。途中、これに対抗して、マトリックスパワータグとチームUKYOが先頭に出るものの、ふたたびブリッツェンが先頭を奪い返し終盤へ向かう。


最終周回に土井雪広(チームUKYO)が同チームの窪木一茂を連れて先頭に出るが、最終ターンで宇都宮ブリッツェンが抜き返し、大久保の後方から青柳が抜け出し優勝。大久保も2位となり、最初から最後まで宇都宮ブリッツェンがチーム力と個人の力を見せつけるレースになった。3位には窪木が入った。
3月に開幕したJプロツアー全24戦が終了し、個人総合優勝は畑中勇介(チームUKYO)、個人総合U23優勝は新城雄大(那須ブラーゼン)、チーム総合優勝はチームUKYOに決まった。


P1クラスタ結果(33.0km)
1 青柳憲輝(宇都宮ブリッツェン)40分07秒
2 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)
3 窪木一茂(チームUKYO)
4 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
5 ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
6 ベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)
Jプロツアー個人総合優勝(ルビーレッドジャージ)
畑中勇介(チームUKYO)
チーム総合優勝
新城雄大(那須ブラーゼン)
個人総合U23優勝(ピュアホワイトジャージ)
チームUKYO