日本から與那嶺恵理、森本誠らが出場標高3275m、最大斜度27%に挑戦 「台湾KOMチャレンジ」10月30日開催

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
  • 一覧

 台湾・花蓮市で10月30日、台湾北東部に位置する太魯閣(タロコ)国立公園を舞台に「台湾KOMチャレンジ2015」が開催される。32カ国から420人のライダーが参加する国際的なヒルクライムレースで、日本からも著名なクライマーが集い、標高3275mの合歓山のゴールを目指す。

大会前に台湾のサイクリストを交えたトレーニングが行われ、オマール・フライレ(左から2番目)と参加者らが脚の調子を確かめた Photo: Taiwan Cyclist Federation大会前に台湾のサイクリストを交えたトレーニングが行われ、オマール・フライレ(左から2番目)と参加者らが脚の調子を確かめた Photo: Taiwan Cyclist Federation

渓谷地帯の美しい風景が魅力

 今年で4回目の開催となる台湾KOMチャレンジは、全長105km、獲得標高は3625mとスケールが大きいイベント。コース終盤には27%を超える“激坂”が登場し、低酸素域でもがくライダーをさらに苦しめる。昨年の大会では完走率が50%を下回った厳しいレースだ。

「台湾KOMチャレンジ」のコース。美しい渓谷を駆け抜ける Photo: Taiwan Cyclist Federation「台湾KOMチャレンジ」のコース。美しい渓谷を駆け抜ける Photo: Taiwan Cyclist Federation

 瑠璃色の海を眺めながら海岸線を18kmほど走行し、国立公園に入る手前でアクチュアルスタート(レースの正式スタート)が切られる。「正式スタート後に走る渓谷地帯の美しい風景は、大会のアピールポイントの一つです」と話すのは大会マネージャーを務めるリー・ロジャースさん。「とてもハードなレースですが、ゴール地点で広がる景色をぜひ楽しんでほしい」と語った。

ブエルタ山岳賞フライレも参戦

 日本からは、2013年大会で女子クラス優勝した與那嶺恵理(サクソバンクFX証券・YONEX)が2年ぶり2度目の参加。また、「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2015」を制した森本誠(イナーメ信濃山形)や、Jプロツアーで活躍する才田直人(レモネードベルマーレレーシングチーム)らヒルクライマーが国際レースで脚を試す。

與那嶺恵理はリラックスしてレースに臨みたいという Photo:Shusaku MATSUO與那嶺恵理はリラックスしてレースに臨みたいという Photo:Shusaku MATSUO
「明日のレースが楽しみ」と話したオマール・フライレ(スペイン、カハルラル・セグロス RGA) Photo:Shusaku MATSUO「明日のレースが楽しみ」と話したオマール・フライレ(スペイン、カハルラル・セグロス RGA) Photo:Shusaku MATSUO

 注目を集めるのは、今年のブエルタ・ア・エスパーニャで山岳賞ジャージを獲得したオマール・フライレ(スペイン、カハルラル・セグロス RGA)だ。

台湾でもよく知られ、ファンに囲まれるオマール・フライレ Photo:Shusaku MATSUO台湾でもよく知られ、ファンに囲まれるオマール・フライレ Photo:Shusaku MATSUO

 フライレはCyclistの取材に対し「コンディションはシーズンが終わった後なので最高ではないが、チャレンジングで美しいコースを走るのを楽しみにしている」とコメント。優勝賞金が100万台湾ドル(約370万円)だと伝えると、「賞金のことは知らなかった。これからトレーニングに行ってくるよ!」と目の色を輝かせながらおどけてみせた。

日本のサイクリストを歓迎

「将来はUCI(国際自転車競技連合)公認レースにしたい」と展望を語る謝謂君・台湾交通部観光局長 Photo: Taiwan Cyclist Federation「将来はUCI(国際自転車競技連合)公認レースにしたい」と展望を語る謝謂君・台湾交通部観光局長 Photo: Taiwan Cyclist Federation

 台湾の観光局が大会スポンサーに加わっており、今後も国内外から多くの参加者を募っていきたいとしている。台湾サイクリスト協会(中華民国自行車騎士協会)のベルリンさんは、「日本と台湾は地理的にも近く、とても親しい国です。ぜひお互いの国を行き来してイベントに参加していけるような環境を作っていきたい」と日本のサイクリストを歓迎する考えを示した。

「台湾KOMチャレンジ」2014年大会の様子。序盤は平地、中盤は斜度3%ほどの緩い上りが続き、集団によるハイスピードなレースが展開される Photo: Taiwan Cyclist Federation「台湾KOMチャレンジ」2014年大会の様子。序盤は平地、中盤は斜度3%ほどの緩い上りが続き、集団によるハイスピードなレースが展開される Photo: Taiwan Cyclist Federation

 

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

ヒルクライム 台湾

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載