ポタガール・まさみんの観戦記観て、食べて、買い物! 楽しくて忙しかったツール・ド・フランスさいたまクリテリウム

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 10月24日、さいたま新都心には、朝からソワソワした浮足立つような空気が漂っていました。3年前まで、埼玉にはそんな様子などまるでなかったのに。今年で3回目を迎える「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」のスタートが近づくにつれ、黄色のフラッグで彩られた街がワクワクした空気に変わっていくのが感じられました。

始まるよ!「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」 Photo: Masami TATSUNO始まるよ!「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」 Photo: Masami TATSUNO

駅の改札口からはレースを見に来た人が続々と Photo: Masami TATSUNO駅の改札口からはレースを見に来た人が続々と Photo: Masami TATSUNO

 ポタガールの中で「最もレースとか興味なさそう」と評される私、まさみん。事実、その通りであり、正直なところ選手の名前とか最近のレース結果、そもそもレースのシステムとかもよくわからない…。それでもさいたまクリテリウムは、見逃さずにはいられません。それはきっと、普段自転車に乗らない人も、今までにレースを見たことがない人も同じでしょう。さいたまクリテリウムは、みんなのお祭りなのです!

こんなにも熱い「じてんしゃ王国」

来てくれた方には特性のステッカーをプレゼントして、2016年2月14日に行われるサイクルエキスポなど埼玉の自転車情報も発信してきました Photo: Masami TATSUNO来てくれた方には特性のステッカーをプレゼントして、2016年2月14日に行われるサイクルエキスポなど埼玉の自転車情報も発信してきました Photo: Masami TATSUNO

 「まさみん、埼玉はすごいね!こんなにも自転車に熱い街だったなんて」

 なじみのお店が出店していたので遊びに行ったら、スタッフの方が驚いた顔で話してくれました。朝からこんなに自転車が好きな人が集まるとは、想像以上だったそう。ふふふ。埼玉が「じてんしゃ王国」っていうのはウソじゃないって、わかってくれたかな?

 10時予定のオープンを少し前倒しして始まったサイクルフェスタ。自転車ファンのみならず、家族連れや、これから自転車を始めたいと思っている人がたくさん詰めかけました。

サイクルフェスタの会場では公式グッズも販売されていましたよ Photo: Masami TATSUNOサイクルフェスタの会場では公式グッズも販売されていましたよ Photo: Masami TATSUNO
どのブースもたくさんの人でにぎわっていました。今年は会場が広くて、とても歩きやすかったです Photo: Masami TATSUNOどのブースもたくさんの人でにぎわっていました。今年は会場が広くて、とても歩きやすかったです Photo: Masami TATSUNO

 「おつかれさま、遊びに来たよ」と声をかけてくれたのは、職場の同僚。昨年のさいたまクリテリウムに遊びに来てくれたときは、ご主人に強引に連れてこられたと話していたのに、いつのまにか自転車を購入していたようです。彼女は今年、私とゆっくり話すこともなく、手を振りながら駆け足で会場に入っていってしまいました(笑)

サイクルフェスタにはかわいいお買い得アイテムがいっぱい!東京から遊びに来ていたアキコさん(左)とアヤコさんは色違いのウエアをゲット Photo: Masami TATSUNOサイクルフェスタにはかわいいお買い得アイテムがいっぱい!東京から遊びに来ていたアキコさん(左)とアヤコさんは色違いのウエアをゲット Photo: Masami TATSUNO

 サイクルフェスタの会場で見つけたのが、東京から遊びに来ていたアキコさんとアヤコさん。自転車モチーフの付いたお揃いのリュックを背負っているのがかわいくて、思わずナンパしました。聞くと、二人とも自転車歴は半年くらいとのこと。アキコさんは「レンタサイクルで走ってすごく楽しくて、ロードバイクを買いました。最近、ミニベロも買っちゃって、もう完全にハマってしまいました」と楽しそうに話してくれました。

試乗が大人気。初めての方のためにも、丁寧に乗り方を教えてくれていました Photo: Masami TATSUNO試乗が大人気。初めての方のためにも、丁寧に乗り方を教えてくれていました Photo: Masami TATSUNO
キッズ向けの自転車体験教室。パパ&ママが見守るなか自転車デビュー! Photo: Masami TATSUNOキッズ向けの自転車体験教室。パパ&ママが見守るなか自転車デビュー! Photo: Masami TATSUNO

間近に見える選手の姿に興奮

 レース前に行われるオープニング走行は、選手も楽しみながら走るので、プロの笑顔を間近にみるチャンス。普段あまりレースを見ない私でも、毎年大会を盛り上げてくれる新城幸也選手や別府史之選手、2013年に優勝したクリストファー・フルーム選手はぜひともお目にかかりたい!

一般体験走行は事前申し込みされた方が走ることができます。小学生も歓声の中、一生懸命走る Photo: Masami TATSUNO一般体験走行は事前申し込みされた方が走ることができます。小学生も歓声の中、一生懸命走る Photo: Masami TATSUNO
ママチャリも走る!誰でも楽しめる雰囲気でいっぱいの体験走行 Photo: Masami TATSUNOママチャリも走る!誰でも楽しめる雰囲気でいっぱいの体験走行 Photo: Masami TATSUNO
一緒に観戦を楽しんだ(右から)延田さん、熊岡さん、松本さん Photo: Masami TATSUNO一緒に観戦を楽しんだ(右から)延田さん、熊岡さん、松本さん Photo: Masami TATSUNO

 人垣の隙間を見つけてなんとか前の方のスペースを確保したけれど、手を伸ばすにはあと一歩足りない…。そんな時、私の目の前で楽しんでいた女性グループから神のような声が!「こっちにおいで。タッチしてもらいなよ」と、少しスペースを空けて声をかけてくれたのです。まさかの気配りにびっくりしていると、周りにいた方も「うんうん、タッチしてもらいなよ~♪」と優しく声をかけてくれて…。なんて優しいんだ! やっぱり自転車を好きな人に、悪い人はいない。

 よく知らない選手でも、いざ目の前に近づいてくるとなんだか急に興奮してきて「きゃー!タッチしてもらえた!なんかすごい楽しい!」と思わず感動。周りの方も「うんうん、そうでしょ~?」と笑顔でした。

きゃー!選手近い!タッチできた!めっちゃテンションあがるー!! Photo: Masami TATSUNOきゃー!選手近い!タッチできた!めっちゃテンションあがるー!! Photo: Masami TATSUNO
ポタガールリーダーの絹代さんは、選手とおしゃべりしながら体験走行 Photo: Masami TATSUNOポタガールリーダーの絹代さんは、選手とおしゃべりしながら体験走行 Photo: Masami TATSUNO
レース前のパレード走行。大人気の新城選手(右)も、写真を撮るなど楽しんでいる様子が伝わります Photo: Masami TATSUNOレース前のパレード走行。大人気の新城選手(右)も、写真を撮るなど楽しんでいる様子が伝わります Photo: Masami TATSUNO

 私を仲間に入れてくれた女性グループのうち、「レースは観戦専門」という延田さんから「新城選手がこのジャージで走るのは見納めなんだよ」といったタイムリーな情報や、最近のレースの戦績など色々なことを教えてもらい、予備知識がほとんどなくてもすごく楽しめました。小学生くらいの小さな子も、目の前を駆け抜ける選手たちに「テレビで見たことある! 手を振ってくれた」とニコニコ。選手もサービス精神たっぷりで盛り上げてくれました。

もはや天国 美食が集まる「さいたまるしぇ」

 オープニング走行のあとは、私にとってのメーンイベントである食の出店エリア「さいたまるしぇinさいたまクリテリウム」へ。さいたまるしぇには「フランス市場」といって、県内のフランス料理店が出店しているコーナーがありました。ワインにチーズ、パテやソーセージなど美食が集まっていて、もはや天国。

奥はブラッスリー ドゥシェフのランチボックスとラフランスのデザート。手前はキングアンバサダーホテル熊谷のプレート。どっちもおいしい~ Photo: Masami TATSUNO奥はブラッスリー ドゥシェフのランチボックスとラフランスのデザート。手前はキングアンバサダーホテル熊谷のプレート。どっちもおいしい~ Photo: Masami TATSUNO
昨年より多くテーブルが設置され、フードの販売もスムーズだったので、ゆったり食べることができました Photo: Masami TATSUNO昨年より多くテーブルが設置され、フードの販売もスムーズだったので、ゆったり食べることができました Photo: Masami TATSUNO
みほこさんが飲んでいるのはさいたま市初のクラフトビール「氷川の杜」。幸せそう(笑) Photo: Masami TATSUNOみほこさんが飲んでいるのはさいたま市初のクラフトビール「氷川の杜」。幸せそう(笑) Photo: Masami TATSUNO
絹代さん(右)も合流して、女子会ランチ Photo: Masami TATSUNO絹代さん(右)も合流して、女子会ランチ Photo: Masami TATSUNO

 ポタガールリーダーの絹代さんが「昨年は行列ができていたから、今年もそうだと思ってあきらめていたけれど、みんなゆっくりお食事できているわね」と話したように、レースまでの時間をおいしく楽しく過ごすことができましたよ。グルメを堪能し、ほろ酔いになって、いよいよレース本番です。

 レースが始まると会場にある大画面モニターの前には人だかりが。みんな実況中継に耳を傾け、画面に夢中になっていました。応援グッズは、ツール・ド・フランスのイメージカラーにちなんで黄色いウェア、黄色いタオル、黄色いスティックバルーン。ポタガールのチズリンは「今日は本気で応援するから」と、気合いも準備も完璧にしていました。沿道で選手たちが通るのを待っていると、わあっと歓声があがり、近づいてきたことがわかります。「来るよ!」と目いっぱい背伸びしてカメラを向けたり、拍手やグッズで応援したり。みんなの緊張感が一気に盛り上がる空気が、ドキドキ感を高めます。

「今日は本気で応援するから!」と気合いも準備も万端のチズリン Photo: Masami TATSUNO「今日は本気で応援するから!」と気合いも準備も万端のチズリン Photo: Masami TATSUNO
選手が来たら、わあっと歓声が!カメラを向けたり、拍手やグッズで応援 Photo: Masami TATSUNO選手が来たら、わあっと歓声が!カメラを向けたり、拍手やグッズで応援 Photo: Masami TATSUNO

沿道で出会って一緒に観戦

 ランチ後、「もうスペースはないかも…」と諦めつつ、先ほど観戦したエリアへ行ってみると、わずかにスペースが。一緒に観ていた人たちがスペースを作ってくれていたんです。みんなホント優しい!

パブリックビューイングの前は人だかり。実況中継に耳を傾けながら画面に夢中 Photo: Masami TATSUNOパブリックビューイングの前は人だかり。実況中継に耳を傾けながら画面に夢中 Photo: Masami TATSUNO

 自転車トークで盛り上がったり、調達したお菓子をシェアしたり、写真を一緒に撮ったりと、あーだこーだ騒ぎながら楽しく観戦。おかげでレースの内容がいまいちわからないまま終わってしまったのだけれど(笑)。こうやって、一瞬で仲良くなれてしまうのも自転車という共通の関心があるから。本当に自転車に感謝です。

 今年のさいたまクリテリウムがこんなに楽しめたのは、いろんな人に出会えたから。たまたま居合わせた人と一緒に観戦して、来年も一緒に観戦しようと話したり、昨年は自転車に乗っていなかった同僚が自転車女子として来ていたり、昨年のさいたまクリテリウムで知り合った方やツーリングでご一緒した方と会ってお話しできたり…なんだか同窓会のように過ごせました。みなさん、また来年会いましょうね。あ、さいたま市さん! 来年もぜひ開催をお願いしますね!

龍野雅美龍野雅美(たつの・まさみ)

1984年生まれ、埼玉県在住。平日はふつうの働き女子(アラサー女子)、休日は自転車、ときどきライター。2010年に初参加した四国一周サイクリングイベント「コグウェイ四国」がきっかけで自転車旅に夢中に。以来、日本各地へ自転車とともにでかけ、そろそろ海外での自転車旅も…と夢見ている。自転車の楽しみ方と埼玉の魅力を発信する「ポタガール」としても活動し、ポタガールらが登場するウェブサイト「ポタ日和」で情報発信をしている。ワールドサイクルブログ「ポタガール まさみんです!」でも執筆中。

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