「さいたまクリテリウム」関連レース細谷夢菜が女子TTトップ ポイントレースはヴュイエルモーズが制覇

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 さいたま市で10月24日午後、「J:COM presents 2015ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」のレースが開幕した。まずは個人タイムトライアルとポイントレースが行われ、個人タイムトライアル(TT)女子は細谷夢菜(浦和工業高校)、男子エリートは中根英登(愛三工業レーシングチーム)、ポイントレースではアレクシー・ ヴュイエルモーズ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル)が優勝した。

ポイントレースをスタートした選手たち  Photo: Naoi HIRASAWAポイントレースをスタートした選手たち  Photo: Naoi HIRASAWA

男子エリートは日本勢が上位独占

 個人タイムトライアルは1周3.1kmのコースを、出場27選手が1分ごとに時差スタートし、1周のタイムを競った。クリテリウムに出場する各チームから1人ずつが出場したほか、国内女子選手、パラサイクリングの選手も参戦した。

女子TTでトップタイムをマークした細谷夢菜 Photo: Naoi HIRASAWA女子TTでトップタイムをマークした細谷夢菜 Photo: Naoi HIRASAWA

 女子は高校3年生の高橋智香(桜丘高校)からスタート。2番目に出走した地元さいたま市の細谷夢菜(浦和工業高校)が4分23秒61の好タイムを記録した。今年の全日本女子個人タイムトライアル女王の與那嶺恵理(サクソバンクFX証券・ヨネックス)も出走したが、笑顔で走りながらゴールしタイムは4分29秒07。地元の細谷が女子トップタイムとなった。

タイムトライアルの全日本女王、與那嶺恵理も快走した Photo: Naoi HIRASAWAタイムトライアルの全日本女王、與那嶺恵理も快走した Photo: Naoi HIRASAWA
パラサイクリングの藤井美穂。片足でペダルをこぐ Photo: Naoi HIRASAWAパラサイクリングの藤井美穂。片足でペダルをこぐ Photo: Naoi HIRASAWA

 パラサイクリングからは、国内外トップクラスの6選手が出走。片脚、あるいは義足でペダルを漕いだり、また2人乗りのタンデム自転車、手で漕ぐハンドサイクリングなど、さまざまな自転車がコースを走った。

 男子エリートでは1番目にスタートした小野寺玲(那須ブラーゼン)が、いきなり4分2秒16の好タイムをマークした。小野寺は1週間前のジャパンカップクリテリウムでも7位に入っており好調。これを上回る4分2秒16のタイムを記録したのが、5番目スタートの鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)。僅差ながら、この時点でトップに立った。

 シモン・ゲシュケ(ドイツ、チーム ジャイアント・アルペシン)やホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ)といった有力選手が4分10秒台のタイムに終わるなか、新たにトップタイムを更新したのはまた日本人選手。中根が初めて4分を切る3分59秒07を記録した。

中根英登 Photo: Naoi HIRASAWA中根英登 Photo: Naoi HIRASAWA

 このあと窪木一茂(チームUKYO)、別府史之(トレックファクトリーレーシング)、西薗良太(ブリヂストンアンカー サイクリングチーム)、新城幸也(チーム ヨーロッパカー)らが走るも、中根のタイムを上回れない。今年の個人タイムトライアル日本チャンピオンの中村龍太郎(スペシャルチームジャパン for さいたま/イナーメ信濃山形)が4分9秒89、そして最終走者のクリストファー・フルーム(チーム スカイ)が4分11秒71に終わり、この瞬間に中根の優勝が決まった。

中村龍太郎 Photo: Naoi HIRASAWA中村龍太郎 Photo: Naoi HIRASAWA
クリストファー・フルーム Photo: Naoi HIRASAWAクリストファー・フルーム Photo: Naoi HIRASAWA

女子個人タイムトライアル結果
1 細谷夢菜(浦和工業高校) 4分23秒61
2 金子広美(イナーメ信濃山形) +4秒
3 與那嶺恵理(サクソバンクFX証券・ヨネックス) +6秒

パラサイクリング個人タイムトライアル結果
1 藤田征樹 4分20秒57
2 石井雅史 +4秒
3 オウン・クリフォード +4秒

男子タイムトライアル結果
1 中根英登(愛三工業レーシングチーム) 3分59秒07
2 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) +3秒
3 小野寺玲(那須ブラーゼン) +3秒
4 窪木一茂(チームUKYO) +6秒
5 近谷涼(マトリックスパワータグ) +6秒
6 中村龍太郎(スペシャルチームジャパン) +10秒

ポイントレースは逃げたヴュイエルモーズが優勝

 8周回のポイントレースは、偶数周回のフィニッシュ地点で上位5人に5〜1ポイントが与えられ、最終の着順ではなくポイントの合計を競った。クリテリウム出場選手のうち、個人タイムトライアルに出場しなかった42選手が出走した。

ポイントレースを疾走する選手たち Photo: Naoi HIRASAWAポイントレースを疾走する選手たち Photo: Naoi HIRASAWA

 ゆっくりパレードするように1周目を終えたあと、2周目のポイント周回のスプリントで先頭を取ったのは、マルコ・ハラー(オーストリア、チーム カチューシャ)だ。2番手はヴュイエルモーズ、3番手はマルコ・コレダーン(イタリア、トレック ファクトリーレーシング)と続いた。

 ポイント争いの勢いそのままに、3周目にヴュイエルモーズとイヴ・ランパールト(ベルギー、エティックス・クイックステップ)が抜け出し、そのままメーン集団に差を付けて逃げ始めた。2人は4周目、6周目のポイント周回まで逃げ続け、いずれもヴュイエルモーズが先頭通過。ヴュイエルモーズは1回目の2位通過と合わせ、この時点でポイントレース優勝を決めた。

ポイントレースで優勝を決めた Photo: Naoi HIRASAWAアレクシー・ ヴュイエルモーズ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル)ポイントレースで優勝を決めた Photo: Naoi HIRASAWAアレクシー・ ヴュイエルモーズ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル)

 ヴュイエルモーズが集団へと下がる一方、2位が懸かるランパルトは単独で逃げ続けて最終周回へと入るが、残り1kmを前に集団へと吸収。最終ゴールのポイントはハラーとコレダーンが争い、先着したハラーが2位、コレダーンが3位となった。

ポイントレース結果
1 アレクシー・ ヴュイエルモーズ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル) 17pts
2 マルコ・ハラー(オーストリア、チーム カチューシャ) 11pts
3 マルコ・コレダーン(イタリア、トレック ファクトリーレーシング) 10pts
4 イヴ・ランパールト(ベルギー、エティックス・クイックステップ) 8pts
5 安原大貴(マトリックスパワータグ) 3pts
6 アンドリュー・フェン(イギリス、チーム スカイ) 2pts

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