さいたま新都心をトップライダーが駆け巡るJ SPORTSが「さいたまクリテリウム前夜祭」開催 ツール2016のコース解説も

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 「J:COM presents 2015ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の開催を翌日に控えた10月23日、さいたま新都心でJ SPORTSによる直前イベント「我らワールドのツール・ド・フランス観戦塾~さいたまクリテリウム2015直前スペシャル~」が開かれ、J SPORTSオンデマンドで限定配信された。イベントには抽選に当選したファン約200人が招かれ、10月20日に発表されたばかりのツール・ド・フランス2016のコースや見どころを紹介。大会主催のA.S.O.のプレゼンターとして、ツール総合優勝5回を誇るベルナール・イノー氏のほか、別府史之(トレック ファクトリーレーシング)、新城幸也(チーム ヨーロッパカー)らが出席した。

映画館で行われた「我らワールドのツール・ド・フランス観戦塾」さいたまクリテリウム2015直前スペシャル映画館で行われた「我らワールドのツール・ド・フランス観戦塾」さいたまクリテリウム2015直前スペシャル

ツール2016に新城「ワクワク」、別府「出場狙う」

 イベントは、J SPORTSのサイクルロードレース中継でおなじみの実況・サッシャさんと、解説・栗村修さんの“我らワールド”コンビが進行。軽妙なトークで場を和ませながら、ツールの魅力を発信した。

 まず、イノー氏、別府、新城をゲストに、ツール2016年大会のコースを紹介。カトリックの巡礼地モン・サン・ミシェルが史上初めてグランデパール(開幕地)に選ばれたことや、アンドラ公国に入国する第9ステージが大会最初の山岳頂上フィニッシュに設定された点に触れた。さらには、フランス革命記念日にあたる7月14日、第12ステージでモン・ヴァントゥーへの登頂、第16ステージでツールが初めてスイスの首都・ベルンに到達することなど、アイデアが満載の全
21ステージをチェックした。

来年のツールのコースプロフィールを解説するイノー氏 Photo:Shusaku MATSUO来年のツールのコースプロフィールを解説するイノー氏 Photo:Shusaku MATSUO
映画館を埋めた大勢の観客  Photo:Shusaku MATSUO映画館を埋めた大勢の観客  Photo:Shusaku MATSUO

 コースが明らかになったことを受け、新城は「今からワクワクしている」、別府は「リアルタイムで(フランス・パリで行われた)コースプレゼンテーションを見ていて、『来年はツール出場を狙っていきたい』と思った」とコメント。2人への期待に、会場から大きな拍手が起こった。

 イノー氏は「難しいコースだ。山岳頂上フィニッシュが多いうえ、2回の個人タイムトライアル(第15、18ステージ)も控えている。さらに山岳ステージのなかには、ダウンヒルが待ち受けるステージも多数ある」と解説。一方で、チームTTが採用されなかったことについて、「毎年変化していくのがツール・ド・フランスなんだ」と述べた。

イノー氏はフルーム、コンタドールらに注目

 栗村さんの「もし自身が勝負をするならどのステージか?」との質問にイノー氏は、「私なら2ステージある個人TT」と返答。続けて、「ツールは毎日走らねばならず、勝負は風を味方にできるかどうか」とも。また、最近のレースではダウンヒルで勝負が決まりやすい点にも触れ、「ライン取りとテクニックが重要。コーナーの角度を見極めつつ進むほか、恐怖心との戦いも楽しめることが大事」
と話した。

 2009年ツール第3ステージで強風区間でレースを動かし、8位でフィニッシュした実績のある別府へは、サッシャさんが風によるレースへの影響を質問。これについて別府は、「フランス南部はミストラル(アルプス山脈から地中海に向かって吹き下ろす地方風)に注意しなければならない」と答えた。

3大グランツール全ての完走を目指すと語った新城幸也 Photo:Shusaku 3大グランツール全ての完走を目指すと語った新城幸也 Photo:Shusaku

 今年、ブエルタ・ア・エスパーニャを完走し、すべてのグランツールを走破した新城が「来年は3つのグランツールすべての出場を目指してみてもよいのではないかと思っている」と話すと、会場から歓声が起こった。別府も、「ここ数年はジロをメーンにシーズンを送ったが、来年以降はジロを外したレースプログラムを希望したいと思っている。フランスでの拠点近くを走るクリテリウム・ドゥ・ドーフィネにも出たいし、そこで結果を出してツールのメンバー入りを果たしたい」と力強く語った。

 そして最後には、イノー氏が期待の選手をピックアップ。クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)が最有力だとしながら、アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)、ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム)も黙ってはいないだろうとの見解を示した。

選手4人がイラストで勝負

 続いて、翌日のさいたまクリテリウムに出場する選手のうち、活躍が有力視されるフルーム、ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、チーム ジャイアント・アルペシン)、ホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ)、ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル)の4選手が登場。さいたま関連のクイズに挑戦し、優勝を争った。

さいたまに関するクイズに挑戦した4人 Photo:Shusaku MATSUOさいたまに関するクイズに挑戦した4人 Photo:Shusaku MATSUO
さいたま市のマスコットキャラクター「ヌゥ」を描いたデゲンコルブ Photo:Shusaku MATSUOさいたま市のマスコットキャラクター「ヌゥ」を描いたデゲンコルブ Photo:Shusaku MATSUO

 3問で正解数の多い選手が勝者となるルールだったが、4選手とも最初の2問を正解。同点で迎えた最終問題は、さいたま市のPRキャラクター“ヌゥ”の似顔絵対決。さすがにこれには世界のトップを走る4人もタジタジ。それでも描き始めると、一様に勝負師の顔に変化した。

 結果、来場したファンの多数決によりデゲンコルプの勝利が決定。同時に優勝が決まり、副賞としてマイヨジョーヌをイメージした黄色の法被「はっぴジョーヌ」と“人形のまち”岩槻特産の兜が送られた。

来年のツールに向けた意気込みを語るフルーム Photo:Shusaku MATSUO来年のツールに向けた意気込みを語るフルーム Photo:Shusaku MATSUO

 イベントを楽しんだ選手たちは、最後にツール・ド・フランス2016への思いを語った。総合2連覇を目指すフルームは、「TT、山岳とあらゆる能力が必要となるだろう。特に第1週はよいチーム状態で臨まないといけない。ツールで勝つのは簡単なことではない。しっかりトレーニングに励んで、再び勝利を収めたい」と活躍を誓った。

 締めくくりには、選手サイン入りグッズや、クイズ企画で選手が描いた“ヌゥ”の似顔絵が当たる抽選会も行われ、大盛況のうちに幕を閉じた。

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