大会V2のヴォンホフ選手らが搭載ソニーのアクションカムで「ジャパンカップクリテリウム」オンボード映像を撮影・公開へ

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 国内外のトッププロレーサーが参加して10月17日に宇都宮市で開催される「ジャパンカップクリテリウム」で、計9台のバイクにオンボードカメラ(車体等に取り付けるビデオカメラ)が搭載され、レース中の迫力ある映像が撮影・公開されることになった。撮影機材にはソニーの小型オンボードカメラ「Action Cam」(アクションカム)が選ばれ、映像はレース当日夜に1分前後のダイジェストが、また大会後1週間以内をめどに5~8分ほどの編集版が公開される予定だ。

バイクに取り付けられたソニー「アクションカム」をアピールする増田成幸(宇都宮ブリッツェン)バイクに取り付けられたソニー「アクションカム」をアピールする増田成幸(宇都宮ブリッツェン)

GPS機能搭載のアクションカムを9チームのバイクに取り付け

ジャパンカップクリテリウムでのオンボード撮影に使用される、ソニーのアクションカム「HDR-AS200V」ジャパンカップクリテリウムでのオンボード撮影に使用される、ソニーのアクションカム「HDR-AS200V」

 アクションカムは今年5月に開かれた国際ステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」で、宇都宮ブリッツェンの選手のバイクに連日搭載され、同大会で初めてとなるオンボードカメラ映像が撮影・公開された。今回のジャパンカップクリテリウムでも、アクションカムのみが大会の許可を得て、オンボードカメラ映像を撮影する。

 撮影に使用するのは最新型アクションカムの長時間録画モデル「HDR-AS200V」。重量はわずか93g(バッテリー、メディアを含む)と、GPSやパワーメーター対応機能を備えたサイクルコンピューターとほぼ同等の軽さだ。スリムな本体は風の抵抗を受けにくく、また「手ブレ補正」機能を搭載しており、振動が激しいレース中でも、滑らかで安定した映像を撮影することができる。「GPS機能」も搭載。コース上の走行位置が分かるのはもちろん、GPS情報からスピードを計測し、動画上に表示することも可能だ。ジャパンカップクリテリウムの編集版映像は、選手のスピード情報などを盛り込んで提供される予定だ。

アクションカムを選手のバイクに取り付ける宇都宮ブリッツェンの針谷隆之メカニックアクションカムを選手のバイクに取り付ける宇都宮ブリッツェンの針谷隆之メカニック

 レースでは宇都宮ブリッツェンをはじめとする国内コンチネンタルチームの全6チーム、またNIPPO・ヴィーニファンティーニ、ジャパンナショナルチーム、クリテリウムスペシャルチームの、計9チームに1台ずつアクションカムが搭載される。クリテリウムスペシャルチームでは、2011・2013年に大会を制しているスティール・ヴォンホフ選手(オーストラリア)がカメラを付けて走ることが決まっている。

レースではハンドルまたはサドル部にカメラを取り付け、それぞれ前方・後方の映像を撮影するレースではハンドルまたはサドル部にカメラを取り付け、それぞれ前方・後方の映像を撮影する

 Cyclistでは5月のツアー・オブ・ジャパンでアクションカムを実際にバイクに搭載して走った宇都宮ブリッツェンの増田成幸、大久保陣両選手にインタビューし、ジャパンカップに向けての意気込みと、アクションカムを搭載して走る感想を聞いた。増田選手は18日のロードレース、大久保選手は17日のクリテリウムで、それぞれチームのエースとして勝利を目指す。

「手ブレ補正機能が優秀」 増田成幸選手インタビュー

レース本番を前に地元で調整を重ねる増田。この日はアクションカムを搭載したバイクでチーム練習を行ったレース本番を前に地元で調整を重ねる増田。この日はアクションカムを搭載したバイクでチーム練習を行った

――ジャパンカップの目標は?

 「チームとして後半戦最大の目標に掲げているレースなので、3位以内の表彰台を目指して頑張ります。序盤からの逃げに選手を送り込んで山岳賞を狙い、上位に残った選手が最後の順位を狙う。いずれにしても、表彰台に選手を送り込むことが目標です」

――今年はコースが短縮されますね

 「(9月の東日本豪雨の影響で)周回コースが短くなったことに関しては、さまざまな意見がありますが、自分としては鶴カントリーがなくなることで、難易度は下がると予想しています。例年は鶴の上りを終えた集団が一列で下って、それから古賀志林道の上りに入った。その流れがなくなれば、古賀志の上りに入るまでのアップダウンでは集団がスムーズに流れて、位置取りもしやすくなるのではと考えています」

――どのようなレース展開になりそうですか?

 「集団前方はUCIワールドチームが固めてしまうので、国内チームは位置取りをしっかりやっていかないとチャンスはない。去年も、最終局面でワールドチームと同じ位置から坂を上れれば、同じ位置(前のグループ)に行ける自信はあったのですが、実際は後ろから上り、落ちてくる選手をかわしてかわして、結局第2グループになってしまいました。チームは逃げにも選手を送り込むので、人数的に辛い部分はありますが、うまく良い位置から上りに入れればと思います」

――アクションカムで撮影したことはありますか?

 「アクションカムは、ツアー・オブ・ジャパンでは2ステージで付けて走りましたが、サドル下に付けると全く気になりませんでした。ハンドル下に付けたときも、気にすれば気になるという程度で、走る分にはストレスはなかったです。撮影した映像も見たのですが、手ブレ補正機能が優秀だと感じましたね。とても完成度が高いと思いました」

「スプリントの映像は参考になる」 大久保陣選手インタビュー

――ジャパンカップに向けてコンディションは?

 「今年はチーム加入2年目で、冬からずっと練習してきて、去年よりかなりコンディションは良いと思います。移籍1年目だった去年は、プレッシャーに押しつぶされそうになりながら、正直胃が痛い感じで走ったのですが、今年は特に緊張せずに開き直っていこうという心境です。そう思えるのは、いい準備ができているからじゃないでしょうか」

――クリテリウムのみの出場ですね

 「クリテリウムに向けてのトレーニングは、10月に入ってから、スプリントやインターバル系のメニューを取り入れて準備してきました。去年はアシストとの連携でミスがありましたが、今年は色々経験させてもらったので、ミーティングでもしっかり自分の意見を言って、うまく連携したいと思います」

――どのように勝負しますか?

 「目標は表彰台の3位以内です。レースのポイントはやはり位置取りで、外国人選手の間にいかにもぐりこめるかですね。トレインで真っ向勝負するのは厳しいので、残り5周くらいからチームに位置取りしてもらって、最後の2周は自分でさばくしかないと思います」

――アクションカムの印象は?

 「アクションカムはツアー・オブ・ジャパンでは4ステージくらい付けて走りました。重量は特に気にならず、ボディがスリムなので空気抵抗の面でも存在を感じることはありませんでした。レース中は興奮しているので、スプリントに向けての展開とか、あまり細かい部分を覚えていなかったりするのですが、映像で後々見られるのは、自分にとってもアシストする選手にとっても『こういう風に動けば良かった』などと話せて、とても参考になりました」

――ファンにメッセージを

 「ジャパンカップはチームの地元ということで、熱い走りを見せますので、応援よろしくお願いします!」

5月のツアー・オブ・ジャパン東京ステージで、アクションカムを搭載して走った大久保(中央)。このレースで6位と上位に入り、またアクションカムのスペシャルサイトで公開された、迫力のスプリント映像も話題となった5月のツアー・オブ・ジャパン東京ステージで、アクションカムを搭載して走った大久保(中央)。このレースで6位と上位に入り、またアクションカムのスペシャルサイトで公開された、迫力のスプリント映像も話題となった

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 ジャパンカップクリテリウムは宇都宮市大通りを舞台に、17日午後3時50分にスタートが切られる。

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