アジア屈指の規模の自転車イベント大都市の高速道路で絶景ライド 「香港サイクロソン」サイクリングを3500人が疾走

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
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 香港の市街地を舞台にした「香港サイクロソン」のサイクリングイベントが10月11日に開かれ、高速道路や、絶景の吊り橋として有名な青馬大橋など、この日だけ自転車に開放された幹線道路を約3500人のサイクリストが駆け抜けた。

巨大な吊り橋の青馬大橋の中心に向かって上っていく ©香港政府観光局巨大な吊り橋の青馬大橋の中心に向かって上っていく ©香港政府観光局

大通りを思い思いのペースで

 香港サイクロソンは、住民の健康増進などを目的に今年初めて開催された。サイクリングの大きな特徴は、交通量の多い中心地や、郊外へと続く高速道路などをこの日だけ規制し、自転車に開放したことだ。コースは、九龍(クーロン)半島の中心地である尖沙咀(チムサアチョイ)から、ランタオ島へと繋がる青馬大橋へと向かい、再びチムサアチョイへと戻るルートが設定された。

スタート地点も大都会のど真ん中 ©香港政府観光局スタート地点も大都会のど真ん中 ©香港政府観光局

 スタート前から雨が降り出したものの、10月の香港は暖かく、走り始めると寒さを感じない。都心部で高層ビルの間をすり抜けていくと、高速道路から美しい景観を望むことができた。参加者たちは3車線分の広々としたコースを快走。スピードを上げて駆け抜けたり、仲間同士で賑やかに走ったりと、思い思いのペースでライドを楽しんだ。

スタートを待つ35kmチャレンジライドの参加者。後方には海を隔てた香港島が見える Photo: Naoi HIRASAWAスタートを待つ35kmチャレンジライドの参加者。後方には海を隔てた香港島が見える Photo: Naoi HIRASAWA
雨上がりの高速道路を快走する参加者たち ©香港政府観光局雨上がりの高速道路を快走する参加者たち ©香港政府観光局
香港のサイクリング熱は想像以上に盛り上がっていた ©香港政府観光局香港のサイクリング熱は想像以上に盛り上がっていた ©香港政府観光局

青馬大橋からの景色を自転車で

チームメートと一緒に35kmを走り抜けたアンガス・チョイさん(前列左) Photo: Naoi HIRASAWAチームメートと一緒に35kmを走り抜けたアンガス・チョイさん(前列左) Photo: Naoi HIRASAWA

 香港在住の銀行員、アンガス・チョイさんはクラブチームの仲間ら12人で参加し、チームメートとローテーションしながら35kmを疾走した。「よく準備された大会で、スムーズに道路を走ることができて気持ちよかった。見晴らしがよく、特に青馬大橋からの景色を自転車に乗りながら眺められて、とても楽しかった」と特別なコースを満喫した。

コース内にはトンネルを抜ける部分も。スピード感を味わえた ©香港政府観光局コース内にはトンネルを抜ける部分も。スピード感を味わえた ©香港政府観光局

「香港の人たちにとっても画期的なイベント」

 この日のサイクリングには、前日の国際クリテリウムレースに出場したチームの選手やスタッフも出場し、大会から招待を受けた愛三工業レーシングチームの選手やスタッフも一般参加者と一緒にコースを走った。別府匠監督は「アジアの自転車界を盛り上げたいという思いがあった」と、参加の理由を話した。

愛三工業レーシングチームの(左から)別府匠監督、須堯元春(研修生)、福田真平、小森亮平、間瀬勇毅(研修生) Photo:Naoi Hirasawa愛三工業レーシングチームの(左から)別府匠監督、須堯元春(研修生)、福田真平、小森亮平、間瀬勇毅(研修生) Photo:Naoi Hirasawa

 サイクリングについては、「香港の市街地は、規制されていなければ自転車でまともに走れないような交通事情。そこで走れたことは、香港の人たちにとっても画期的なイベントだったと思う」とコメント。自身も香港の中心部を駆け抜け、「一緒に走っている人たちの生き生きとした表情が印象的だった。地元の方々や観光客など多くの人の目に触れ、愛三工業としても盛り上げに貢献できたと思う」と振り返った。

キッズ・ユースライド ©香港政府観光局キッズ・ユースライド ©香港政府観光局
ファミリー・ファンライドは家族全員が一台に乗って走った Photo: Naoi HIRASAWAファミリー・ファンライドは家族全員が一台に乗って走った Photo: Naoi HIRASAWA
笑顔でゴールへと戻ってくる参加者 ©香港政府観光局笑顔でゴールへと戻ってくる参加者 ©香港政府観光局

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