バイクインプレッション2015「KUOTA K−UNO」 レーシーな走りと振動吸収性の高さを両立させたカーボンロード

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 硬派なカーボンフレームを揃えるイタリアのバイクメーカー、クォータ。今回試乗したのは、軽量なリアルレーシングモデル「KOM」とは対象的な存在の、優れた振動吸収性をその性格とした「K-UNO」(クノ)だ。滑らかな乗り心地であるだけでなく、ロードバイクとしての魅力ある走行性能も同居させ、トップレーサーからも一般のサイクリストからも評価されるバイクに仕上げられている。

KUOTA  K−UNO(クオータ クノ) Photo: Masami SATOUKUOTA K−UNO(クオータ クノ) Photo: Masami SATOU

KUOTA K−UNO(クオータ クノ)
価格:350,000円(フレームセット、税抜)
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:ブラック/レッド

問い合わせ先:インターマックス  http://www.intermax.co.jp/

スペック

フレーム:Carbon UCF HM 90T
フォーク:Carbon UCF HM 90T
変速機:シマノ・デュラエースDi2(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 50×34T、11-25T(11s)
ホイール:VISION メトロン40
重量:6.35kg(Mサイズ完成車)

フレームと同様のコンセプトでデザインされたカーボンフォークの重量は380g。伝わる振動を抑え、優れたステアリングを演出する Photo: Masami SATOUフレームと同様のコンセプトでデザインされたカーボンフォークの重量は380g。伝わる振動を抑え、優れたステアリングを演出する Photo: Masami SATOU
フレームの前三角はモノコック構造で、ロングヘッドチューブを採用。軽量性とラグジュアリーな乗り心地の良さを求めつつ、必要十分な剛性を確保した Photo: Masami SATOUフレームの前三角はモノコック構造で、ロングヘッドチューブを採用。軽量性とラグジュアリーな乗り心地の良さを求めつつ、必要十分な剛性を確保した Photo: Masami SATOU
バイク全体のデザインに従って開発されたシートステーは、振動を大幅に減らすよう細身の形状となっている Photo: Masami SATOUバイク全体のデザインに従って開発されたシートステーは、振動を大幅に減らすよう細身の形状となっている Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 フラッグシップモデルのKOMも以前試乗していますが、個人的にはこのK−UNOのほうが好きな乗り味で、印象は良かったです。モノコック構造で太めのフレームですが、ガチガチではなく、バネ感を生かした剛性感があり、パワーを推進力に変えて気持ちよく走れます。

米山 メーカーの紹介を見ると、ラグジュアリーで乗り心地の良さを押し出したモデルとのことだけど、乗った感じはむしろレーサータイプのバイクだと感じた。

松尾 そうなんですよね。振動吸収性に特化したバイクということでしたが、ダルさがなく機敏でレーシーなバイクでした。フロントフォークがしっかりしているので安定性も良かったです。ただ、全力でパワーをかけた時だけはバランスが崩れるかも。フレーム全体でたわみ、バネ感の反応が追いつかず、若干物足りない感じもしました。とはいえ、フロント荷重ですが全体のバランスは良い ですし、フレームも今回の試乗車も重量が軽いので、上りで軽快。そのバネ感は気持ちが良かったです。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 乗り心地の良さは確かにあるけれど、ただのんびり走りたいというよりは、多少前のめりに突っ込んで、アタックしたり追いかけたりするような走りが楽しいと思った。

松尾 総合的にみるとロングライドだけではない、オールラウンダーという性格が強いですね。ヘッドが長めなので、楽に乗りたい人はスペーサーを挟んで、レーシーなポジションを取りたい人はドン付けしても無理なく長距離を走れると思います。

米山 そういう意味では、幅広いレベルの人が楽しめる1台だね。

松尾 振動吸収性はリアセクションを中心に高めですが、フロントフォークがしっかりとしていたため、ふにゃふにゃとした印象がなく、速く走りたい人も満足できる1台です。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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