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まさみんのゆるゆる自転車女子旅<1>馴染みの旅先で、いつもと違う道へ 古民家や朝市で高知の魅力を再認識

by 龍野雅美 / Masami TATSUNO
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高知をサイクリングしてきました。仁淀川でちょっと一息。冷たくて気持ちいい~ Photo: Masami TATSUNO高知をサイクリングしてきました。仁淀川でちょっと一息。冷たくて気持ちいい~ Photo: Masami TATSUNO

 自転車シーズン到来! 9月の連休“シルバーウィーク”は、秋晴れが続きました。どこかに行きたくてウズウズしていた私は、大阪の友人に「とりあえず大阪まで行くので、あとはお願いします!」とオーダー。どこに行くのかも、誰がいるのかもわからないままミステリーツアーが始まりました。

<編集部より>これまでもCyclistで日本各地へのツーリング体験をレポートしてきたポタガールの“まさみん”こと龍野雅美さん。連載「まさみんのゆるゆる自転車女子旅」として新たに情報を発信していきます。

自転車旅の原点で出会った仲間

 今回の旅のメンバーは、私が自転車旅に惹かれるきっかけとなった四国一周サイクリング「コグウェイ四国」で出会った自転車仲間です。関東からは私まさみんと自転車女子友ワカナこと、山口若奈さん(32)、現地では大阪府在住の中村浩人さん(50)と大柿(おおがき)肇さん(49)が私たちを待っていてくれました。

明石海峡大橋を渡り、淡路島経由で四国へ向かいました Photo: Masami TATSUNO明石海峡大橋を渡り、淡路島経由で四国へ向かいました Photo: Masami TATSUNO

 1日目は新大阪駅で合流し、クルマに自転車や荷物を積み込んで淡路島経由で四国へと向かいました。夜は、コグウェイ四国でスタッフだった高知在住の友人が住む古民家にて、高知のお菓子「ミレー」をつまみに、翌日の作戦会議に打ち込みました。

自転車4台を車に積み込んで出発! Photo: Masami TATSUNO自転車4台を車に積み込んで出発! Photo: Masami TATSUNO
高知のソウルフードのひとつ「ミレー」。よく見ると「振り込めさぎをミやぶレー」 Photo: Masami TATSUNO高知のソウルフードのひとつ「ミレー」。よく見ると「振り込めさぎをミやぶレー」 Photo: Masami TATSUNO

念願だった日曜市へ

2日目も快晴! 彼岸花が見ごろを迎えていました Photo: Masami TATSUNO2日目も快晴! 彼岸花が見ごろを迎えていました Photo: Masami TATSUNO

 もう何度も高知に来ているのに、訪れたことがなかった日曜市。日曜市は、朝5時から約3kmに渡ってお店が軒を連ねます。海、山、川すべての自然に恵まれた高知の特産品がたくさん並んでいました。ゴソゴソと音を立てて動いている蟹は「今日の朝、浦戸湾で採ってきたのよ」と土佐のおかあさんが教えてくれました。

 私たちが到着した午前10時頃は、すでに多くの人であふれていました。最近では、海外からのお客さんも増えているのだそうです。採れたてのみずみずしいフルーツ、ゆずあんの今川焼き、炊き込みご飯、いも天…地元グルメをつつきながら歩いていると、高知の人のあたたかさや、自然の豊かさを知ることができました。

土佐のゆるきゃら「ちゃらおくん」に遭遇 Photo: Masami TATSUNO土佐のゆるきゃら「ちゃらおくん」に遭遇 Photo: Masami TATSUNO
高知は川・山・海の幸に恵まれています。おいしそうな海鮮がたくさん並んでしましたよ Photo: Masami TATSUNO高知は川・山・海の幸に恵まれています。おいしそうな海鮮がたくさん並んでしましたよ Photo: Masami TATSUNO

 しばらく進むと、人だかりのできているお店を発見。そこは私たちが宿泊した古民家の家主・鳥谷さんのお店で、「土佐山ジンジャエール」が大人気でした。高知は生姜の名産地でもあるんですよ。汗ばむ陽気のこの日は、キンキンに冷えたピリっとするジンジャエールがぴったりだったようです。私も急遽スタッフとして働くことに。ずっと行きたいと思っていた“日曜市デビュー”の日、観光客とはまた違うかたちで楽しむことができちゃいました♪

「土佐山ジンジャエール」。プレミアムタイプは、飲んだ後にカーッ!と言ってしまうほど生姜がたっぷり入っている。子ども向けにはマイルドがオススメ。カキ氷のシロップにしたり、お酒で割ってもおいしいよ Photo: Masami TATSUNO「土佐山ジンジャエール」。プレミアムタイプは、飲んだ後にカーッ!と言ってしまうほど生姜がたっぷり入っている。子ども向けにはマイルドがオススメ。カキ氷のシロップにしたり、お酒で割ってもおいしいよ Photo: Masami TATSUNO
キンキンに冷えたジンジャエールは、さっぱりしていておいしいよ! 冷たいのに体が温まる感じがするのも生姜の魅力 Photo: Masami TATSUNOキンキンに冷えたジンジャエールは、さっぱりしていておいしいよ! 冷たいのに体が温まる感じがするのも生姜の魅力 Photo: Masami TATSUNO

和紙の街「いの町」をポタリング

 「お店が落ち着いたから、走ってきていいよ!」――そう言われて思い出しました。「あ、そっか。私たち自転車走りにきたんだった(笑)」

 うっかり自転車旅だったことを忘れかけるほど日曜市を満喫したら、午後はのんびりサイクリングへ。日曜市を左手に見ながら高知城まで抜けた先にある鏡川は、川沿いがきれいに整備されていてとても走りやすいんです。

高知市内を走る境川。人も自転車も少なく、舗装もきれいで走りやすい Photo: Masami TATSUNO高知市内を走る境川。人も自転車も少なく、舗装もきれいで走りやすい Photo: Masami TATSUNO
境川から離れて高知の路面電車「とさでん」西の終点「伊野」までサイクリング  Photo: Masami TATSUNO境川から離れて高知の路面電車「とさでん」西の終点「伊野」までサイクリング<br /> Photo: Masami TATSUNO
「Twin soul 土居亭」の趣きのある佇まい Photo: Masami TATSUNO「Twin soul 土居亭」の趣きのある佇まい Photo: Masami TATSUNO

 川沿いを少しそれて路面電車を追いながら走ると、いの町に入りました。するとグルメ管制塔・大柿リーダーから「カフェ発見」の指示が! 突然現れた趣きある建物には「twin soul 土居邸」という看板がありました。うっかり見逃してしまいそうなくらいシンプルな佇まい。

 中に入ってみて、さらにビックリ。入ってすぐの部屋は骨太い造りで赤いじゅうたんにテーブルが並びレトロモダンなインテリアになっているのに対し、奥の客殿は数寄屋書院風とコントラストのある空間がとてもおしゃれで雰囲気たっぷり。オーナーに話を伺うと、このあたりは日本一の和紙の町として栄え、この建物も和紙の商店として使われていたものなのだそうです。土佐の歴史に触れながら、冷たい飲み物とデザートをいただいてしばし休憩。

「おしゃレトロ」で雰囲気たっぷりの店内 Photo: Masami TATSUNO「おしゃレトロ」で雰囲気たっぷりの店内 Photo: Masami TATSUNO
ドリンクメニューはすべて800円(税込)。デザート2品が付いてきます Photo: Masami TATSUNOドリンクメニューはすべて800円(税込)。デザート2品が付いてきます Photo: Masami TATSUNO

走行距離は20km

土佐和紙工芸村「くらうど(QRAUD)」前にはバイクラックが設置されていました Photo: Masami TATSUNO土佐和紙工芸村「くらうど(QRAUD)」前にはバイクラックが設置されていました Photo: Masami TATSUNO

 くつろいだ後は、仁淀川(によどがわ)沿いを進んでいきました。途中わき道に入って川遊びをしたり、地元のお父さんがうなぎを採りに川へザブザブ入っていくのを目撃したり、対岸からBBQの香りに食欲をそそられたりしながら「土佐和紙工芸村くらうど」へ。カフェで話を聞いた後は、「土佐は和紙で有名なのか…」と好奇心に火がついてしまった私たち。くらうどでは、染色の体験を楽しみましたよ!

 ちなみにこの日の走行距離はおよそ20km(笑)。何度か高知を訪れてはいたものの、毎回イベントに参加していたため同じコースばかりを走っていたのです。今回はいつもと違う高知、まだまだ知りたい高知に出会うことができました。

この清流を見てください! きらきらしています。待ち時間は川遊びタイム Photo: Masami TATSUNOこの清流を見てください! きらきらしています。待ち時間は川遊びタイム Photo: Masami TATSUNO
こちらはハガキ作り。漉いた紙に生のお花を並べたら、上から紙の原料を重ねてオリジナルの絵葉書を作ります(ハガキ8枚、草花入り600円=約60分) Photo: Masami TATSUNOこちらはハガキ作り。漉いた紙に生のお花を並べたら、上から紙の原料を重ねてオリジナルの絵葉書を作ります(ハガキ8枚、草花入り600円=約60分) Photo: Masami TATSUNO
和紙の作品が完成! ワカナ(中央)は草花入りのハガキ、私(右)と大柿さんはオリジナル和紙を作りました Photo: Masami TATSUNO和紙の作品が完成! ワカナ(中央)は草花入りのハガキ、私(右)と大柿さんはオリジナル和紙を作りました Photo: Masami TATSUNO
龍野雅美龍野雅美(たつの・まさみ)

1984年生まれ、埼玉県在住。平日はふつうの働き女子(アラサー女子)、休日は自転車、ときどきライター。2010年に初参加した四国一周サイクリングイベント「コグウェイ四国」がきっかけで自転車旅に夢中に。以来、日本各地へ自転車とともにでかけ、そろそろ海外での自転車旅も…と夢見ている。自転車の楽しみ方と埼玉の魅力を発信する「ポタガール」としても活動し、ポタガールらが登場するウェブサイト「ポタ日和」で情報発信をしている。ワールドサイクルブログ「ポタガール まさみんです!」でも執筆中。

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