産経新聞群馬版【上州この人】より「にぎわい作りに」自転車でカフェを展開 社団法人「新しいわく組」の田口勇夫代表

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 4月1日に発足したばかりの社団法人「新しいわく組」は、環境の日の6月5日から土日に前橋市の街中を回り、コーヒーやパンなどを販売する「自転車カフェ」を始めた。10月からは2台目が稼働、活動の幅を広げている。代表理事を務める田口勇夫さん(54)に狙いや活動内容を聞いた。(産経新聞前橋支局 久保まりな)

福祉センターで作ったパンを販売

自転車カフェを始めた「新しいわく組」の田口勇夫代表 Photo: Marina KUBO自転車カフェを始めた「新しいわく組」の田口勇夫代表 Photo: Marina KUBO

 ―自転車カフェはどのような活動か

 「土日に前橋市の中心市街地や周辺の公園などを自転車で回り、カフェを出店し移動販売を行っている」

 ―活動の目的は

 「街を楽しくすること、にぎわいを作ること。販売する物は食品でなくても、手芸品でもいいし、ネイルサロンでも楽しそう。将来自分の店を開きたいという人が自転車カフェを始めてくれたらうれしい」

 ―車ではなく自転車にしたのは

 「街の風景を壊さず、排ガスを出さず環境に優しいというのが第一。車に比べて初期投資も少なくて済む。自転車は海外から輸入したもので赤くてよく目立つので通りかかった人が振り返る」

 ―コーヒーやパンなどを販売しているそうだが

 「福祉でも何か役に立ちたいと思い、福祉作業センターで作ったパンを売っている。他にも、前橋のパン店のプレッツェル、高崎市の農園の梅サイダーなどを販売している。商店街のものを販売し、広告塔の役割も担いたいと思っている」

遊び心持ち「まず自分たちが楽しむ」

 ―自転車カフェを始めてしばらく経つ

 「先日、アコーディオンを弾いている人がかけつけて、カフェの隣で演奏してくれた。ヨーロッパにありそうな、すごく良い雰囲気だった。何よりうれしいのが、『ずっと探して歩いてきた』とか声をかけてくれる人がいること。出会いがたくさんある」

 ―カフェの今後は

 「冬に向けて温かいメニューの追加に向けて動いている。前橋の物でめずらしい物、無農薬だったり身体に良い物を提供していきたい。10月からは2台目が稼働する。最近のものとは雰囲気が異なりレトロな自転車なので、それに合った商品の提供を考えている。自転車カフェは11月末までやり、その後のことは検討する」

 ―前橋市もにぎわい創出に向けて活動しているが、前橋がにぎわうには何が必要だと考えるか

 「今すぐに何かをするということではなく、時間をかけてやっていくことが大切。カフェを出店し、集まってきた人たちは『にぎやかになるといいね』という思いが共通している。そんな思いを持った人たちが大勢集まれば、何か化学反応を起こすかもしれない」

 ―目標は「とにかく楽しいことを続けていくこと。自分が街づくりをするんだという思いは持っていない。遊び心を持ち、まずは自分たちが楽しむことを忘れないようにしたい」

田口勇夫(たぐち・いさお)

昭和36年、藤岡市(旧鬼石町)生まれ。60年、国学院大学卒。地球温暖化防止活動センターでの活動も行い、平成27年4月に社団法人「新しいわく組」を立ち上げ、代表理事に。中学生への野球指導も10年以上続けている。

産経ニュースより)

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