エントリーロードもフルモデルチェンジ国内生産の最高峰クロモリロード「ジリオ」が新登場 コーダーブルーム2016年モデル

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 ホダカがスポーツバイクブランド「KhodaaBloom」(コーダーブルーム)の2016ラインナップを発表した。職人魂あふれる国産クロモリフレームのロードバイク「GIGLIO」(ジリオ)が新登場したほか、アルミフレームのエントリーロードバイク「Farna(ファーナ)700」がフルモデルチェンジ。既存モデルも意欲的にマイナーチェンジを行い、ラインナップを拡充・深化させている。

“ジャパンフラッグシップ”として登場したジリオ。写真のアテナ仕様のほか、ヴェローチェ仕様、アルテグラ仕様の完成車と、フレームセット販売が用意される Photo: Ikki YONEYAMA“ジャパンフラッグシップ”として登場したジリオ。写真のアテナ仕様のほか、ヴェローチェ仕様、アルテグラ仕様の完成車と、フレームセット販売が用意される Photo: Ikki YONEYAMA

念願のオールジャパンで誕生

誇らしげに「Made in Japan」の文字が入れられた Photo: Ikki YONEYAMA誇らしげに「Made in Japan」の文字が入れられた Photo: Ikki YONEYAMA

 ブランド初のクロモリロードバイクとなるジリオは、同時にブランド初の日本製のバイクとなるという。「日本のブランド」を標榜し、日本人に合うスポーツバイクを作ってきたコーダーブルームだが、これまで製品のバイクは全て海外の工場で製作されてきた。

 ジリオは、クロモリバイクへの飽くなきこだわりで知られる、「カペルミュール cocoti店」メカニックの殿村秀典さんが監修。国内のトップフレームビルダーとして知られる、松田志行さん率いるマツダ自転車工場が、フレーム製作を手がけている。ブランドにとって念願の“オールジャパン体制”によるフラッグシップモデルだ。

 直接ビルダーの工房にオーダーするのと何が違うのか?という疑問も浮かぶが、ビルダーフレームをメーカーが手がけることで、在庫と納期の面でメリットがあるという。ホダカが各サイズのフレームを塗装前の段階で一定数在庫することで、工房でオーダーするよりも簡単に短い納期で、熟練職人による美しいフレームをユーザーは手にすることができる。将来的にはカラーオーダーにも対応したいという。

「GIGLIO」はイタリア語でユリの意味。ヘッドマークもユリをデザインした Photo: Ikki YONEYAMA「GIGLIO」はイタリア語でユリの意味。ヘッドマークもユリをデザインした Photo: Ikki YONEYAMA
ヘッドパーツも主流のアヘッドタイプでなく、旧来のノーマルヘッドを採用。ステムにはコーダーブルームのロゴを刻印 Photo: Ikki YONEYAMAヘッドパーツも主流のアヘッドタイプでなく、旧来のノーマルヘッドを採用。ステムにはコーダーブルームのロゴを刻印 Photo: Ikki YONEYAMA
細部のメッキ仕様が美しい。フレームには松田氏のサインがマークで入る Photo: Ikki YONEYAMA細部のメッキ仕様が美しい。フレームには松田氏のサインがマークで入る Photo: Ikki YONEYAMA

■GIGLIO
税抜価格:270,000円(フレームセット)、505,000円(アテナ完成車)、460,000円(ヴェローチェ完成車)、460,000円(アルテグラ完成車)
カラー:ダークブルー、ダークグリーン、レッド、シルバー
サイズ:490、510、530、550

ファーナ700は直進安定性をアップ

フルモデルチェンジしたファーナ700。105、ティアグラ、クラリスの3タイプの完成車が用意される Photo: Ikki YONEYAMAフルモデルチェンジしたファーナ700。105、ティアグラ、クラリスの3タイプの完成車が用意される Photo: Ikki YONEYAMA

 ファーナ700は、フレームが全く新しいデザインとなった。見た目もさることながら、スケルトンを全面的に見直し、直進安定性の高いロングライド向けの味付けになったという。ただしヘッドチューブ長は長くせず、深く前傾するレーサーポジションを取ることも可能。ロードバイクのエントリー向けに、ステップアップしやすい1台に仕上げた。

 コンポはフルシマノで、さらにブレーキ本体など一部パーツで1グレード上のものを採用し、高い信頼性を確保している。乗り心地を向上させるバックステー形状や、ワイヤーの内蔵処理、コラムまでカーボン製となったフロントフォークも新たなトピックだ。またフラットバー版の「ファーナ700F」もラインナップされる。

フラットバー仕様の「ファーナ700F」。ハンドルを交換すれば本格ロードにステップアップ可能だ Photo: Ikki YONEYAMAフラットバー仕様の「ファーナ700F」。ハンドルを交換すれば本格ロードにステップアップ可能だ Photo: Ikki YONEYAMA
軽量アルミロードの「ファーナSL」には、コーダーブルームが機材サポートするJプロツアーチーム「ホンダ栃木」仕様のカラーが登場 Photo: Ikki YONEYAMA軽量アルミロードの「ファーナSL」には、コーダーブルームが機材サポートするJプロツアーチーム「ホンダ栃木」仕様のカラーが登場 Photo: Ikki YONEYAMA

■Farna700SL-Ultegra 税抜価格:260,000円
■Farna700SL-105 税抜価格:200,000円
■Farna700-105 税抜価格:180,000円
■Farna700-Tiagra 税抜価格:128,000円
■Farna700-Claris 税抜価格:98,000円
■Farna700F 税抜価格:115,000円

本格XCレーサーが登場

初のレーサータイプMTBとなるドレソンXC Photo: Ikki YONEYAMA初のレーサータイプMTBとなるドレソンXC Photo: Ikki YONEYAMA

 ニューモデルの「Dreson(ドレソン)XC」は、こちらもブランド初となる本格クロスカントリー(XC)用マウンテンバイクだ。フレームはアルミ製ハードテールながら、バックを柔軟に作ることで、トラクションがかかりすくなっている。

 パーツにはシマノ・ディオーレの2×10速コンポや、FOXフロントサス、iスペックのディスクローターなどを採用。完成車で20万円を大きく下回る価格ながら、このままでもXCレースに挑戦可能な仕様にまとめられているという。

■Dreson XC
税抜価格:160,000円
サイズ:370、405、455
カラー:ブラック
重量:11.9kg(455mm)

クロスバイクは個性が明確に

軽量クロスバイクの「レイル700SL」は、カラーメッシュアウターワイヤーやアルマイトパーツを採用し、カスタム感を演出 Photo: Ikki YONEYAMA軽量クロスバイクの「レイル700SL」は、カラーメッシュアウターワイヤーやアルマイトパーツを採用し、カスタム感を演出 Photo: Ikki YONEYAMA

 すでに2016年モデルが先行発表されているクロスバイクの「Rail」(レイル)シリーズは、仕様面は昨年モデルを受け継ぐマイナーチェンジとなるものの、各モデルでカラーリングのコンセプトを大胆に変えた新カラーに変更。同じフレームを採用しながら、モデルごとの位置づけに合わせた個性を打ち出した。

 また、ディスクブレーキ仕様の「レイル700D」と、小径クロスバイクの「レイル20」は、新型フレームとなり500g軽量化された。レイル700Dではディスク専用のリムとなり、精悍なイメージに。またレイル20では、ラインナップの2色ともに、角度によって輝きが変わる偏光カラーを採用した。

スタンダードタイプの「レイル700」は王道のカラーリングに鮮やかな新色が登場 Photo: Ikki YONEYAMAスタンダードタイプの「レイル700」は王道のカラーリングに鮮やかな新色が登場 Photo: Ikki YONEYAMA
「レイル700A」はロゴを小さめに配置し、シンプルなカラーに蛍光色の差し色がアクセント Photo: Ikki YONEYAMA「レイル700A」はロゴを小さめに配置し、シンプルなカラーに蛍光色の差し色がアクセント Photo: Ikki YONEYAMA
フレームが新しくなった「レイル700D」。通勤を意識してキャリアダボが設けられている。フォークとチェーンステー裏のカモ柄がアクセント Photo: Ikki YONEYAMAフレームが新しくなった「レイル700D」。通勤を意識してキャリアダボが設けられている。フォークとチェーンステー裏のカモ柄がアクセント Photo: Ikki YONEYAMA
20インチホイール仕様の「レイル20」は、フレームの素材や加工を見直すことで、旧モデルに比べ500gの軽量化を実現 Photo: Ikki YONEYAMA20インチホイール仕様の「レイル20」は、フレームの素材や加工を見直すことで、旧モデルに比べ500gの軽量化を実現 Photo: Ikki YONEYAMA

■Rail 700SL 税抜価格:92,000円
■Rail 700 税抜価格:67,000円
■Rail 700A 税抜価格:49,000円
■Rail 700D 税抜価格:70,000円
■Rail 20 税抜価格:69,000円

サドルは全モデル全カラーで異なるカラーリング

 デザイン面で特筆したいのは、サドルのカラーリングへのこだわりだ。2016年モデルでは、ラインナップの大半でオリジナルカラーのサドルを採用しており、しかも車種ごとにデザインパターンを、さらにフレームカラーごとに色を変えている。トータルデザインへの意気込みが感じられた。

レイル700Aのサドル(上段)、レイル700SLのサドル(下段) Photo: Ikki YONEYAMAレイル700Aのサドル(上段)、レイル700SLのサドル(下段) Photo: Ikki YONEYAMA
レイル700のサドル(上段)、レイル700Dのサドル(下段) Photo: Ikki YONEYAMAレイル700のサドル(上段)、レイル700Dのサドル(下段) Photo: Ikki YONEYAMA
ファーナ700シリーズのサドル Photo: Ikki YONEYAMAファーナ700シリーズのサドル Photo: Ikki YONEYAMA

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