バイクインプレッション2015「ARGON18 NITROGEN」 鋭い加速とスピード維持に長けたカナダブランドのエアロロード

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 1989年に創業したカナダのバイクブランド、アルゴン18。2015年はプロコンチネンタルチーム「ボーラ・アルゴン18」へ機材サポートし、ロードレースの最高峰であるツール・ド・フランスの舞台で世界に向けてその存在をアピールした。今回試乗したのはブランドを代表するエアロロードモデルの「ナイトロジェン」。創業以来、得意分野としてきたトライアスロンバイクで培った技術と知識を活かした1台となっている。

ARGON18 NITROGEN(アルゴンエイティーン ナイトロジェン) Photo: Masami SATOUARGON18 NITROGEN(アルゴンエイティーン ナイトロジェン) Photo: Masami SATOU

ARGON18 NITROGEN(アルゴンエイティーン ナイトロジェン)
価格:340,000円(フレーム、税抜)
サイズ:XS、S、M、L
カラー:ブラック/ホワイト
問い合わせ先:インターマックス http://www.intermax.co.jp/

スペック

フレーム:カーボン
フォーク:カーボンモノコック
変速機:シマノ・アルテグラDi2(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 50×34T、11-25T(11s)
ホイール:ヴィジョン・TC50
重量: 990g(フレーム、カタログ値)、7.1kg(完成車、実測値)

ナイトロジェンの大きな特徴となっているエアロ形状のプレスフィット3Dヘッドチューブシステムは、アルゴン18独自のもの Photo: Masami SATOUナイトロジェンの大きな特徴となっているエアロ形状のプレスフィット3Dヘッドチューブシステムは、アルゴン18独自のもの Photo: Masami SATOU
前後共にフレームに沿いエアロ効果を高めたTRP社製のブレーキを採用する Photo: Masami SATOU前後共にフレームに沿いエアロ効果を高めたTRP社製のブレーキを採用する Photo: Masami SATOU
空力性能の高い形状の専用カーボンシートポストは、72°と76.5°のリバーシブル仕様 Photo: Masami SATOU空力性能の高い形状の専用カーボンシートポストは、72°と76.5°のリバーシブル仕様 Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 アルゴン18は今年ついにツール・ド・フランスにも進出した、勢いのあるブランド。トライアスロンではすでにメジャーな地位を得ているので、その実績のあるテクノロジーを投球して誕生したエアロロードとなれば、「ナイトロジェン」の期待値は高い。

松尾 率直な感想は、TTバイクのようなスピードの維持と、鋭い加速が魅力的なバイクでした。縦型のチェーンステーの影響で、剛性は高いですが、打てば応える剛性感です。高めのポジションのセッティングで試乗したのでラクに早く走れましたし、路面を這うような安定感のあるニュートラルなハンドリングも魅力です。また、BBハイトが低いので、安定しています。

米山 どういう使い方に向いているバイクだと思う?

松尾 加速が良いフレームなので、クリテリウムやスプリントステージにとても向いていますよ。縦剛性が高いので、やはり発進加速、スプリントが得意です。

米山 そうだね。ただ、キビキビ走るけれど、疲れてくるとそれがしんどい部分もあるかも。鍛えているライダー向けのレースバイクだと思った。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 快適性能については突き上げが気になりましたね。でも、縦剛性が高いからだと思いましたが、エアロロードにありがちな“疲れやすい不快な縦剛性”はなく、純粋に速さには直結してました。

米山 カラーリングであまり目立たないけれど、アルゴン独自の「3Dヘッドチューブシステム」の採用やブレーキなどの部分にも特徴があるね。ブレーキは見たとき若干不安もあったけど、ちゃんと利いてフィーリングも悪くなかった。

松尾 ヘッドはポジションの自由度が高いのも特徴の一つですね。ブレーキはフォーク裏に隠れるように付くことでエアロ性能を高めていますが、Vブレーキなので、シューやリムの相性によっては効きづらかったり、フィーリングが悪く感じるかもしれません。調整が容易ではないのも難点の一つです。

米山 エアロロードとして、特徴的に仕上げてあるので、このバイクが得意とするシチュエーションで乗れば問題無いでしょう。ストップ&ゴーが多い市街地で走るよりは、高速域のレースや、郊外での走行の方が向いているのは確かだ。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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