最大2000ルーメンの大光量自動調光機能を備えたLED2灯ライト「XEO 19R」 レッドレンザーから10月発売

ドイツのフラッシュライトブランド「LED LENSER」(レッドレンザー)のアジア初、世界4つ目となる子会社「レッドレンザージャパン」が10月から始動する。それに先立ち9月17日、レッドレンザージャパンが東京都内でプレス向けの発表会を開催。会場では、10月発売となるLEDライト「XEO 19R」の紹介も行われた。
左右のフォーカスを自在に調整
XEO 19Rは、各1000ルーメンのLEDを2灯備えたアウトドアアクティビティ向けライト。ダウンヒルやトレイルランニング、キャンプといったシーンのほか、エクストリーム系スポーツでの使用も想定された、タフで強力、高操作性を誇る照明だ。防水性はIPX8。
最大の特徴は、左右のライトそれぞれの焦点を個別にワイド~スポットで合わせられる「X-レンズ テクノロジー」。操作は、側面のレバーを軽く動かすだけ。状況に応じた細かな設定も、アクティビティ中の集中力を妨げることなく調整することができる。
またXEO 19Rは、自動調光機能「オプティセンス・テクノロジー」を搭載。正面に設けられた反射センサーにより、ユーザーが置かれた環境や状況を判断するしくみだ。例えば停止時に手元で地図を確認する場面では15%、山道で遠方を目視する場面では100%といったように明るさを調整する。


オプティセンス・テクノロジーを用いるモードを含む照射モードの切り替えは、本体上部のスイッチで行う。モードは、ブースト、パワー、エコノミー、オプティセンス、エマージェンシー、ストロボの6種類から選択可能。
最長20時間のバッテリー
明るいライト使用時に課題となる温度の上昇を防ぐ通気口も配置。正面から取り込んだ空気を上部から逃がす構造に加え、上部の排気口に放熱板を設けることで時速15kmを下回る低速時にも熱を効率的に逃がすよう設計されている。


バッテリー「パワーボックス」がライト本体とは別に用意されている点もユニークだ。本社マーケティングディレクターのクリスティアン・シュルテさん(Christian Schulte)はそのメリットを、「ライトをヘルメットに設置した場合などに、パワーボックスをバイクのフレームに取り付けたりバックパックに収納したりして持ち運ぶことができる。ユーザーは大容量のバッテリーの重さを気にすることなくアクティビティを楽しむことができる」と説明した。

パワーボックスは、最大ルーメン(2000ルーメン)のブーストモード時で4時間、200ルーメンのエコノミーモード時で20時間の継続使用が可能な容量を持つ。さらにUSBハブを備え、アウトドアでのスマートフォン充電といった電力供給に役立つ。パワーボックスのみの別売りもされるため、予備バッテリーとしての携帯も可能だ。
重量は、本体とパワーボックスを合わせて472g。バイクやヘルメット、ウェアラブルカメラ「GoPro」、三脚、ベルトに装着ができるアタッチメントなどの付属品とセットで販売され、価格は4万8000円(税抜)。
レッドレンザー「XEO 19R」
重量: 472g ※本体+パワーボックス
点灯時間: ブーストモード4時間、パワーモード8時間、エコノミーモード20時間
最長照射距離: ブーストモード300m、パワーモード220m、エコノミーモード100m
カラー: ブラック&グリーン、ブラック、ホワイト
セット内容: 本体、パワーボックス(バッテリー)、バンド、クリップ、充電器、ブラケット、ポーチ、アタッチメントなど
発売日: 2015年10月1日
税抜価格: 48,000円