バイクインプレッション2015「CANYON ULTIMATE CF SLX 9.0 AERO」 あらゆるシーンで良く走るオールラウンダー

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 グランツールをはじめ、トッププロのレースシーンでは欠かすことのできない存在となったドイツのバイクブランド、キャニオン。2016年モデルとして、進化を遂げた新しいULTIMATE CF SLXフレームを試乗した。ZIP・303をアッセンブルした 「ULTIMATE CF SLX 9.0 AERO」は特に注目を集める存在。その他のパッケージも、内容・価格ともに充実している。キャニオンは直接販売専業のメーカーで、日本から購入する場合はホームページ上で車種を選択し、オンライン決済をすれば、ドイツ本国から配送される。

CANYON ULTIMATE CF SLX 9.0 AERO(キャニオン アルティメット CF SLX 9.0 エアロ) Photo: Masami SATOUCANYON ULTIMATE CF SLX 9.0 AERO(キャニオン アルティメット CF SLX 9.0 エアロ) Photo: Masami SATOU

CANYON ULTIMATE CF SLX 9.0 AERO(キャニオン アルティメット CF SLX 9.0 エアロ)
価格: 821,000円(ULTIMATE CF SLX 9.0 AERO 完成車、税抜)
245,000円(ELフレーム、税抜)※Di2コンポーネント専用
245,000円(MEフレーム、税抜)※機械式コンポーネント専用
735,000円(ULTIMATE CF SLX 9.0 LTD 完成車、税抜)
711,000円(ULTIMATE CF SLX 9.0 DI2 完成車、税抜)
576,000円(ULTIMATE CF SLX 9.0 SL 完成車、税抜) ほか
サイズ:2XS、XS、S、M、L、XL、2XL
カラー:ステルス/アスファルトグレー、ジェットシルバー/グレー
問い合わせ先:キャニオンジャパン https://www.canyon.com/ja/

スペック

フレーム:CANYON ULTIMATE CF SLX
フォーク:CANYON ONE ONE FOUR SLX
変速機:シマノ・デュラエースDi2(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 52×39T、11-28T(11s)
ホイール:ZIP・303
重量:0.79kg(フレーム、カタログ値)、6.65kg(完成車、実測値)

細身のシートステーだが、付け根はシートチューブの両脇に張り出すように幅を広くして接続し、裏にはシートピラーの固定ネジが隠れている Photo: Masami SATOU細身のシートステーだが、付け根はシートチューブの両脇に張り出すように幅を広くして接続し、裏にはシートピラーの固定ネジが隠れている Photo: Masami SATOU
長時間のライドにおいて、様々なライダーにとってバランスの良い、スポーツジオメトリーを採用 Photo: Masami SATOU長時間のライドにおいて、様々なライダーにとってバランスの良い、スポーツジオメトリーを採用 Photo: Masami SATOU
ハンドルバーとステムが一体化している「CANYON H36 AEROCOCKPIT CF」は、トッププロからの信頼も厚い Photo: Masami SATOUハンドルバーとステムが一体化している「CANYON H36 AEROCOCKPIT CF」は、トッププロからの信頼も厚い Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 フレームは前作よりもエアロ効果が高まったとはいえ、見た目には大きな変化がないので、実際に乗ってみてどう感じるのか、興味を持って試乗しました。

米山 特徴的なシートの集合部あたりは前作を受け継ぎつつも、外観は少々がっちりした、バランスの良い印象になった。乗ってみてどうだった?

松尾 スポーツプロジオメトリーが採用されたことで、前モデルよりもよりレーシーなポジションだと感じました。踏み出してみると、明らかに前作と違う乗り味でしたね。推進力が高まっていました。

米山 軽さを前面に打ち出した山岳向きという車種ではありながら、前モデルよりも王道のロードバイクになっている印象を受けた。軽いし、加速もいい。クセがなく、乗り心地もいい。上りのセクションでは、ダンシングでもシッティングでも走りやすかった。

松尾 軽量ながら、加速もまあまあでしたね。ヒラヒラ感が抑えられて直進安定性が増しています。重心が若干高くなった感じもありますが、全体のバランスは良かったと思います。上りは軽さを生かし、軽快な上によく進みます。下りもクセはなくてスムーズです。

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 全ての面で高次元でバランスしている。どう乗っても応えてくれるよ。

松尾 新しいフレームになって踏み応えと伸びがプラスされ、よりスピードに乗せやすいです。ホイールにはエアロ効果が高いZIP・303が装着されており、正直どれだけフレームでエアロ効果が増したかまではわかりませんでしたが、ペダリング対する推進力は確実に増していると感じました。

米山 パッケージとしてもこの“AERO”は魅力があるね。ただ、走り心地においてイタリア車のような、感情に訴える色っぽさみたいなものは少ないという印象。このへんはドイツブランドに割と共通している部分なのかもしれない。ただ、それも“あえて言うなら”の部分で、単純に好みの範疇。非常に洗練された、完成度の高いロードレーサーであることは間違いない。

松尾 性能に妥協のないドイツ車らしさでしょうか。上りでも平地でも良く走る優秀なオールラウンダーでした。一体型のハンドルは、ボクにフィットするポジションが出せるので結構好みです。硬さもあって良かったです。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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