「鶴カントリー倶楽部」などをカットジャパンカップの観戦ポイントが大幅縮小 東日本豪雨に伴うコース短縮で

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 宇都宮市で行われるアジア最高峰のワンデーレース「2015ジャパンカップサイクルロードレース」は今年、東日本豪雨の被害によりコース短縮が決まり、その影響で観戦ポイントも大幅に縮小することになった。メーン会場へ向かう丘越えルートとして定着している、「鶴カントリー倶楽部」を通り抜けるルートが、土砂崩れなどの影響で使用できなくなり、例年は最終周回にのみ使用している10.3kmのショートカットコースを今年は14周回、計144.2kmで争われる。

「2015ジャパンカップサイクルロードレース」のコース。例年と異なる短縮コースとなる Photo: Shusaku MATSUO「2015ジャパンカップサイクルロードレース」のコース。例年と異なる短縮コースとなる Photo: Shusaku MATSUO

広範囲に及んだ豪雨被害

登壇した佐藤栄一宇都宮市長 Photo:Naoi HIRASAWA登壇した佐藤栄一宇都宮市長 Photo:Naoi HIRASAWA

 東京都渋谷区で9月16日に開かれたジャパンカップの記者会見の冒頭で、日本自転車競技連盟(JCF)の大島研一副会長からコース短縮が発表された。例年の周回コースの後半部分をカットする。

 大島副会長は「本コースも十分ではないが、開催に努めたい」と話し、豪雨被害の影響が広範囲に及んでいることを示唆。また、会見に出席した宇都宮市の佐藤栄一市長は「来年で四半世紀になるこのレースを、今後も継続していきたい」と話した。

 スタート・ゴール地点となる宇都宮市森林公園のメーン会場や、その他の観戦区間は例年通り設営される。コース短縮に伴い、山岳賞は3、6、9、12周回目と1回増加した。

ジャパンカップサイクルロードレース記者発表会 Photo:Naoi HIRASAWAジャパンカップサイクルロードレース記者発表会 Photo:Naoi HIRASAWA

地元勢は「逃げに選手を送り込みたい」

 記者会見には、大会への出場が決まった国内のコンチネンタルチーム6チームのうち、4チームの監督やキャプテンが出席して決意を表明した。

 UCI(国際自転車競技連合)に登録しているコンチネンタルチームは日本国内に9チームあり、その全てがジャパンカップに出場することはできない。出場が決まった6チームは、獲得しているUCIポイントや、主催者への貢献といった基準から選出された。

展望を語った国内コンチネンタルチーム監督たち Photo:Shusaku MATSUO展望を語った国内コンチネンタルチーム監督たち Photo:Shusaku MATSUO

 マトリックスパワータグの安原昌弘監督は「今年のツール・ド・熊野などでの活躍もあり、やっと出場することができた。実力を出せた結果だと思う」とコメント。地元栃木県でホストチームとなる那須ブラーゼンの清水良行監督と、宇都宮ブリッツェンの清水裕輔監督は「積極的に逃げに選手を送り込みたい」と意気込んだ。チームUKYOのキャプテン、土井雪広選手は「まだ出場メンバーは決まっていない。みんなが出たいレースなので、これから決めていく」と話した。

会場には日本チームのスバル レヴォーグが展示されていた Photo:Shusaku MATSUO会場には日本チームのスバル レヴォーグが展示されていた Photo:Shusaku MATSUO
UCIプロツアーチームのジャージとバイクが並ぶ Photo:Shusaku MATSUOUCIプロツアーチームのジャージとバイクが並ぶ Photo:Shusaku MATSUO

リベンジを誓う別府史之

出場選手の解説を行う栗村修さん(左)と今中大介さん(右)出場選手の解説を行う栗村修さん(左)と今中大介さん(右)

 海外チームから出場する別府史之(トレック ファクトリーレーシング)からはビデオメッセージが寄せられ、記者会見の会場で映像が披露された。その中で別府は、「昨年は不甲斐ない走りだったので、今年はリベンジを果たしたい」と優勝への意気込みを見せた。別府が所属するトレック ファクトリーレーシングからは、今年のツール・ド・フランスでチームのエースを務め、総合7位に入ったバウケ・モレマ(オランダ)も出場を予定している。

 海外勢ではこのほか、2014年のツール・ド・フランスで優勝したヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナ プロチーム)の弟、アントニオ・ニバリ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が出場予定。また、強豪のBMCレーシングチームがジャパンカップに初出場し、テイラー・フィニー(アメリカ)ら有力選手がリスト入りしている。

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