推進力を高めたフラッグシップモデルアンカーの新ロードバイク「RS9」登場 フレーム開発にブリヂストンの新技術を投入

  • 一覧

 ブリヂストンサイクルは東京都内の記者発表会で9月8日、スポーツサイクルブランド「ANCHOR」(アンカー)の新しいカーボンロードバイク「アンカーRS9」を発表した。アンカーRS9はロード系のフラッグシップに位置づけられるモデルで、フレーム開発の新技術「PROFORMAT」(プロフォーマット)により、ライダーの力を無駄なく推進力に変換するフレームを実現。素材も軽量化し、同ブランド史上「最も進むロードバイクに仕上がった」という自信作だ。

新登場の「アンカー RS9」。写真はアルテグラ仕様の「RS9 ELITE」で、完成車52万円(税抜) Photo: Ikki YONEYAMA新登場の「アンカー RS9」。写真はアルテグラ仕様の「RS9 ELITE」で、完成車52万円(税抜) Photo: Ikki YONEYAMA

レーシングバイクとしての性能=推進力を最大化

 1964年の東京五輪から50年余り、スポーツバイクへの絶え間ない取り組みの歴史があるブリヂストンサイクル。2013年には、スポーツバイクブランドとしてのアンカーの位置付けを「レーシングバイクである」と再定義をし、このコンセプトに基づく新製品の投入を行っている。

 今回登場したRS9は、ロードバイクのトップモデルとして推進力を最大化することを目的に開発された。特性としてはまず、構造と素材を見直すことで剛性がアップ。さらにフレームリア部の舵角を抑える構造へと進化した。従来モデルのRIS9と同環境下で比較したテスト結果では、時速40km程度で、同じ出力で1時間走行し、走行距離に400mの差が生まれたという。

【訂正】 記事掲載時、比較テスト結果における「走行距離の差」について、数値を誤って記載していました。ご迷惑をおかけし、申し訳ありません。また、比較テストについて分かりにくい表現があったので修正しました。

ワイヤーは内蔵式となる。電動コンポにも対応 Photo: Ikki YONEYAMAワイヤーは内蔵式となる。電動コンポにも対応 Photo: Ikki YONEYAMA
シミュレーションを重ね、最適な構造を導き出した Photo: Ikki YONEYAMAシミュレーションを重ね、最適な構造を導き出した Photo: Ikki YONEYAMA

乗車・走行状態を再現して開発

アンカーのフラッグシップモデルとして登場した「アンカーRS9」アンカーのフラッグシップモデルとして登場した「アンカーRS9」

 新たに投入されたフレーム開発技術のプロフォーマットは、ブリヂストンタイヤの研究開発部門「ブリヂストン中央研究所」との共同研究により構築された。従来は固定されたフレームに静的な力を加えるなどして剛性を測定していたが、プロフォーマットではライダーがバイクに乗車し、走行している状態を再現してのコンピューターシミュレーションを実現。フレームの素材、形状などを細かく設定してシミュレーションを重ねることで、バイクの「進む力」を実現する最適な構造を導き出した。

 またRS9のフレーム素材には、これまでハイエンドモデルに使用していた素材の1.5倍の弾性率をもつウルトラハイモジュラスカーボンを採用した。これにより、前モデルに比べて約6%の軽量化を果たしているという。

プロフォーマットで設計したプロトタイプは、モーションキャプチャやハイスピードカメラを使用し、その性能が検証されたプロフォーマットで設計したプロトタイプは、モーションキャプチャやハイスピードカメラを使用し、その性能が検証された
ライダーのペダリングや荷重までを取り入れたシミュレーションを可能にしたライダーのペダリングや荷重までを取り入れたシミュレーションを可能にした

無駄をそぎ落とすきめ細かな造型

 フレームの造型は、細部まで軽量化にこだわっている。ヘッドセットのベアリング受けを一体化したフロントフォークや、剛性としなりのバランスがとれたループエンド形状、カーボンで一体成型された前後のエンド部分などにより、無駄な部分を徹底的にそぎ落とした。

 変速機のワイヤー類は機械式、電動式(シマノDi2)ともに内蔵ルーティングで、電動式の場合はバッテリーもシートポストに内蔵できる。

 RS9は2016年4月発売予定。また、プロフォーマットのもと同様のコンセプトで開発された、アルミフレームロード「アンカーRS6」も2016年モデルで新登場した。RS6は2016年1月発売予定。

細部まで造形にこだわったフレーム細部まで造形にこだわったフレーム
ヘッドセットのベアリング受けを一体化したフロントフォークヘッドセットのベアリング受けを一体化したフロントフォーク

■「アンカーRS9」
フレームサイズ:430、460、490、520、550
税抜価格:デュラエースモデル 775,000円 / アルテグラモデル 520,000円 / フレームセット 350,000円
発売予定日:2016年4月

■「アンカーRS6」
フレームサイズ:430、460、490、520、550
税抜価格:105モデル 200,000円 / ティアグラモデル 170,000円 / ソラモデル 145,000円
発売予定日:2016年1月

関連記事

この記事のタグ

30~50万円のロードバイク50万円以上のロードバイクアンカー(anchor)のロードバイク

30~50万円 50万円~ アンカー ブリヂストンサイクル フレームセット ロードバイク 新製品情報

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載