エアロロードの火付け役が5年ぶりに刷新スコットが新型「フォイル」を国内投入 エアロ効果を向上し乗り心地を大幅に改善

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 スイスの自転車ブランド「スコット」が新型エアロロードバイク「FOIL」(フォイル)の国内販売に向けて、製品の詳細を明らかにするプレゼンテーションを9月1、2日、スコットの2016年モデル展示会で行った。会場では、ケイデンス90回転・時速45km/hで走行した場合、平均で6W(ワット)の出力を軽減できる効果などが説明され、来場者の注目を集めた。

スコット「フォイル チームイシュー」スコット「フォイル チームイシュー」

特徴的なステム一体型ハンドルバー

SCOTT(スコット)の2016年モデル展示会SCOTT(スコット)の2016年モデル展示会

 東京都内で開かれたスコットの展示会では、新型フォイルの完成車やフレームの周りに人だかりができた。

 2011年に登場した初代フォイルは、同社のタイムトライアルバイク「Plasma」(プラズマ)の技術を生かし、翼形状の後部を切り落としたようなパイプ形状でフレームを構成。正面だけでなく斜め前からの空気抵抗も軽減するエアロロードとして注目を集め、各社のエアロロード開発競争の火付け役となった。2作目となる2016年モデルは、前作の特徴がダウンチューブに色濃く残るものの、ヘッド周りなどのデザインが刷新された。

 ステム一体型のハンドルバー「Syncros」(シンクロス)は、エアロダイナミクスを追求しつつ握りやすい形状が特徴だ。剛性を保ちつつ、395g(幅42cm、ステム長110mm)と軽量に仕上がっている。ヘッドスペーサーは専用品で、エアロ効果を高めつつ、すっきりとしたデザインにまとめられている。

 ヘッドチューブは大口径化し、ねじれ剛性が前作と比べて13%高められた。風が当たる面は広がったが、整流効果を高めたことにより空気抵抗は軽減されたという。

専用スペーサーでステムのポジションを調整する専用スペーサーでステムのポジションを調整する
ボリュームのあるフロント周りを通り、スムースにワイヤー入るボリュームのあるフロント周りを通り、スムースにワイヤー入る

 風洞実験は、ダミー人形を搭乗させ、ボトルを装着するなど、実際の乗車時に限りなく近い状態で行われた。正面からの風にも、斜め前からの風にも空気抵抗は前モデルから軽減されている。

快適性を89%向上

しなやかで快適性を生む細いリアセクションしなやかで快適性を生む細いリアセクション

 ダウンチューブはフロントタイヤにより接近し、隙間を少なくすることで気流の停滞や空気抵抗を少なくしている。ヘッドとダウンチューブの接合部を工夫することで、ジオメトリーを無理に変えることなくエアロ効果を高めた。見た目にはボリュームを増しているが、フレーム重量は950g(54cm/Mサイズ)と軽い。

 リアブレーキはBB下に装着してエアロ効果を追求。さらに、ブレーキを装着しなくなったシートステーの剛性をコントロールし、路面からの振動吸収性を高めた。トップチューブ、シートチューブもしなりが計算されており、乗り心地を大きく改善。一般的にエアロロードは剛性が高く、路面からのギャップを拾いやすい傾向にあるが、新型フォイルの快適性は前作と比べて89%向上したという。

スコット「フォイル チームイシュー」スコット「フォイル チームイシュー」

 スコットジャパンのメカニック、玉井芳行さんは、「前作は剛性が高く、カッチリとした印象が強かったですが、新型フォイルは明らかに振動吸収性が上がって乗りやすくなりました。ツール・ド・おきなわのような長距離のレースでは、終盤で脚に余裕が残ると思います」とアピールした。

スコット「フォイル チームイシュー」(完成車)
税抜価格:980,000円
サイズ:XXS/47cm、XS/49、S/52cm、M/54cm、L/56cm
フレーム重量:950g(Mサイズ)
メインコンポーネント:シマノ デュラエース
ホイール:Zipp(ジップ)60クリンチャー


スコット「フォイル チームイシュー」フレームセット
税抜価格:500,000円
サイズ:XXS/47cm、XS/49、S/52cm、M/54cm、L/56cm
フレーム重量:950g(Mサイズ)

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