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【Teamユキヤ通信】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第1休息日中盤戦以降もステージ優勝に意欲 スペインのファンは「とにかく熱狂的」

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マウンテンバイク日本代表のジュニアチームの訪問を受けた新城 <Photo: Miwa IIJIMA>マウンテンバイク日本代表のジュニアチームの訪問を受けた新城 <Photo: Miwa IIJIMA>

 ブエルタ・ア・エスパーニャに出場中の新城幸也(チーム ヨーロッパカー)は9月1日、大会最初の休息日をピレネー山中のアンドラ公国で過ごした。

 前日はレース後の長距離移動で深夜にホテルに到着したこともあって、選手たちは午前中はそれぞれのんびりと過ごし、お昼頃各自走りに出発した。新城はチームの中で一番長く走り、翌日のコースを実際に上って感触を確かめていた。

 練習後には、2日より同じアンドラ公国で開催される、マウンテンバイク世界選手権に出場する日本代表のジュニアメンバーが、鈴木雷太監督とともにチームを訪問した。ジュニア選手たちは新城から説明を聞きながらチームカーに乗るなどして、種目は違うもののプロチームの設備に驚いた様子で目を輝かせていた。

ジュニア選手たちにチームの移動式レストランなどを紹介する新城 <Photo: Miwa IIJIMA>ジュニア選手たちにチームの移動式レストランなどを紹介する新城 <Photo: Miwa IIJIMA>

 翌日よりブエルタ中盤戦に臨む新城に話を聞いた。

――初出場のブエルタを走った印象は?

 「ゴールまでの上りが予想以上にきつい。純粋なスプリンターと言うよりクライマーが残ることが多い。コースの高低図が当てにならないというか、これはどう見ても2級でしょ、という山岳が3級だったり、山岳が設定されていない上りでも、コースマップには表れないきつさがある」

――有力選手の落車リタイアが相次いでいることについて

 「若い選手が必死に攻めすぎているように感じる。以前と比べて譲り合い(上位の選手に対してのリスペクト)がなくなっている」

――ジロや、ツールと比べて違う点は?

 「観客がフリーパス過ぎて(笑) どこでも入れてしまう印象。それだけ、選手に近いグランツールがブエルタの良いところかもしれないが、肩を叩かれたり、ボトルを奪われたり、とにかく熱狂的なスペインのファンが積極的過ぎて、怖いこともある」

 「ジロや、ツールに比べて移動が多すぎる。レース後の移動もオーガナイズされていないので、ホテルについて夕食をとるのが23時近くになることもあり、朝の移動距離も100kmを超えることもある。ある意味グランツールの中で一番過酷なスケジュールだと思う」

――チームの雰囲気などは?

 「ほぼ毎ステージ、重要な逃げには選手を送り込めているし、しっかりチームとして機能している。体調不良の選手が多いがみんな仲が良く、雰囲気はとてもに良い。これから上りがもっときつくなってきたら、山岳のエースたちが活躍してくれると思うので、自分もしっかり働きたい」

――今のコンディションは?

 「ここ数日、熱射病で頭痛に苦しんでいたが、脚の調子は良い。休養日で頭痛も回復したので、後半に向け調子がもっと上がっていくと思う。自分は人一倍睡眠をとるタイプなので、睡眠時間が足りていない」

――今後のステージの目標は?

 「もちろん、ステージ優勝を狙います! 前半、見せ場がなくて、日本の皆さんも寂しかったと思いますが、自分は3週目を目標に走っていますから、体力的な疲れもなく、落車の怪我もなく予定通りです」

◇         ◇

 翌日行われる第11ステージは、アンドラ公国の中心部を舞台にした138kmと短い距離だが、前半から1級山岳が4回、終盤にカテゴリー超級山岳と2級山岳が設定され、最後は1級山岳の頂上ゴールとなる。獲得標高5000mを超える、今大会最難関と言えるコースだ。

(レポート 飯島美和)

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