大会・イベント情報2012歴史の村へ駆け上れ! 備中の古都を楽しむヒルクライム「高梁 吹屋ふるさと村大会」

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赤銅色の屋根瓦とベンガラ色の外壁が美しい「吹屋ふるさと村」の景観赤銅色の屋根瓦とベンガラ色の外壁が美しい「吹屋ふるさと村」の景観

 “備中の小京都”と称される緑豊かな古都、岡山県高梁市。この美しい山里で10月6、7日、丘の上に伝統的家屋が建ち並ぶ「吹屋ふるさと村」まで自転車で駆け上るサイクリング大会「ヒルクライムチャレンジシリーズ2012 高橋 吹屋ふるさと村大会」が開催される。歴史遺産を巡るコースでレースが行われるほか、ステージイベントやグルメ・特産品販売などの催しも盛りだくさん。スポーツに挑み、歴史と文化を体感し、地元の方々と交流を楽しめる“知的なヒルクライム大会”となりそうだ。

ビギナーも走りやすいコース

 参加者は脚力に合わせて長短2つのコースを選べる。距離が長い「フルコース」は、市中心部のききょう緑地をスタートし、まず清流・高梁川沿いの12.3kmをパレード走行。山間部に向かう地点から計測は始まる。そこからゴールまでの距離は15km、標高差398m、平均斜度2.6%で、ヒルクライム大会としては傾斜が緩く距離も短め。初心者でもチャレンジしやすいコースだ。一方、トップを競う上級者にとって、ハイスピードで息の抜けない展開となることだろう。

 ゴールが設けられる「吹屋ふるさと村」は、赤銅色の屋根瓦とベンガラ色の外壁に統一された木造家屋の街並みが美しい。江戸末期から明治にかけてこの地の長者たちが築いた景観は、昭和52年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、今では貴重な文化遺産だ。集落に差し掛かる地点がゴール地点となり、レース後は下山までの間に街並みの散策を楽しむこともできる。

歴史的な建築物を楽しみながらサイクリング(昨年の大会より)歴史的な建築物を楽しみながらサイクリング(昨年の大会より)
昨年の大会のスタートシーン昨年の大会のスタートシーン

 一方、「ショートコース」は距離10km 標高差267m、平均斜度2.3%で争われる。ゴール地点は、静かな山村に観光スポットが点在する「備中宇治彩りの山里」となる。2つのコースはゴール地点が異なるが、どちらも地元の方々が猪汁などをふるまってくれるという。レース後は再びききょう緑地に集い、表彰式やイベントに臨むことになる。

「チャレンジ縁日」でおもてなし

 アフターレースの楽しみは、メイン会場のききょう緑地で2日間にわたって催される「チャレンジ縁日」。ステージでは地元の方々による太鼓や踊り、子ども神楽といった演技が披露される。

レースに合わせて「チャレンジ!まいたうんカレー」の決勝戦も実施。ぜひ投票したい(昨年の大会より)レースに合わせて「チャレンジ!まいたうんカレー」の決勝戦も実施されるので、ぜひ投票したい(昨年の大会より)

 飲食ブースでは備中牛串焼き、備中牛バーガー、神原うどん、そしてまちおこし団体「備中高梁食援隊」によるB級グルメ「インディアントマト焼そば」などが提供される。市内で採れた野菜や農産加工品などの販売も行われる。

 さらに、ヒルクライムチャレンジシリーズの共通企画「チャレンジ!まいたうんカレー」の決勝戦も行われ、予備審査を通過した3作品の盛り合わせが会場で販売される(500円)。来場者の投票によって「まいたうんカレー」が決まるので、ぜひ参加したい。

古都で過ごす特別な体験

 高梁市は古来、「備中の国」の中心地で、江戸期以降も松山藩の城下町として政治、産業、交通の要衝として栄えてきた。中世の城郭としては日本一高い地点に現存する備中松山城をはじめ、武家屋敷館、商家資料館などさまざまな歴史遺産が点在している。

標高430mの臥牛山頂に建つ「備中松山城」標高430mの臥牛山頂に建つ「備中松山城」
大会には、地元の方々の温かいおもてなしが行き届いている(昨年の大会より)大会には、地元の方々の温かいおもてなしが行き届いている(昨年の大会より)

 そんな由緒ある街がいま、ヒルクライム大会を成功させようと一丸になっている。市内各所に駐輪のための「自転車ハンガー」が設置され、練習に集まるサイクリストたちには特産品の「桃太郎トマト」や「成羽の水」が無償で振る舞われている。路面の砂や落ち葉も、市民らの手によって定期的に清掃されているという。

 また大会当日に向けて、沿道で応援するためのグッズ「手作り応援手旗」を作成したり、大会オリジナルのポロシャツや応援のぼり旗を販売するなど、取り組みは広く浸透している。

 古都の風情を大切にしつつ、ヒルクライム大会を全力で盛り上げる“自転車の街”。そんな高梁市で過ごす2日間は、サイクリストにとって特別な体験となることだろう。

 エントリー受付は9月18日(火)まで。

今年3月まで国内最古の現役木造校舎として使用されていた「旧吹屋小学校」今年3月まで国内最古の現役木造校舎として使用されていた「旧吹屋小学校」
昨年の大会のパレードラン。雨の中、大勢の市民が応援してくれた昨年の大会のパレードラン。雨の中、大勢の市民が応援してくれた

■ヒルクライムチャレンジシリーズ2012 高梁 吹屋ふるさと村大会 開催概要
 
・開催日時:受付…2012年10月6日(土) 競技大会…7日(日)
・開催場所:岡山県高梁市
[フルコース]
計測スタート(旧高倉小学校横)~ゴール(吹屋ふるさと村)距離15km/標高差398m/平均斜度2.6%
[ショートコース]
計測スタート(旧高倉小学校横)~ゴール(宇治高等学校)距離10km/標高差267m/平均斜度2.3%
・カテゴリー
ロードレーサー/MTB/ジュニア(小学3年~中学生)/チーム一般(3人)/チームファミリー(3人以上)/チーム男女ペア
・参加定員 1,000人
・参加料:個人1,500円~6,000円、チームエントリー費500円
・エントリー締切:2012年9月18日(火)
・主 催:ヒルクライムチャレンジシリーズ2012 高梁 吹屋ふるさと村大会実行委員会
・後援:高梁市、高梁市教育委員会、岡山県体育協会、高梁市体育協会、産経新聞岡山支局など

大会公式サイト:http://hill-challenge.jp/race02.php
参加申込みはこちら(スポーツエントリー)

ヒルクライムチャレンジシリーズ2012」は今年、全国8カ所を舞台に開催される。「初心者から本格派サイクリストまで楽しめる幅広い大会」を掲げ、各大会ごとに地域色豊かなイベントを実施して盛り上げるのが特徴。開催地をネットワーク化して地域振興に結び付ける狙いもあり、10年後の2020年には、全47都道府県での開催を目指すとしている。

 

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