相性の良いコースで力を発揮最終周回を単独で逃げ切った入部正太朗が優勝 Jプロツアー「みやだクリテリウム」

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 国内ロードレースのシリーズ戦「Jプロツアー」の第15戦「みやだクリテリウム」が8月30日、長野県宮田村で開催され、逃げ集団から最終周回に単独でアタックした入部正太朗(シマノレーシング)が逃げ切り勝利を飾った。最後まで追い上げた窪木一茂(チームUKYO)が2位に入った。ツアー総合ポイント首位のルビーレッドジャージは畑中勇介(チームUKYO)が守っている。

最終周回を独走した入部正太朗(シマノレーシング)最終周回を独走した入部正太朗(シマノレーシング)

 レースは、前日に開かれた「みやだ高原ヒルクライム」の会場からほど近く、田園地帯のなかを周回する1周3.2kmのコースで行われた。直角コーナーが多く、随所にアップダウンもあるため、選手のテクニックが問われるコースレイアウトだ。Jプロツアーには124人がエントリー。午前中に2組に分けて予選が行われ、それぞれ上位25人、計50人が午後の決勝に進む2ヒート制で争われた。

決勝に進んだ選手はコンチネンタルチーム勢が目立った決勝に進んだ選手はコンチネンタルチーム勢が目立った

 朝から雨が降ったり止んだりの天候となり、予選は神経質な展開となった。決勝へコマを進めたのは、平地が得意な選手が多かった。またランキング上位の強豪チームは、決勝へ多数の選手を送り込んだ。決勝のスタートラインにはナショナルチャンピオンの窪木を擁するチームUKYOや、マトリックスパワータグなどのコンチネンタルチーム勢が目立つ。

 決勝レースは10周回32kmのスプリントレース。審判バイクがペースをコントロールするニュートラルスタートで始まったが、その間も選手たちは良い位置を確保するため前へ前へとポジションを上げようとする。しばらくしてリアルスタートが切られると、ハイスピードで展開し、棒状一列でホームストレートへ戻ってきた。前方では入部や窪木、佐野淳哉(那須ブラーゼン)らが積極的に動く。

1周目から強豪選手が動くハイペースな展開1周目から強豪選手が動くハイペースな展開
3周回目に入ると6人の逃げ集団が形成3周回目に入ると6人の逃げ集団が形成

 3周目に入ると、序盤から動いてきた入部、佐野、窪木にアイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)らを加えた6人の強力な逃げ集団が形成された。メーン集団との差はみるみる開き、1周の間に30秒程のリードを築いた。タイムギャップは最大50秒近くまで開いたが、マトリックスパワータグがメーン集団のコントロールに入ったことでタイム差がこれ以上開くことはなかった。

 周回を重ねるにつれて選手の数は少なくなり、メーン集団は30人程にまで絞られた。逃げ集団は30秒ほどのリードを保ち、残り1周を知らせる鐘が鳴ると同時に入部がアタック。単独でゴールを目指した。残りの逃げメンバーは一瞬見合い、入部との差は10秒ほどにまで広がる。窪木が背後に迫るなか、入部は最後まで独走し、ガッツポーズでフィニッシュラインに飛び込んだ。シマノレーシングは今季Jプロツアー初勝利だ。

(選手左から)2位の窪木一茂(チームUKYO)、優勝した入部正太朗(シマノレーシング)、3位のリカルド・ガルシア(キナンレーシング)(選手左から)2位の窪木一茂(チームUKYO)、優勝した入部正太朗(シマノレーシング)、3位のリカルド・ガルシア(キナンレーシング)

 2年前のこの大会でJプロツアー初優勝を挙げた入部。昨年の3位に続き、自身2年ぶりとなる優勝を相性のいいこの大会で飾った。

 入部は「窪木が脅威だったが、最終周回に入る際に、窪木が先頭交代で後ろに下がるタイミングを見計らってアタックを仕掛けた。相性の良いコースで勝てて嬉しい」とコメントした。ルビーレッドジャージは畑中が、23歳未満でランキングトップのピュアホワイトジャージは新城雄大(那須ブラーゼン)が変わらず守った。次戦は「JBCFタイムトライアルチャンピオンシップ」が栃木県栃木市で9月6日に開催される。

ルビーレッドジャージを堅守した畑中勇介(選手右)とピュアホワイトジャージを守った新城雄大(選手左)ルビーレッドジャージを堅守した畑中勇介(選手右)とピュアホワイトジャージを守った新城雄大(選手左)
女子の表彰(左から)2位の坂口聖香(パナソニックレディース)、優勝した智野 真央(Neilpryde Nanshin Subaru Cycling)、3位の西加南子(LUMINARIA)女子の表彰(左から)2位の坂口聖香(パナソニックレディース)、優勝した智野 真央(Neilpryde Nanshin Subaru Cycling)、3位の西加南子(LUMINARIA)


JPT結果
1 入部正太朗(シマノレーシング)48分49秒
2 窪木一茂(チームUKYO)+2秒
3 リカルド・ガルシア(キナンサイクリングチーム)+9秒
4 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)+10秒
5 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
6 佐野淳哉(那須ブラーゼン)+13秒
7 ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+42秒
8 畑中勇介(チームUKYO)
9 パブロ・ウルタスン(チームUKYO)
10 野中竜馬(キナンサイクリングチーム)+43秒

Jプロツアーリーダー(ルビーレッドジャージ)
畑中勇介(チームUKYO)

U23リーダー(ピュアホワイトジャージ)
新城雄大(那須ブラーゼン)

Jフェミニン結果
1 智野真央(Neilpryde Nanshin Subaru Cycling)28分58秒
2 坂口聖香(パナソニックレディース)
3 西加南子(LUMINARIA)
4 伊藤杏菜(Champion System Japan)+1秒
5 古田佳美(竹芝レーシング)+1秒
6 森本朱美(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)+2秒

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