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TREK WORLD JAPAN 2016 でトークショー「人生が、世界が変わる」 日向涼子さんと田村芳隆トレック・ジャパン社長が語る自転車の可能性

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 「私は自転車で人生が変わりました。自分に自信をもてるようになり、自転車に乗っていなかったら出会えなかった素晴らしい人たちに出会うことができました」

 女性サイクリストとしてめざましい活躍を続けるモデルの日向涼子さんが8月上旬、国立京都国際会館で開催された「TREK WORLD JAPAN 2016」(トレックワールド ジャパン)にゲストとして出演し、サイクリングに対する情熱や愛情を語った。その思いは「自転車が持つ可能性にかけるトレックのアイデンティティを体現している」と、トレック・ジャパンの田村芳隆社長は応じた。この夏、フランスで開かれた過酷な山岳サイクリング大会「エタップ・デュ・ツール」を共に完走した日向さんと田村社長。2人が繰り広げたトークには、自転車を通じて人生を豊かにしようというトレックのビジョンや世界観が表れていた。

プロジェクトワンで作った日向涼子さんのドマーネ、愛称“アンジー”が会場に展示されたプロジェクトワンで作った日向涼子さんのドマーネ、愛称“アンジー”が会場に展示された

「いつか乗りたいバイク」を手に入れて

 日向さんは、トレックのカスタムプログラム「プロジェクトワン」でオーダーしたロードバイク「ドマーネ」を愛用し、7月19日に開かれたエタップ・デュ・ツールを見事に完走したことから、トレックワールドのプレゼンテーションやトークショーに招待された。

トレックワールドのプレゼンテーション =8月4日、国立京都国際会館トレックワールドのプレゼンテーション =8月4日、国立京都国際会館
プレゼンテーションに登場し紹介を受けた日向涼子さんプレゼンテーションに登場し紹介を受けた日向涼子さん

 ドマーネとの出会いについて、日向さんは「以前、お借りしたドマーネで瀬戸内海のしまなみ海道を走ったことがあり、疲れないし、どこまでも乗っていきたいと感じた。『いつか乗りたいバイクだ』と思っていた」と紹介した。

愛用する「ドマーネ」について語った日向涼子さん愛用する「ドマーネ」について語った日向涼子さん

 その後、今年4月にドマーネを手に入れた日向さんは、6月に開かれた「Mt.富士ヒルクライム」に参戦。毎年、目標に定めている大会で、昨年は初めて1時間30分を切るタイムをマークしたが、ドマーネを駆った今年はさらにタイムを2分縮めてゴールできた。そこで手応えをつかみ、エタップ出場に向けてフランスに乗り込んだ。

エタップ・デュ・ツールで過酷な山岳コースを走る日向涼子さん(中央)田村芳隆トレック・ジャパン社長(右) =7月19日 <橋本謙司撮影>エタップ・デュ・ツールで過酷な山岳コースを走る日向涼子さん(中央)田村芳隆トレック・ジャパン社長(右) =7月19日 <橋本謙司撮影>
エタップ・デュ・ツールのコース後半で併走する日向涼子さん(奥)と田村芳隆トレック・ジャパン社長 <橋本謙司撮影>エタップ・デュ・ツールのコース後半で併走する日向涼子さん(奥)と田村芳隆トレック・ジャパン社長 <橋本謙司撮影>

 今年のエタップは、過去17回で最も過酷なコースと言われ、実際に参加者の4人に1人以上がリタイアするサバイバルレースとなった。日向さんが「常に上るか下るか、山ばかりで平坦なところがなかった」と表現するほどの難コースだったが、日向さんと田村社長は、ところどころで一緒に走りながら、ともに完走を果たした。

エタップ・デュ・ツールを完走し、メダルを掲げて喜ぶ日向涼子さんと田村芳隆トレック・ジャパン社長 <橋本謙司撮影>エタップ・デュ・ツールを完走し、メダルを掲げて喜ぶ日向涼子さんと田村芳隆トレック・ジャパン社長 <橋本謙司撮影>

 田村社長はトークショーで、「山がきれいでしたよね。この景色を見られることで頑張れた」と、エタップならではの美しいコースの魅力を語った。日向さんは、コースの先に見えてくる峠の高さ驚きながら走っていたという。「自分が上っていくと想像ができないような厳しい山だった」としながらも、「日本にはない景色。その美しさに助けられました」と賞賛した。

 日向さんは、振動吸収性の優れたドマーネのおかげで、疲れ果てることなく完走できたと説明。「ドマーネは優雅で、よく進んで、乗り心地がいい。女性はバイクコントロールのスキルがあまりない人が多いけれど、ドマーネはそれをカバーしてくれて、スキルが上がったように感じられます」と、ビギナーにもオススメしたいモデルであることを強調した。

自転車の素晴らしさを伝えたい

日向涼子さんがカラーリングをデザインしたトレック・プロジェクトワン「ドマーネ6」日向涼子さんがカラーリングをデザインしたトレック・プロジェクトワン「ドマーネ6」

 日向さんは、自らデザインしたバイクのカラーリングにも強い愛着を抱き、完成したバイクには、尊敬する米女優、アンジェリーナ・ジョリーの愛称にならって「アンジー」と名付けた。「プロジェクトワンのカスタムデザインでは、今までの自分にはなかった、強さと女性らしさを備えたデザインを考えました」と語る日向さんは、「思っていた以上の、120%の美しい出来栄えでした」と、仕上がりに満足しているという。

トレックワールドの懇親会に登場した(左から)トレック・ジャパンの田村芳隆社長、モデルの日向涼子さん、マウンテンバイククロスカントリーの山本幸平選手、俳優の鶴見辰吾さんトレックワールドの懇親会に登場した(左から)トレック・ジャパンの田村芳隆社長、モデルの日向涼子さん、マウンテンバイククロスカントリーの山本幸平選手、俳優の鶴見辰吾さん

 エタップ完走後は「色々な人から『勇気付けられた』『自分もチャレンジしたい」という言葉をもらった」という日向さん。今後の自転車に関する活動については、「自分も誰かの力になれるなら、もっとチャレンジしていきたい」「私が体験した自転車の素晴らしさを、一人でも多くの人に感じてもらいたい」とスポーツサイクルの普及に意欲を見せた。

 それを聞いた田村社長は、「われわれトレックは自転車を通じて世界を変えたいと思っている。日向さんのような方が自転車の素晴らしさを伝えてくれるのはうれしい」と歓迎した。

質の高い製品とサービスをユーザーに提供

 トレックワールドは、トレックの販売店関係者らがブランドの世界観を体感・共有するためのイベントとして、今年で5回目の開催を迎えた。田村社長はその趣旨を、「プレゼンテーションを通じて中長期にわたるトレックの展望を販売店のスタッフらにまで伝えること、そして会場での展示や試乗を通して製品を体験してもらうこと」だと語る。

トレックのバイク、アクセサリーなどが一堂に展示された「トレックワールド」の会場 =8月4日、国立京都国際会館トレックのバイク、アクセサリーなどが一堂に展示された「トレックワールド」の会場 =8月4日、国立京都国際会館

 日本国内にはトレック・ジャパンの直営店が4店舗、トレックコンセプトストア(特約店)は44店舗が展開されているが、トレックワールドの内容が、そのままサービス向上につながっているという。会場展示のために使用されている什器は、店舗でも使うことができ、商品を見やすい店内環境を作り出す。また、トレックのビジョンを理解し、製品のよさを味わい尽くしたスタッフが店頭で接客できるようになることが、顧客サービスに直結している。

会場に展示されたファンビアン・カンチェッラーラ選手(トレック ファクトリーレーシング)のドマーネについて、田村芳隆社長から説明を受ける日向涼子さん会場に展示されたファンビアン・カンチェッラーラ選手(トレック ファクトリーレーシング)のドマーネについて、田村芳隆社長から説明を受ける日向涼子さん

 初めてトレックワールドを訪れた日向さんは、「想像以上に規模が大きく、きれいな展示も圧巻でした。まるで高級な自転車店にいるみたい」と、驚いた様子。「販売店だけでなく、一般の方々も見たいイベントだと思う」と日向さんが話すと、田村社長も「一般向けに公開したいという気持ちはある」と本音をのぞかせた。

トレックが信じる「自転車の可能性」

 トレックはスポーツ自転車の総合ブランドとして、多種多様の自転車を世に送り出している。さらに、さまざまな乗り方やスタイルに合う自転車を絶えず追求している。「今年はロードバイクのマドンが新しくなったが、誰もがマドンに乗ればハッピーになれるわけではない。どんなバイクがその人に合うのか、店員が提案していくことから、われわれがやりたいことが完結していく」というのが田村社長の考えだ。

控え室でトレックの方向性や価値感について意見を交わす日向涼子さんと田村芳隆トレック・ジャパン社長控え室でトレックの方向性や価値感について意見を交わす日向涼子さんと田村芳隆トレック・ジャパン社長

 日向さんはトレックのサポートを受けていて感じたことについて、「トレックはバイクの乗り心地がいいだけでなく、スタッフのみなさんが自転車を愛していることがわかります。ビジネスとしてだけでなく、愛をもって自転車に接しているのだと思います」と語った。それが安心感やブランドへの愛着につながっているのだという。

 トークショーで田村社長が「自転車で世界を変えたい」と語ったように、トレックの理念の一つに“We beleive in bikes.”(=自転車の可能性を信じる)という言葉がある。自転車は自分の人生を変えることができるもので、そのきっかけを作っていくことがトレックの目標だ。田村社長は「世界中で自転車人口はまだ10億人しかいないので、もっともっと普及していきたい。やりがいがあります」と意欲的に語った。

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