バイクインプレッション2015「CARRERA NITRO SL」 乗り心地の良いハイコストパフォーマンスなカーボンバイク

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 カレラは1989年に元プロ選手の2名によって設立された、イタリアを代表するレーシングバイクブランドだ。カーボンバイク全盛の現在も、エントリーグレードからハイエンドまで、性能を突き詰め、さらには趣向を凝らしたバイクがラインナップされている。今回試乗したのは「ニトロSLフレーム」。エントリーグレードのフルカーボンフレームで、フレーム販売と105完成車が用意されている、初心者から中級者がターゲットにしたくなる、コストパフォーマンスの高いモデルだ。

CARRERA NITRO SL(カレラ ニトロSL)CARRERA NITRO SL(カレラ ニトロSL)

CARRERA NITRO SL(カレラ ニトロSL)
価格:260,000円(105完成車、税抜)
165,000円(フレーム、税抜)
サイズ:XS、S、M、L
カラー:ホワイト、ブラック
問い合わせ先:ポディウム http://www.podium.co.jp/carrera/bike/

スペック

フレーム:T-700 SC HM M30J HS 60T
フォーク:カーボン FF06 SC SHM 1-1/8 – 1,5”
変速機:シマノ・105(F)&(R)
ギヤ:シマノ・105 50×34T、12-25T(11s)
ホイール:シマノ・WH-RS010
重量:8.35kg(Mサイズ完成車実測)、1150g(Mサイズフレーム、カタログ値)

2本のシートステーをワイドに取り、工法とカーボン素材のレイアップにもこだわって振動吸収性を高めた2本のシートステーをワイドに取り、工法とカーボン素材のレイアップにもこだわって振動吸収性を高めた
縦にボリュームのあるBBだが、幅は従来通りの、68mmのBB規格(JIS)を採用縦にボリュームのあるBBだが、幅は従来通りの、68mmのBB規格(JIS)を採用
カレラの中ではエントリーグレードに位置づけられているフルカーボンフレームだが、素材はT700をメーンに採用し、フレーム単体重量は1150gに仕上がっているカレラの中ではエントリーグレードに位置づけられているフルカーボンフレームだが、素材はT700をメーンに採用し、フレーム単体重量は1150gに仕上がっている

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm

松尾 モデルチェンジ前のニトロにも試乗したことがあり、前作の、これぞカーボンモノコックフレームというパリっとしたフィーリングから、今回のモデルはしっとり速く走る大人な乗り味に進化している印象でした。

米山 うん。ボクもカレラはフィブラやヴェレーノに試乗した時のブランドイメージがあるから、もっとカッチリかと思ったけれど、ニトロSLに関しては乗り心地がとても良いバイクだった。

松尾 振動吸収性が高く、終始快適。角張りのないフレーム形状がうまく振動を逃しているように思いました。剛性はガチガチではなく、しっとり。しかしながら、フレームにあるリブが効いているのか、剛性は十分で、打てば応えてよく進みます。

米山 鋭い加速ではないけれど、ゆっくり伸びるタイプだね。

松尾 そうですね。それから、安定感が高く、身を任せて安心ですね。コーナーでも姿勢を保ち続けやすいし、安心してコントロールできます。特に下りは好印象でした。

米山 上りはそんなに軽い感じではなかったかな。

松尾 少し重量を感じましたね。どっしりとしている分、軽快さは希薄ですが、平地が中心のツーリングには打って付けだと思いますよ。

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm

米山 そうだね。上りメーンのような使い方でなければ、このグレードのバイクには十分なペダリングやハンドリングの軽快感がある。操縦性にクセがなく、遠くまで一緒に走る1台としては、乗り心地も良くていいと思う。

松尾 完成車販売モデルを試乗しましたが、まとまりのあるパッケージですし、完成車専用カラーであったり、左右非対称のカラーリングデザインなど、一味違った魅力もあります。

米山 特にダウンチューブやフォークの左右非対称カラーは印象が変わるね。パーツチョイスも、ハンドル周りがFSAで統一されていたり、サドルはサンマルコ製だったりと、気の利いたアッセンブルで長く楽しめそうだよ。

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TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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