バイクインプレッション2015「LAPIERRE PULSIUM 600 FDJ CP」 ダンパー装備で快適性を高めたコンペティションバイク

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 フランスのバイクブランド、ラピエールは創業1946年という老舗。プロチーム「エフデジ(FDJ)」に機材を供給し、レースやテストの中で開発を重ね、ハイパフォーマンスな商品をリリースしている。今回試乗したのは、2015年モデルとしてデビューし、独特のフレーム形状と、ダンパーを組み込むテクノロジーで注目を集めた「パルシウム」。ブラック基調となった2016年モデルは、機能性とデザインにさらなる期待を感じさせる仕上がりとなっている。

LAPIERRE PULSIUM 600 FDJ CP(ラピエール パルシウム600 FDJ CP)LAPIERRE PULSIUM 600 FDJ CP(ラピエール パルシウム600 FDJ CP)

LAPIERRE PULSIUM 600 FDJ CP(ラピエール パルシウム600 FDJ CP)
価格: 479,000円(完成車、税抜)
サイズ:46、49、52、55
カラー:FDJ
問い合わせ先:東商会 http://www.eastwood.co.jp/lineup/lapierre/

スペック

フレーム:PULSIUM SAT ULTIMATE CARBON
フォーク:PULSIUM Full Carbon
変速機:シマノ・アルテグラ(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 50×34T、11-25T(11s)
ホイール:ゼンティス・SQUAD 4.2
重量:7.30kg(50サイズ完成車)
※試乗車は一部カタログスペックと異なります

前方に突き出るような、独特の曲線を描くパルシウム専用設計のフルカーボンフォーク前方に突き出るような、独特の曲線を描くパルシウム専用設計のフルカーボンフォーク
振動を和らげるダンパーをフレームに組み込み、ペダリングパワーを推進力に変えるために採用された“パワーボックステクノロジー”が快適ながらも求められる剛性に寄与している振動を和らげるダンパーをフレームに組み込み、ペダリングパワーを推進力に変えるために採用された“パワーボックステクノロジー”が快適ながらも求められる剛性に寄与している
ヘッドから一連の流れで緩やかなラインを描くトップチューブデザインはエアロダイナミクスに優れる。プロチーム「FDJ」のロゴが入るヘッドから一連の流れで緩やかなラインを描くトップチューブデザインはエアロダイナミクスに優れる。プロチーム「FDJ」のロゴが入る

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm

米山 エラストマー樹脂を組み込んだ「パルシウム」は、快適性を高めたコンペディションモデル。特徴的な容姿だけど、プロ選手も信頼を置くレース機材なので、期待値は高かった。

松尾 非常に目を引くフレームですね。コンフォート性能を高めたモデルで、シートチューブとトップチューブに設けられた振動吸収材の効果を、乗ってみると明らかに感じられます。荒れた路面にバイクを突っ込んでみると、フロントから腕に伝わる振動と、お尻に伝わってくる振動が明らかに違っていて、サドルから伝わるほうが抜群にマイルドでした。

米山 路面からの振動が和らげられている。乗り心地の良さは設計のとおりといえ、さすがだ。それでいて、推進力やパワーロスをあまり感じさせないところがいいね。

松尾 そうですね。マイルドなフィーリングでも、剛性はあってよく進みます。犠牲にしているのではと疑ったロードインフォメーションも、フォークを中心にしてしっかりと捉えられましたし、ラピエールらしく、安定したハンドリングは魅力です。せかせかと加速を促すことなく、ゆったりとした剛性感で、巡航が得意な性格でした。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm

米山 もっと特殊な乗り味になっているかとも想像していたが、バランスも良く、全体的にハイレベルにまとまっている。エフデジの選手も、石畳など荒れた路面で争われる北のクラシックでパルシウムを使っているそうで、十分な実力を感じさせた。

松尾 コンフォート性能を高めつつ、平地でも上りでも車体の振りは軽いので、だるい走りではありません。ツール・ド・おきなわなどの200kmクラスの長距離レースで使ってみたいと、期待を抱かせるバイクでした。ロードではあまりない目を引くデザインで、おもしろい選択肢だと思います。

米山 スプリント力だけで見たら上がいるけれど、タフな長距離レースなら最後まで余力を残せるバイクだね。プロ機材でありながら、ホビーレーサーにも扱いやすいだろう。

lapierre-7

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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