バイクインプレッション2015「SWIFT Carbon Ultravox Ti」 レースシーンで台頭する新興ブランドのハイエンド機

  • 一覧

 サイクリングが世界的なビジネスとして台頭してきた今日、高い注目を集めている新興ブランドの一つにスウィフトカーボンが挙げられる。南アフリカ出身の創業者のマーク・ブルウェット氏は、アフリカ人プロサイクリストとしてフランスとポルトガルのプロチームで走った経験を持つ。今回試乗したのは、オーストラリアのプロコンチネンタルチーム「ドラパック プロサイクリング」などがレースに投入し、国内チームでは「レモネード・ベルマーレ」も使用しているフラッグシップ機「Ultravox Ti」だ。

SWIFTCarbon Ultravox Ti (スウィフトカーボン ウルトラヴォックス Ti)SWIFTCarbon Ultravox Ti (スウィフトカーボン ウルトラヴォックス Ti)

SWIFTCarbon Ultravox Ti(スウィフトカーボン ウルトラヴォックス Ti)
価格:368,000円 (Cyan, Magenta, DRAPAC, NFTOフレームセット、税抜)
343,000円(Blackフレームセット、税抜)
769,000円(スラム・レッド完成車、税抜)
618,000円(シマノ・アルテグラ完成車、税抜)
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
カラー:シアン、ブラック
問い合わせ先:SWIFTCarbon JAPAN (メール)SCJ@swiftcarbon.com
 http://swiftcarbon.com(英語サイト)

スペック

フレーム:カーボン Toray700、800、1000
フォーク:フルカーボン
変速機:シマノ・デュラエース(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース
ホイール:マヴィック・コスミックカーボンアルチメイト
重量:6.85kg(試乗車実測)

扁平で細身のシートステーが振動を和らげる。試乗車は選手実車のため、ブレーキ台座部にゼッケンプレートのための金属製台座が取り付けられている扁平で細身のシートステーが振動を和らげる。試乗車は選手実車のため、ブレーキ台座部にゼッケンプレートのための金属製台座が取り付けられている
直線的かつエアロダイナミクス性能に注力したフレーム設計で、ワイヤーは内蔵式を採用する直線的かつエアロダイナミクス性能に注力したフレーム設計で、ワイヤーは内蔵式を採用する
BB30を採用し、ボリュームを持たせたボトムブラケット部と、左右非対称設計でマッシブなチェーンステーBB30を採用し、ボリュームを持たせたボトムブラケット部と、左右非対称設計でマッシブなチェーンステー

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm

米山 日本にはまだ馴染みが薄いけれど、海外では良い評価を得ているという新興ブランド。ロードバイク4モデルのほか、タイムトライアルバイク、トライアスロンバイク、マウンテンバイクも揃えたレース志向の強いメーカーだ。

松尾 気になっていたバイクだったので、今回しっかり乗る機会を得て、楽しめました。

米山 まずはトップモデルを試乗したけれど、あまり新興ブランドだと意識することなく乗れる、まさにレースバイクというのが全体を通した印象。

松尾 そうですね。総じて、シチュエーションを選ばないバイクでした。上級者が満足でき、重量の軽さと乗りごごちの良さから、ビギナーのサイクリングにも使えます。ただ、性能が高いのでやっぱりレースで使ってもらいたいですね。弱点のないバイクといえばつまらない性格と思われがちですが、奥の深さも体感できた良いバイクでした!

米山 フレームは、スポーツサイクルではお馴染みの東レのカーボンを3種類採用し、要所に応じて厳選したレイアップを施しているという。エンド部にはアルミではなくチタンを採用して軽量化を追求。試乗してみてまず感じたのは、直進性が高く、踏みごたえがあってどんどん進むという特徴だった。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm

松尾 軽やか、しなやかでありながら、大きなギアをかけてもしっかりと進むバイクでしたね。細身ながらリヤステーがしっかりしているので、進む感じが強いです。全体的にまとまっていて、どこかが硬いということがなく、快適性についても、スムーズな乗り心地で悪い印象は受けませんでした。

米山 試乗車はJプロツアー選手が使用する実車で、パワーメーターのSRMが付いていたよね。これは参考になった?

松尾 ええ、1200wと具体的な数値でテスト出来たので、レースをイメージしたインプレッションができました。太いチェーンステーと、対照的に薄いリアステーが推進力と乗りごごちの柔らかさを演出しているのだと思います。スプリントでも試してみましたが、フレームのバランスが良く、リズムも合わせやすいため、バイクの振りと脚の回りがスムーズにリンクしましたよ。

米山 エッジを強調した切れ味あるフォルムと、爽やかなシアンのカラーリングが印象的な、リザルトの実績もある1台。フレーム販売も完成車仕様もあるので、ホビーレーサーの新車候補として良い選択肢のひとつだろう。

swiftcarbon-7

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

30~50万円のロードバイク50万円以上のロードバイク

30~50万円 50万円~ スウィフト バイクインプレッション フレームセット ロードバイク

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載