地元競輪選手とふれ合って楽しく練習京都・向日町競輪場で子供向け自転車教室開催 元プロロードレーサーの辻善光さんらが講師

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 京都府向日(むこう)市の向日町競輪場で7月26日、元プロロードレーサーの辻善光さんらが講師となり、子供向けの自転車教室「第13回向日町トラックチャレンジ with ふるさとアスリート」が行われた。同競輪場で約1年ぶりのキッズスクールは、新たな試みも交えながら、楽しい雰囲気のなか開催された。辻さん自身によるレポートで、スクールの模様を紹介します。

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頑張って手を伸ばして…これもバイクコントロールを学ぶ練習頑張って手を伸ばして…これもバイクコントロールを学ぶ練習

基礎技術を反復練習 吉本芸人も参加

講師の元プロロードレーサー、辻善光さん(右)は吉本ふるさとアスリートとして活動中。イベントには吉本芸人の「女と男」の“市川”さん(左)と”和田ちゃん”がゲスト参加講師の元プロロードレーサー、辻善光さん(右)は吉本ふるさとアスリートとして活動中。イベントには吉本芸人の「女と男」の“市川”さん(左)と”和田ちゃん”がゲスト参加

 向日町競輪場でのキッズスクールは2014年の第12回以降しばらく開催が滞っていたが、日本競輪選手会京都支部と吉本ふるさとアスリートが協力して、約1年ぶりの開催となった。

 この日は京都支部所属の競輪選手とガールズ競輪選手、ふるさとアスリートの辻善光という経験豊富なスタッフが子供たちを指導。また、吉本興業のお笑い芸人「女と男」の“和田ちゃん”と“市川”さんコンビが、子供たちと一緒に自転車で講習会に参加。スクールを盛り上げた。

片足バランス走行をする和田ちゃん。犬のおしっこポーズではありません片足バランス走行をする和田ちゃん。犬のおしっこポーズではありません

 スクール前半では、さまざまなセクションを使ってのテクニック講習を行った。簡単な練習からどんどんステップアップ。各地のキッズスクールでおなじみの一本橋では、慣れてスムーズに通過できるようになったら、スピードをゆっくりにしたり、立ちこぎをしながら走ったりと、変化をつけて全身でバランスを取る練習をした。

 スラロームには悪戦苦闘する姿が目立った。子供たちにとっては自転車が重く、大人のようにスイスイ操作できない。力でコントロールするのではなく、重心移動でコントロールすることを学んだ。

まだ幼稚園だけど一本橋を渡れるようになりましたまだ幼稚園だけど一本橋を渡れるようになりました
競輪選手のデモ走行。きれいなフォーム[/caption]

危険回避に役立つ「ジャンプ」と「スリップ」

 落車や事故を防ぐために必要なバイクコントロールを身体に覚え込ませる練習も行われた。キッズバイクは小径タイヤであるため、段差にひっかかりやすい。全身を使って前輪を持ち上げる練習を繰り返すうちに、全員が前輪を浮かす事ができるようになった。

 後輪をスリップさせる練習では、どうすればスリップしやすいのか、スリップした状態でどうコントロールするのかを、濡れた路面を走って学んだ。スリップの練習は子供にとって新鮮だったようで、後輪をロックし、ドリフト走行をしながらバイクコントロールできたときの笑顔が印象的だった。

段差越えの練習。女の子もタイヤが持ち上がるようになりました段差越えの練習。女の子もタイヤが持ち上がるようになりました
ジャンプだってできるようになりましたジャンプだってできるようになりました
濡れた路面でスリップ練習。3m滑っても転けません濡れた路面でスリップ練習。3m滑っても転けません

お腹満足の休憩タイム

強靭な肉体が作り上げるかき氷強靭な肉体が作り上げるかき氷

 スクール前半を終えての休憩では、今回からの新しい試みとして、参加者のお母さんが揚げたてのドーナツを、スタッフの競輪選手がかき氷を用意した。競輪選手の太い腕がすごいスピードでかき氷を作り、ガールズ競輪選手が要望に応えてシロップや練乳をトッピング。いろいろ混ぜてのオリジナルかき氷が作られた。

 最高級のごま油で揚げたドーナツもあっという間にお腹の中に収まり、心も身体もリフレッシュして元気よく後半の練習に突入した。

好きなシロップでどうぞ好きなシロップでどうぞ
お母さんが作ってくれたドーナツお母さんが作ってくれたドーナツ
ドーナツ揚げには最高級のごま油を使用ドーナツ揚げには最高級のごま油を使用
かき氷食べてドーナツ食べて全回復かき氷食べてドーナツ食べて全回復

後半はバンク走行を体験

 スクール後半では、まず競輪場を周回練習。競輪選手の先導で走路を走らせてもらうことができた。傾斜がある走路はペダルを当ててしまうので、内側の緑の走路を使用。1周回ってくるごとにピースサインが見られた。

 その後、じゃんけんの「パー」チームと「グー」チームに分かれ、練習した走路で「全員リレー対決」を行った。一時は半周以上も差が開くものの、アンカーで追いつく展開に大興奮! 子供たちは走り回りながら大きい声で応援し、最後は車輪半分の差でグーチームが勝利。勝ったチームも負けたチームもよく頑張りました。

 最後に地元京都の親子競輪選手、窓場加乃敏・千加頼選手によるデモンストレーション。父・加乃敏選手がバイクで誘導し、息子の千加頼選手が追走。最速の親子共演に参加者全員が圧倒された。

競輪選手について走ると、まるでカルガモの親子のよう競輪選手について走ると、まるでカルガモの親子のよう
慣れてきたらどんどん楽しく慣れてきたらどんどん楽しく
パーチームのみんなパーチームのみんな
グーチームは競輪用ヘルメットキャップを付けてもらいましたグーチームは競輪用ヘルメットキャップを付けてもらいました
窓場親子によるデモ走行。70km/hを超えるスピード!窓場親子によるデモ走行。70km/hを超えるスピード!

たっぷりお土産にホクホク

 スクール終了後、リレー対決の勝利チームにはボトルがプレゼントされ、また参加者全員にSPOON彦根店よりムレスナティー(紅茶)が、向日町競輪場からはキャップとタオルが贈られた。

 最後はバンクの走路の急斜面で集合写真。女と男の市川さんの一発ギャグ「…トンッ」で撮影して終了した。

リレーで勝ってボトルもらいました!リレーで勝ってボトルもらいました!
太い腕から参加賞をプレゼント太い腕から参加賞をプレゼント
竹本油脂提供の「マルホン太白胡麻油」でドーナツを揚げました竹本油脂提供の「マルホン太白胡麻油」でドーナツを揚げました
いろんな味のフレーバーティー。どの紅茶にしようか迷っちゃういろんな味のフレーバーティー。どれにしようか迷っちゃう
SPOON彦根店提供のムレスナティーSPOON彦根店提供のムレスナティー
サンボルト提供のボトルサンボルト提供のボトル
最後にみんなで「…トンッ」最後にみんなで「…トンッ」

 今後も競輪選手と力を合わせ、楽しく安全に上手になれるようなイベントを開催したい。でも、子供たちだけでイベントに参加することはできず、常にご両親のサポートがあってこそ。ご両親にも子供を連れてきてよかったと思ってもらえるイベントを継続していきたい。

 楽しい一日をありが…トンッ

(レポート 辻善光)

辻善光辻 善光(つじ・よしみつ)

1984年生まれ、奈良県奈良市出身 京都府立北桑田高校から立命館大学へ進学。卒業後はマトリックスパワータグ、宇都宮ブリッツェン、チームUKYO、湘南ベルマーレに所属し、国内有数のスプリンターとして活躍。現在はTeamZenkoとしてシクロクロスやトライアスロンに参戦、またバイクトレーニング、ポジションチェック、栄養管理など自転車特有の知識と経験で「より楽に、より速く」自転車に乗れるようにトレーナー活動を展開中。吉本興業ふるさとアスリートとしても活動中。

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