さおりんの太魯閣チャレンジ<2>初上陸の台湾は想像以上の蒸し暑さ レース会場の街へ、電車でドタバタ移動

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 台湾で開催された「太魯閣国際ヒルクライム」のレポート、今回は「移動編」です。自転車を担いで海外に行くのは初! そして台湾も初めて!! 普段、オフロードのレースばかり好んで参戦している私にとって、ヒルクライムは苦手分野ですが、なんせこの「海抜0m~3275m」という、とてつもなくファンキーなイベントが凄く魅力的でしょうがなかったのです。

ついに台湾へ上陸! 沖縄よりも南の島、日差しも暑さも想像以上!ついに台湾へ上陸! 沖縄よりも南の島、日差しも暑さも想像以上!

<1>出発前に低酸素室で呼吸法を学ぶ

海外輪行は厳重にパッキング

 これまでも飛行機輪行したことはありましたが、普段使っている超軽量輪行袋では心配だったため、ウレタンが入っている飛行機用の輪行袋を購入。万が一のためにディレーラー部分を外してプチプチ(気泡緩衝材)で保護し、袋に詰めました。荷物は自転車の輪行袋とリュック1個のみ。輪行袋は中に工具やSPDシューズ、ヘルメット、当日の補給食、お風呂セット、ドライヤーなどを入れて、全部で18kgになりました。

 バイクはいつものシクロクロス「AUTHOR XコントロールPROWCX」にホイールは「DURA-ACE C24」を装着しての参戦です。今回のためにブレーキをカンチレバーブレーキからVブレーキに替えて、タイヤは雨(スコール)がよく降ると聞いていたので、雨でも安心な「iRC ASPITE PRO WET」にしました。

荷物はコンパクトに。輪行袋へ自転車と一緒に詰め込みました荷物はコンパクトに。輪行袋へ自転車と一緒に詰め込みました
中身の自転車はこんな感じでパッキング中身の自転車はこんな感じでパッキング

空の旅から陸の旅へ

埼玉県のマスコット「コバトン」と一緒に、台湾へ向け出発!埼玉県のマスコット「コバトン」と一緒に、台湾へ向け出発!

 日本から台湾へは飛行機で約3時間。羽田から台湾松山空港まで乗った便は、機内がキティーちゃんづくしのキャラクター飛行機で、テンションが上がり楽しい空の旅でした。

 飛行機から降りると、「何だこの暑さ…」。想像以上の気温、それに湿度…じめじめとした湿気に身体が慣れない感じです。

 今回の旅には、ポタガール埼玉から私「さおりん」こと後口沙織、そして各地のヒルクライムレースで優勝している「いくみん」こと栗原育美さん。そして、初音ミクの仮装&ママチャリでヒルクライムレースを暴走しているキクミミさん、「昨年、自転車で台湾1周をして楽しかったから、また太魯閣に上りたい!』と言っていた桑野さんの計4人が参加しました。いくみんと桑野さんは、仕事の都合で後から合流です。

 空港で無事に自転車を受け取り、ここから目的地の「花蓮」まで移動です。私たちは全部自分で手配したため、頑張ってたどり着かなければなりません。台北市内は地下鉄で移動し、松山駅から花蓮まで約250kmを、台湾鉄道で向かいます。

 この鉄道の切符は、日本でいう「みどりの窓口」のようなところで購入できますが、事前に台湾の知り合いに聞いたところ、「花蓮は観光地だから席は取っておいた方がいい。自転車を乗せられない電車もある」と教えてくれたので、日本から台湾鉄道のサイトで予約しておきました。

台湾・松山空港に到着!台湾・松山空港に到着!
台湾の地下鉄「台湾MRT」は、コインのようなトークンを使って乗車します台湾の地下鉄「台湾MRT」は、コインのようなトークンを使って乗車します

 ですが、この切符を確保するのもひと苦労。14日前から予約できるのですが、なにせ、サイトは中国語。日本語のサイトもあるのですが、結局、代金支払いの画面から中国語になりました。どこの駅から乗れるのか、自転車禁止の電車の種類など、ものすごく調べて、時刻表なども調べて、頑張って切符を確保しました。

 「あとは乗るだけ!」とばかりに、ホームで目印の所で待ってたのに、ドアはそこには来なかったのです…。

電車でカルチャーショック!

 私たちが乗った電車は「自強号」という種類で、貨物車があり、ここに自転車を置くことができます。すでに何台か自転車が置いてあり、これはきっと花蓮に行くに違いない。貨物車と座席が離れていたので、万が一のために、チェーンで縛っておきました。

 座席にたどり着くと…人が座っている。一瞬「えっ…」と思いましたが、ここは日本ではありません。空いてる席は座られてしまうのです。切符の種類に「無席」という格安切符があり、立ち乗りの人たちは席が空いていると座るようです。「ここ、私の席です」(当然、日本語は通じません。中国語か英語ですが、英語もほぼ通じません)と強気でいかないと、ずーっと座っています。

輪行袋が並ぶ「自強号」の貨物室輪行袋が並ぶ「自強号」の貨物室
徐々に日が暮れていく車窓徐々に日が暮れていく車窓

 席を確保できたところで、一安心。花蓮まで約3時間の電車の旅です。車窓は、街から自然いっぱいの風景へ。時々、台湾独特のお寺も見えました。

 そして無事に花蓮駅に到着~!!

 貨物車にあった他の自転車は、花蓮に到着する前から貨物車内で組み立てられたようで、自転車のままホームへ出てきていました。話しかけてみると、やはり今回のイベントに参戦する方々でした! せっかくなので記念写真を!!

同じ電車でやってきた皆さんと同じ電車でやってきた皆さんと

 ホテルは花蓮駅から徒歩で3分ほどのところ。ホテルでは英語が通じます。無事に到着して本当に良かった~! 辺りはもう暗いので、1日目はあまり出歩かず、近くのコンビニで済ませました。台湾は、実はコンビニ大国。ホテルの周辺には4件くらいコンビニがありました。

スコールなんてウソ 日焼けで真っ黒

 2日目の朝は暑さで目が覚めました…エアコンを弱にして寝たのがまずかった。セミも鳴いています。

 この日は自転車を組み立てて、ホテルから片道20km離れているスタート地点まで、下見のためのポタリング。そして夕方から前日受付と、日本人向けの日本語による説明会です。

南国の見事な青空!南国の見事な青空!

 しかしまだ6時前だってのに、窓を開けると日本の8月のような太陽と蒸し暑さ…「午前中の涼しいであろううちに、スタート地点まで行って帰ってきたいね!」という目論見は、早くも打ち砕かれました。

 朝食を済ませて、ホテルの周辺を散策。自転車道もありました。ホテルのレンタサイクルはジャイアントのママチャリで、駅周辺にある自転車もジャイアントが中心。そして、知らないメーカーのものもちらほら。2人乗りできるように後ろの荷台にクッションがある自転車など様々でした。

日本では見られない、ジャイアントのママチャリ!日本では見られない、ジャイアントのママチャリ!
後ろキャリアの上に、座面になるクッションが後ろキャリアの上に、座面になるクッションが
自転車道を見つけました自転車道を見つけました

 花蓮駅のすぐ近くにあるジャイアントストアで、フロアポンプとチェーンオイルを購入したあと、スタート地点に向けて、さぁ出発~!

 台湾は右側通行で、なかなか慣れません。特に左折する時など感覚が分からなくなります。大通りをまっすぐ行けばスタート地点に到着するようですが、時間がたっぷりあるので海の方まで出てちょっと遠回りしました。とってもきれいな海岸線を走ります。ここは自転車道も完備!

台湾は右側通行台湾は右側通行
海まで出て、ちょっと遠回り海まで出て、ちょっと遠回り

 海辺なので、湿度はそんなに感じられませんでしたが、快晴過ぎるイイ天気…じりじりと日焼けしていくのが分かりました。途中、ドリンクがなくなりそうになったので、コンビニへ。普段なら20km走ってもドリンクはなくならないのに、減りが早すぎる…。当日もこんな暑さならちょっと危ないな…と思いました。

 そして、無事にスタート地点に到着! けっこう遠回りをしてしまったので、暑さでダウンしそう。写真だけ撮って、ホテルへ戻りました。

市街地の自転車道市街地の自転車道
海沿いの自転車道海沿いの自転車道

日本人用の受付と、日本人向け説明会

 夕方、宿泊しているホテルから3kmくらいの場所に、前日受付と説明会のため向かいます。ちょっと雲行きが怪しかったので、歩いて向かっていると、街には歩いている人がほとんどいなくて、皆、スクーターか車。タクシーが私たちの横に止まり、「乗るかい?」と声をかけてきます。

 そうです、何となく勘づいていたのですが、昼間はあまり出歩かないようです。暑いもん…。「帰りはタクシーにしよう」と提案する私…。

受付にやってきました。今回は色々なレースで初音○クの仮装&ママチャリで爆走しているキクミミさんとご一緒しました受付にやってきました。今回は色々なレースで初音○クの仮装&ママチャリで爆走しているキクミミさんとご一緒しました
青いリボンが日本人参加者の目印青いリボンが日本人参加者の目印

 案の定、汗だくになり、受付会場のあるホテルに到着。「日本」と書いてあるカウンターがあり、日本人がいる受付で、ゼッケンと参加賞、あと、ヘルメットに付ける「日本人」だという目印の青いリボンをもらいました。

 そして説明会です。日本人の方は20人くらいと、そんなに多くはなかったです。グループで参加している方、1人で参加している方、さまざまです。当日の注意事項などを聞き、説明会は1時間ほどで終了。帰りはタクシーに乗りました。

花蓮駅に到着した、いくみんと桑野さん。2人も「蒸し暑すぎる!」の声花蓮駅に到着した、いくみんと桑野さん。2人も「蒸し暑すぎる!」の声

 夕食後、遅れて合流する仲間を迎えに花蓮駅へ。同じポタガール埼玉の“いくみん”こと栗原育美さんと、各地をロングライドしていて「昨年、自転車で台湾1周して楽しかったからまた太魯閣登りたい!」と言っていた桑野さんです。合流したあと、説明会での注意事項やらを伝えました。

 いよいよ翌日はレース! 早起きになるので、早々に就寝しました。

(レポート ポタガール埼玉・後口沙織)

<3>予想外、予定外が続いたレース当日

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