東海地方のシリーズ戦ロードレース終盤の集団落車をくぐり抜けた野中竜馬が単独抜け出し優勝 AACAカップ第7戦

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 東海地方のロードレースシリーズ戦「AACAカップ」の第7戦が7月11日、岐阜県の国営木曽三川公園・長良川サービスセンターで開催された。トップカテゴリーの1-1では、ホストチームの野中竜馬(キナン サイクリングチーム)がラスト1kmから単独抜け出し独走優勝した。

レース終盤、独走態勢になった野中竜馬(キナン サイクリングチーム)レース終盤、独走態勢になった野中竜馬(キナン サイクリングチーム)

灼熱のアタック合戦

 梅雨の晴れ間、灼熱のなか、1-1のレースは約3.3kmを20周回、66kmで争われた。今回はホストチームのキナン サイクリングチームのメンバーはもちろんのこと、先日の那須で行われた全日本個人タイムトライアルU23覇者の小石祐馬(チャンピオンシステム)をはじめ、イナーメ信濃山形、ニールプライド・南信スバル、コラッジョ川西、シエルヴォ奈良、京都産業大学、駒澤大学や京都大学など、多数の参加があり約60人の選手が出走した。

U23のアジアロードチャンピオンの小石祐馬(右、チャンピオンシステム)も参戦U23のアジアロードチャンピオンの小石祐馬(右、チャンピオンシステム)も参戦

 普段使用しているZコーナーが使用できず、平坦部分のみの単調な河川敷のコース。単調なレース展開になりやすいとの予想に反して終始、アグレッシブなアタック合戦が繰り広げられた。

 スタート後いくつかのアタックが続き、最初の逃げが決まったのはまだ序盤の5周目、水野貴行、ブルノ・ゲゼ(ニールプライド・南信スバル)、ロイック・デリアック(キナン サイクリングチーム)、そして小石の4選手が抜け出す。それを追って、豊田勝徳、下島将輝のコラッジョ川西2人と、シリーズリーダージャージを着る野中竜馬(キナン サイクリングチーム)の追走ができる。

 そのさらに後ろでは、乗り遅れたキナン サイクリングチームのメンバーが、さらに他チームの数人と追走グループを形成し始めた。

 逃げるゲゼが下がって3人となった先頭集団にバラバラと追走グループが追いつき、15人の逃げ集団ができ上がった。メンバーは豊田、下島、科野大蔵(コラッジョ川西)、小玉凌(中京大学)、明石岳志、須尭元春(京都産業大学)、小石、水野とキナン7人(野中、デリアック、伊丹健治、中西重智、阿曽圭佑、ジャイ・クロフォード、リカルド・ガルシア)。

序盤の15人の逃げ序盤の15人の逃げ

 この日の優勝候補のほとんどが含まれた先頭集団はそれぞれの思惑が一致せず、15人という大人数から少数で抜け出したいメンバーによるアタック合戦が始まり、ペースが安定しない。この隙に後続のメーン集団がペースアップし、逃げる15人を残り7周で吸収した。

決まらないアタック、意外な結末

独走優勝を飾った野中竜馬(キナン サイクリングチーム)独走優勝を飾った野中竜馬(キナン サイクリングチーム)

 振り出しに戻った直後のペースアップで今度はメンバー入れ替わって13人が逃げ始めた。メンバーは中井唯晶(京都産業大学)、土居隆昌(Etna)、筧五郎、北野普識(イナーメ信濃山形)、佐藤信哉(VC Fukuoka)、中西健児(同志社大学)、デリアック、ガルシア、阿曽(キナン サイクリングチーム)、水野、豊田(コラッジョ川西)に、さらに後から約1周半かけて追いついてきた小石(チャンピオンシステム)と下島(コラッジョ川西)が加わった。

 このまま逃げ切るかと思われたが、またも人数が多くアタック合戦となり、ペースが安定しない逃げ集団は最終周回にメーン集団に飲み込まれた。そしてゴールスプリントへと切り替わる最終の緊迫した局面に、集団前方で落車が発生した。道幅の広くない区間が災いして、多くの選手が足止めを余儀なくされた。

 結果、落車に巻き込まれずにラスト1kmを単独で抜け出した野中が、そのままゴールまでを逃げ切り優勝。2位にガルシア、3位は中井、4位に科野、5位が豊田となった。終始逃げ集団にもぐりこんだ水野が敢闘賞を獲得した。

レポート 加藤康則(キナン サイクリングチーム)

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