施錠や声かけなどを呼びかけ東京・江戸川区が自転車盗撲滅へ「大作戦」 数値目標を設け五輪に向け治安向上へ

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区内の中学生らで結成された「盗難自転車なくし隊」。被害を防ぐために啓発活動を行った区内の中学生らで結成された「盗難自転車なくし隊」。被害を防ぐために啓発活動を行った

 東京都江戸川区は「自転車盗撲滅大作戦2015」を実施中だ。商店街連合会や小・中学校長会、区議会など60団体以上が参加し、施錠などを呼びかけている。区内で発生する犯罪の約4割が自転車盗。治安向上のため数値目標を設定するなど、区の総力を挙げた取り組みになっている。(鈴木美帆)

◇      ◇

 区は、平成25年の刑法犯総認知件数が8616件と都内ワースト1だったが、26年に被害の目立つ葛西地区で自転車盗対策を行ったところ、前年から809件減の7807件と都内で1番の減少率だった。自転車盗をみると、25年は3292件、26年は3197件と減少傾向にあるが、全体に対して占める割合は約38%から約41%と増えている。

 27年1月から4月の総認知件数は昨年同期に比べ減少したが、自転車盗は39件増加。これまでも自転車盗は全体の約4割にのぼっており、対策を講じることが「安全で安心の街」につながるという。

 区によると、被害は夜間に集中し、自宅敷地内や駅の駐輪場で発生している。コンビニなどで買い物をしている間に盗まれることもある。区内は平らな地域が多く、自転車利用者数は23区内でも上位と、区民の足として欠かせない。

 被害にあった約6割の自転車が無施錠という過去のデータから、昨年、葛西地区では「みんなでかけよう声と鍵」をテーマに、駅頭などで啓発活動を実施。駐輪場で施錠を呼びかけるのぼり旗やポスター掲示も行って効果を上げた。

 今月1日から31日までの撲滅大作戦期間中には、啓発イベントなどを30回以上実施。4日には、区内中学生約300人が「盗難自転車なくし隊」を結成。東京メトロ東西線西葛西駅前(同区西葛西)などで「自転車には鍵を掛けてください」と通行人に呼び掛けた。

 今年5月に行われた同区連合町会連絡協議会では、自転車盗認知件数を昨年から600件減らすという数値目標を初めて設定。同会の西野博会長は、「自転車盗被害の撲滅は他の犯罪抑止にもつながる。2020年東京五輪に向け、区民だけでなく訪れる方も安心して過ごせるような街になることを願っている」と、犯罪を1件でも減らしていくために、地道な活動を続けていきたいと意気込んでいる。

産経ニュースより)

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