バイクインプレッション2015「FELT F75」 レース入門機としてオススメな、完成度の高い105仕様のアルミロード

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 フェルトはモトクロスのメカニックだったジム・フェルトがトライアスロンバイクを設計したのをキッカケに、その10年後に誕生したドイツのバイクブランド。「FAST=速く、LIGHT=軽く、SMOOTH=乗り心地の良さ」を熱心に追求し続け、ジム・フェルトのバイクへの情熱は今も変わらない。今回試乗したのは、強度が高く高剛性であるのに加えて、しなやかな乗り心地も実現したアルミフレームの「F75」の2015年モデルだ。

FELT F75(フェルト F75)FELT F75(フェルト F75)

FELT F75(フェルト F75)
価格:158,000円(105完成車、税抜)
サイズ:480、510、540、560
カラー:サテンブラック、グロススチールブルー
問い合わせ先:ライトウェイプロダクツジャパン http://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/2015

スペック

フレーム:SuperLite Custom Butted 7005 アルミニウム
フォーク:UHC Advanced カーボン モノコック
変速機:シマノ・105(F)&(R)
ギヤ:シマノ・105 50×34T、11-28T(11s)
ホイール:フェルト・ロードRSL3(リム)+フェルト・R3(ハブ)
重量:8.60kg(54サイズ完成車)

コラム部分までカーボンという、ハイスペックなモノコック構造のフロントフォークコラム部分までカーボンという、ハイスペックなモノコック構造のフロントフォーク
全体の統一感をなお一層引き締めるオリジナルのサドル「スーパーライトロード」。ピラーは細身の27.2mm径を採用する全体の統一感をなお一層引き締めるオリジナルのサドル「スーパーライトロード」。ピラーは細身の27.2mm径を採用する
フレームには強度が高く、高剛性な7005アルミニウム素材を使用し、性能を最大限引き出すパイプチュービング技術によって高性能な仕上がりを実現しているフレームには強度が高く、高剛性な7005アルミニウム素材を使用し、性能を最大限引き出すパイプチュービング技術によって高性能な仕上がりを実現している

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm

米山 アルミフレームにシマノ・105で組みあげた完成車はライバルも多く、素材としても性能が洗練されているから選び応えのあるクラスだ。その中でもこのF75はパーツやホイールなど、フェルトのネームの入ったオリジナルで揃えられ、デザイン面でも統一感があって、競争力のある魅力的な仕上がりだと思う。

松尾 価格は抑えられていて、際立つようなフレームの造形ではないし、パーツもフェルトオリジナルのものがほとんど使用されているので、性能も無難なレベルに落ち着いていると予想して乗りました。しかし、驚くほど良く走るバイクでした!

米山 フェルトのバイクは毎回難しくて、とにかくこれと言った特徴がないけれど、乗ってみると全体にハイレベルにまとまっている。言い方が難しいけど、良い意味での個性のなさが特徴とも言える。これもそういったフェルトらしさが詰まった1台だったね。

松尾 まずアルミバイクだと認識してペダルを漕ぐと、走らないカーボンバイクよりよく進み、乗り心地も悪くないです。金属フレームらしい大きな段差や凸凹では突き上げ感はありますが、そこまで気になりません。よく走るアルミバイクにありがちな、「平地は気持ち良く巡航できるけど、上りでは重量が気になる」ということもなく、軽快に脚が回りました。

米山 そう。剛性、前後バランス、加速など、どの面からもちょうどいい。クセがなくニュートラルに扱え、しっかり上るし、しっかり下る。価格を考えると、全体でとても完成度の高いロードバイクだよね。

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm

松尾 ええ。唯一の弱点は高速走行で、時速45km/hを越えると、前28本、後ろ32本というスポーク本数が大きく関係してペダリングが重くなりました。これはホイールのアップグレードで対処できるので、乗り慣れた頃に履き替えれば良いですね!

米山 でも、価格帯が低いバイクだと「ホイールを替えて」とか前置きを付けることが多いけど、これは本当にこのままレースに出ても大丈夫だと思う。ホイールを含めて、パーツなど細かい部分まで吟味されていて、妥協は感じられないよ。

松尾 ブレーキがシマノではないので気になる人はいるかもしれませんが、アーチの剛性は一世代前のシマノレベルにはあると思います。これほど良く走るアルミモデルはあまりないと思うので、価格を考えても高校生レーサーや入門バイク購入を考えている人にはとても良い選択になると思います。

米山 本格的にロードレースをやりたいけど初期コストを抑えたい人に最適。ボクも高校生とかにぜひ勧めたいバイクだと思う。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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