ツール・ド・フランス2015 チームプレゼンテーションツールに臨む全選手がユトレヒトでお披露目 コンタドールはグランツール2冠に自信

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 「ツール・ド・フランス」開幕を2日後に控えたオランダ・ユトレヒトで7月2日、市の中心から少し離れたレペレンブルク公園で、ツール・ド・フランス出場選手全員がそろってのチームプレゼンテーションが催された。ステージに登壇した選手たちは、会場を埋め尽くした観客らの声援に迎えられ、レースへの意気込みを語った。(ユトレヒト 文・柄沢亜希、写真・田中苑子、柄沢亜希)

壇上へ向かうアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)壇上へ向かうアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)

ティンコフ・サクソに熱烈な歓声

ボートで到着する選手を映し出す会場外の観客向け大型ビジョンも水路に浮かべて設置ボートで到着する選手を映し出す会場外の観客向け大型ビジョンも水路に浮かべて設置

 ユトレヒトは、水路や遊水池、堀などに恵まれた土地とあって、選手の登場方法は趣向が凝らされた。それは、ボート。到着の様子は舞台の大画面に映し出されたが、普段は風を切りながら颯爽と走る選手が、ぷかりぷかりとジャージ姿でボートに揺られているのは新鮮だ。

 最初に紹介されたチームはトレック ファクトリーレーシング。地元オランダ出身のバウケ・モレマはマイクを向けられると「初めてのツール。ここにいられて嬉しい。スペインでの合宿でも調整ができ、いまは100%のコンディション」とにこやかに話した。

司会者から質問を受けるバウケ・モレマ(オランダ、トレック ファクトリーレーシング)司会者から質問を受けるバウケ・モレマ(オランダ、トレック ファクトリーレーシング)
各賞ジャージカラーのワンピースを着て会場に彩りを添えた女性たち各賞ジャージカラーのワンピースを着て会場に彩りを添えた女性たち

 ひときわ熱烈な歓声で迎えられたのは、アルベルト・コンタドール(スペイン)、イヴァン・バッソ(イタリア)、ペテル・サガン(スロバキア)と人気スターを擁するティンコフ・サクソだ。コンタドールは、司会者から5月に総合優勝を果たした「ジロ・デ・イタリア」との2冠に向けて意気込みを問われると、「難しいのは分かっているけれど、自信はあるよ」と答えて会場を沸かせた。

ひときわ大きな歓声で迎えられたティンコフ・サクソひときわ大きな歓声で迎えられたティンコフ・サクソ

 またサガンは、司会者からジャージの色についてコメントされると、「ツールではそのうち黄色になるよ」と発言。「それって君が着るってこと?」と突っ込まれると、「自分が着られたらそれは嬉しいけれど、何しろコンタドールのためにがんばるよ」と締めくくった。

会場となったレペレンブルク公園には大勢が詰めかけた会場となったレペレンブルク公園には大勢が詰めかけた

フルームは石畳コースを試走済み

“インタビュー・ストリート”にとどまるペテル・サガン(スロバキア、ティンコフ・サクソ)“インタビュー・ストリート”にとどまるペテル・サガン(スロバキア、ティンコフ・サクソ)

 選手らはステージに登壇したのち、舞台袖でのフォトセッション向けに整列、その先に待機する各国テレビ・ラジオなどメディア向けインタビューと続く。人気がある選手はその“インタビュー・ストリート”をなかなか抜けられない。無事通り抜けると、観客の花道が待ち受けている。

 その大歓声によって人垣の道での居場所がはっきり分かったのは、昨年のジロ・デ・イタリアで総合優勝を果たしたナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム)だ。キンタナは壇上で、「(観客の中に)コロンビアゾーンが見えるなんて嬉しいです。(自分が得意とする)山岳ステージまではまだまだ遠いけれど、自信はある。ベルギーでの石畳もクリアしていきたい」と語った。

壇上へ向かうナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム)壇上へ向かうナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム)
選手が通過する道の両側には何重にも人垣ができた選手が通過する道の両側には何重にも人垣ができた

 チーム スカイのクリストファー・フルーム(イギリス)は、「去年は(リタイアに終わったため)がっかりさせてしまった」と冒頭にコメント。続けて「モチベーションは上々。第4ステージの石畳コースもチームで走ってみた。結構大変なコースだけど、がんばります」と今大会は準備万端な様子をアピールした。

クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)
バックポケットにミッフィーのぬいぐるみを入れた選手もバックポケットにミッフィーのぬいぐるみを入れた選手も
プロ選手をひと目見ようと詰めかけた観客プロ選手をひと目見ようと詰めかけた観客

◇         ◇

マイケ・デレクセンさんとドリス・スティヒターちゃん親子マイケ・デレクセンさんとドリス・スティヒターちゃん親子

 グランデパール(開幕地)に住む人々のツール・ド・フランスの楽しみ方はそれぞれ。チームプレゼンテーション会場ではなく駅前に設置された今大会用のモニュメントで遊んでいた親子、マイケ・デレクセンさん(Mayke Dereksen)とドリス・スティヒターちゃん(Doris Stigter)は、第1ステージのフィニッシュラインで第2ステージのスタートラインのご近所さん。マイケさんは、テレビ観戦だけでなくパートナーとともにフランスへ観戦に出かけるほど自転車レースのファンだという。「週末は誰かれともなく家に集まってきそうね」とツール・ド・フランスの始まりに胸を踊らせた。

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