元レーサーの辻善光さんらが指導大人のサイクリストのための自転車安全技術講習会 京都・向日町競輪場で開催

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 京都府向日(むこう)市の向日町競輪場で6月28日、大人のサイクリスト向けの安全技術講習会が開かれ、参加者は元プロロードレーサーの辻善光さんや、競輪の村上博幸選手らの指導を受けてスラロームや集団走行など実践的なテクニックを学んだ。

「自転車安全技術講習会」でスラローム練習に取り組む参加者たち =6月28日、京都府向日(むこう)市の向日町競輪場「自転車安全技術講習会」でスラローム練習に取り組む参加者たち =6月28日、京都府向日(むこう)市の向日町競輪場

片足を上げての一本橋練習

 講習会は辻さんが企画し、この日はフェイスブックの告知を見て集まった10人が参加。日本競輪選手会京都支部からは村上選手と、武田哲二選手、畑段嵐士選手がゲスト講師を務めた。大人のサイクリストが高度な練習に取り組めるようにと、競輪場の屋内施設やトラックでさまざまな練習が行われた。

はじめに競輪選手と一緒にバイクセッティングに取り組んだはじめに競輪選手と一緒にバイクセッティングに取り組んだ

 はじめに、6月1日に施行された改正道交法について解説があり、禁止行為や、罰則として講習会受講が義務付けられたことなどが説明された。また、参加者が競輪選手と一緒に自転車の調整を行い、主にブレーキの引きしろをコントロールしやすいよう調整した。

 その後、バンク内側のスペースを使い、一本橋を渡ったり、スラロームを通過したりする練習を繰り返した。一本橋は、慣れてくると速度を落としてゆっくり通過し、さらに片足を上げてバランスをとりながらの走行にも取り組んだ。

一本橋の練習。慣れてくるとどんどん速度を落としてゆっくり通過する一本橋の練習。慣れてくるとどんどん速度を落としてゆっくり通過する
一本橋をゆっくり走れるようになると、立ちこぎのまま通過したり、片足走行をしてバランスを調整する練習にも取り組んだ一本橋をゆっくり走れるようになると、立ちこぎのまま通過したり、片足走行をしてバランスを調整する練習にも取り組んだ

 スラロームでは、上達するほどにターンの間隔を狭くし、またスピードを上げて通過した。高速でバイクをコントロールすると内輪差の影響を受けやすいことも学んだ。

バンクで集団走行 1kmTTにも挑戦

 さらに、自転車に乗ったままジャンプしたり、2人が併走して接触したりする高度な練習にも挑戦。ジャンプは、道路の割れ目や穴、段差で転倒やパンクを防ぐのに有効で、タイミングが合ってくると高い障害物も乗り越えられるようになる。接触練習は、競輪選手がノウハウを伝授。もしもの際に転倒しないための乗りこなし術を学んだ。

「ジャンプは苦手」という競輪の村上博幸選手も練習に参加。後輪が浮きすぎる場面も…「ジャンプは苦手」という競輪の村上博幸選手も練習に参加。後輪が浮きすぎる場面も…
2人で肩を寄せ合う接触練習は、もし接触しても自分が転倒しないための練習。プロの競輪選手が指導してくれた2人で肩を寄せ合う接触練習は、もし接触しても自分が転倒しないための練習。プロの競輪選手が指導してくれた
屋内での三本ローラー練習は、競輪選手からマンツーマン指導を受けることができた屋内での三本ローラー練習は、競輪選手からマンツーマン指導を受けることができた

 この後、雨が降り始めたため屋内で三本ローラーに挑戦し、参加者全員が乗れるようになった。雨が上がってからは、バンクを使って集団走行を教わり、最後はひとりずつ1kmタイムトライアルを測定。参加者のうち2人は、ロードバイクで1分20秒を切る好タイムをマークした。

雨上がりで路面も乾いたため、トラック練習へ雨上がりで路面も乾いたため、トラック練習へ
向日町競輪場は1周400mなので1kmタイムトライアルは2周半。ラスト1周はとてつもなく長く感じる向日町競輪場は1周400mなので1kmタイムトライアルは2周半。ラスト1周はとてつもなく長く感じる
1kmタイムトライアルの上位3人には競輪選手会から賞品が授与された1kmタイムトライアルの上位3人には競輪選手会から賞品が授与された

 主催した辻さんは、「安全に全力で走ることができる競輪場をお借りし、ロードバイク愛好者と競輪選手の垣根を越えた取り組みができた。今後もこのような形で講習会を開き、サイクリストとして社会に貢献していきたい」と話している。

 次回は7月26日、日本競輪選手会京都支部が主催し、第13回向日町トラックチャレンジ(キッズスクール)を開催予定。子供たちに自転車のルールを教え、技術向上練習を行っていくという。

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