大学の新キャンパス開設に対応東京・三鷹で今秋からサイクルシェア実験 自転車利用促進と放置対策へ5年計画

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三鷹駅近くの駐輪場。駅周辺はほぼ満車状態で、増設スペースも乏しい =東京都三鷹市三鷹駅近くの駐輪場。駅周辺はほぼ満車状態で、増設スペースも乏しい =東京都三鷹市

 東京都三鷹市は今秋から5年計画で、レンタル自転車と駐輪場を複数人が共有する「サイクルシェア事業」の社会実験に取り組む。平成28年度の杏林大学井の頭キャンパス開設に伴って、JR三鷹駅周辺の駐輪場不足が一層深刻化するとみられるためで、環境に優しい交通手段である自転車の利用を促しながら、駅周辺の放置自転車削減まで視野に入れている。27年度の補正予算案に単年度分の経費980万円を計上した。

 初年度の27年度は、10月頃に市関係者ら約20人が参加してミニ実験を行い、次年度からの本格的な実験に備えたシステム整備を進める。

 具体的には、レンタル自転車約20台を用い、三鷹駅から電車に乗って都心部などへ通勤、通学する約10人に市内の自宅から駅周辺の駐輪場まで自転車で移動してもらい、その自転車を三鷹駅から市内各地に通勤、通学する約10人が使うことで、同じ自転車・駐輪場を複数人で共同利用(シェア)する。

「行く人」と「来る人」が自転車を共有

 都心に通うサラリーマンは日中、自分が乗ってきた自転車で駅周辺の駐輪場を占有することになる。しかし、レンタル自転車を使ったサイクルシェアなら、日中は別の人が自転車を利用するため駐輪場に滞留する時間が短くなり、空いた時間は駅周辺に放置される自転車を駐輪場に誘導することができる。

 こうした効果を1カ月程度の実験で検証、より大きな規模でシェア事業を行う場合のシステムを検討し、新たに必要となる駐輪場の整備なども進める。次年度以降の必要経費も算出する。

 28年度からは新たに購入する約100台の自転車を使って、三鷹駅から都心などへ出勤、通勤する約80人、三鷹駅から杏林大に通学する約80人の計160人が4年間にわたってレンタル自転車・駐輪場をシェアする。

 このなかで、1カ所の駐輪場で自転車が足りなくなる可能性がどの程度あるかや、その際に別の駐輪場から自転車をトラック移動するといった対応策の検討なども進める。

産経ニュースより)

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