“世界最高峰”と称されるサイクリングショーツアソスウェア専門店が東京・世田谷に6月20日オープン 本社マネジャーが語る高品質の理由

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 スイスのサイクリングウェアブランド「ASSOS」(アソス)が6月20日、東京・世田谷に国内2店舗目となるアソスウェア専門店「ASSOS PROSHOP TOKYOWEST」(アソス プロショップ トーキョーウエスト)をオープンする。店内にはアソスの最新モデルを一堂に展示。世界最高峰のサイクルウェアと言われるアソスの価値や世界観を、専門スタッフとともに体感することができる。

東日本橋に続く国内2店舗目となる「ASSOS PROSHOP TOKYOWEST」東日本橋に続く国内2店舗目となる「ASSOS PROSHOP TOKYOWEST」

 「ASSOS PROSHOP TOKYOWEST」は、東急田園都市線の池尻大橋駅、三軒茶屋駅から、ともに徒歩8分の立地。三宿(みしゅく)通りに面した「TOKYO Wheels 三宿店」の2階全体がアソスプロショップとなる。

ASSOS PROSHOP TOKYO WEST

東京都世田谷区三宿1丁目3-23 クラールハイト三宿Ⅰ 2F
東急田園都市線「池尻大橋」、「三軒茶屋」駅下車 共に徒歩8分
又は各線「渋谷」駅から東急、小田急バス「三宿」バス停下車 徒歩1分

OPEN:12:00-20:00(月定休)
TEL:03-6706-4687

「ウェアも気にかければ、もっとサイクリングを楽しめる」

アソスの魅力を語ってくれたマーカスさん「一日中だって話せるよ!」とのことアソスの魅力を語ってくれたマーカスさん「一日中だって話せるよ!」とのこと

 新店舗のオープンに合わせて、アソス本社からアジアパシフィック担当マネジャー、マーカス(Marcus Oord)さんが来日している。サイクリストらしく引き締まった体型のマーカスさんは、6月14日の「Mt.富士ヒルクライム」にも参加。これまでに10回以上来日しているそうだが、日本のイベントを走るのは初めてだったという。東京・大手町のCyclist編集部を訪ねてくれたマーカスさんに、アソスの魅力について聞いた。

 富士ヒルの会場で多くの日本人サイクリストを見て、「とても高級なバイクが多くて驚いた」と話すマーカスさん。その一方で、サイクリストたちが身につけているウェアのクオリティはそれほどでもなく、「体に合っていない、あるいは古くなったようなウェアを着ているサイクリストが多かった。バイクだけでなくウェアのことも気にかければ、もっとサイクリングを楽しめるのではと感じた」という。

プロレーサーが選ぶアソスのショーツ

 アソスは1976年に創立し、当初は世界初のカーボンファイバー製自転車フレームの開発を行っていた。創立者のトニ・マイヤー氏は流体力学の専門家で、空気抵抗を減らす目的で、当時ウール製が主流だったウェアの素材にも着目。初めてライクラ(スパンデックス:ポリウレタン弾性繊維)を使用したサイクリングショーツを作り、これがプロサイクリストの間で評判になった。ある年のロード世界選手権では、総合表彰台に立った3人の全てがアソスのショーツを着用。うち2人は、スポンサーでないアソスのロゴを消してまで使用していたという。

「外側はスポンサーのチームジャージでも、パッドの形を見るとアソスだとわかる」という「外側はスポンサーのチームジャージでも、パッドの形を見るとアソスだとわかる」という

 その後もアソスはテクノロジーを重視し、革新的なショーツを開発。今やショーツがアソスの代名詞的存在になっている。また現在もプロサイクリスト向けに特別サービスを提供しており、幾人ものトップレーサーが、他社製のショーツのパッドを自費でアソスのパッドに付け替えて使用しているという。

 「レースのDNAとテクノロジーが我々のアイデンティティ。もちろんデザイン性も優れていますが、ファッションとは異なる」とマーカスさんは話す。

パッドが動いて股ズレを防止

 アソスの最新版となる「S7世代」のショーツにも、いくつもの革新的なテクノロジーが注ぎ込まれている。ショーツの本体部分は、通常6ないし7枚のパーツとなるところが、わずか3枚のパネルで構成されており、縫い目が最小限に抑えられている。

 パッドは複数の素材が適材適所で複雑に組み合わされ、さらにショーツ本体への縫い付けが端部のみで、中央部が浮いた構造になっている。「これを我々は“ゴールデンゲート”と呼んでいます。(米サンフランシスコの)金門橋のように動くことで、股ずれを防いでるのです」とマーカスさん。

アソスの最新ショーツのパッド。パープルカラーは最新「S7世代」の証だ。パッドは端のみが縫い付けられているアソスの最新ショーツのパッド。パープルカラーは最新「S7世代」の証だ。パッドは端のみが縫い付けられている
「ゴールデンゲート」は手をすっぽり入れて、反対側まで通すこともできる大きさ。パッド中央部はショーツ本体から浮いた状態「ゴールデンゲート」は手をすっぽり入れて、反対側まで通すこともできる大きさ。パッド中央部はショーツ本体から浮いた状態

 サイクリストの身体に合うよう立体的に裁断・縫製されたショーツは、ハンガーに吊るすだけで身体に沿ったような形になる。ビブ(肩ひも)の部分にも工夫がこらされており、前側と後ろ側の素材を変えて、後ろ側を伸びない素材にすることで、乗車時にパッドがお尻から浮いてしまうことを防いでいる。このほかにもシンプルな外側からはわからない、多くの工夫が施されているという。

 アソスの本拠地は南スイスのイタリア国境付近に位置する。アパレル産業の盛んな北イタリアの、数多くの繊維メーカーとの密接な協力関係から、さまざまな最先端の生地を使うことが可能になっているという。世界中から集められた生地は、自社内のテストラボで性能や特性がチェックされ、それを試作品に落とし込んだあとは、元プロレーサー、将来有望な若手レーサー、医師、トレーナーなどから構成されるテストチームが、さらに入念なテストを行って製品を完成へと導いていく。

高価な製品には「理由がある」

秋冬向けに、裏起毛素材を使用したショーツ。4つの季節に分けての製品展開やその組み合わせの提案も、アソスが最初に始めたものだという秋冬向けに、裏起毛素材を使用したショーツ。4つの季節に分けての製品展開やその組み合わせの提案も、アソスが最初に始めたものだという

 「他のブランドが使えない、アソスだけが使える生地があります。ただ、その価格は決して安くない」とマーカスさん。材料のコストは製品価格に影響し、アソスのショーツは一般的なブランドの製品の2倍以上の価格だ。

 マーカスさんは語る。「アソスのウェアは、確かにとても高価ですが、それには理由があります。ファッションではなくテクノロジーが詰まっているのです。まずは手持ちのウェアを活用しつつ、ショーツだけでも使ってみてほしい。高級なバイクだけでなく、高級なショーツを使うことで、より快適なライドを楽しめるはずです」

 比較的タイトに作られているアソスの製品を購入するにあたっては、フィッティングが重要になってくる。製品を実際に試着できる専門店の存在は欠かせない。「アソスの製品を試して、どういうものであるか実際に感じてほしい」とマーカスさんは呼びかけている。

文・写真 米山一輝

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