東京インターナショナル・ギフト・ショー 秋2012<下>ライフスタイルに寄り添う サイクルスポーツの深化を実感した「東京ギフトショー」

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<上>から続く

 前回に引き続き、「第74回東京インターナショナル・ギフト・ショー 秋2012」に設けられた自転車コーナーの中から、注目のブースを紹介する。

自転車の国、台湾から

SLO’Oのブース。台湾サイクルアパレルブランドのニューフェイスだSLO’Oのブース。台湾サイクルアパレルブランドのニューフェイスだ

 「SLO’O」(スロー)は「Slow for Better Life」を掲げる台湾のサイクルアパレルブランドだ。チェーンでハートマークをかたどったシンボルマークが目を引く。今年立ち上がったばかりの新興ブランドだが、幅広いアイテムを意欲的に展示していた。

 デザインは全体的にシンプルなシルエット。デザイナーが女性とのことで、女性向け商品も充実している。もちろん機能性素材を使用することで、スポーツウェアとしての高い機能を持っている。ギフトショーでは、ドット柄のシャツが人気を集めていた。

 面白かったのはヨットのセール(帆)の素材を使用したというバッグ。現代の船舶に用いられるものは、いわゆる帆布ではなく、最新の高機能素材だ。見た目からは想像できない超軽量バッグとなっている。

チェーンでハートマークをかたどったSLO'OのシンボルマークチェーンでハートマークをかたどったSLO'Oのシンボルマーク
ヨットの帆に使われる素材を使用した超軽量バッグ(左)はビックリするほど軽い。右はロゴ入りカメラストラップヨットの帆に使われる素材を使用した超軽量バッグ(左)はビックリするほど軽い。右はロゴ入りカメラストラップ

下着で差を付けよう

ド派手なデザインが目を引くBETONESのアンダーウェア。速乾性やフィット性など機能性も優れるド派手なデザインが目を引くBETONESのアンダーウェア。速乾性やフィット性など機能性も優れる

 「BETONES」(ビトーンズ)は派手なグラフィックが印象的なアンダーウェアブランドだ。目がチカチカするような色を大胆に使ったデザインは、下着というジャンルの世界観を一新するパワーがあり、カタログの商品一覧を広げて並べるだけで、何だか楽しい気分になってくる。

 見た目のインパクトが強烈だが、機能もまた優れている。まず糸に吸収速乾機能素材を使用することで、ムレや汗による冷えを軽減している。また伸縮性が極めて高い糸を、イタリア製の立体編み機で編むことで、体への高いフィット感を実現。伸縮性とフィット性に優れるため、驚きのサイズフリー(男女ワンサイズずつのみで全てをカバー)となっている。もちろんスポーツの激しい動きにもピタリと追従する。

 日本トライアスロン連合のオフィシャルパートナーとして認定されており、自転車競技のトッププロも使用しているという。カラフルなデザインはプロチームのサイクルウェアに繋がる楽しさがあり、レーサーの普段着にぴったりではないだろうか。

 またその機能性は、BETONESのウェブサイトで「一日50kmの自転車通勤にも耐える伸縮性」と謳われるとおり、カジュアルサイクリングのアンダーウェアとしても有効だ。

“日本発”がユーロバイクで金賞受賞

 そして「PEdALED」(ペダレッド)では、定番商品の「アーバン ジャケット」が先日、欧州最大の自転車ショー「ユーロバイク」でウェア部門の金賞を受賞したばかり。

PEdALEDのブース。左の「アーバン ジャケット」がユーロバイクのウェア部門で金賞を受賞したPEdALEDのブース。左の「アーバン ジャケット」がユーロバイクのウェア部門で金賞を受賞した

 そのアーバン ジャケットは、受賞のプレスリリースを手にしたマネキンに、誇らしげに着せられていた。外側から見るとコットン素材だが、裏に透湿性、防水性を兼ね備えたナイロン素材を貼り合わせている。他にも細かい工夫がなされて高い機能性を持っているが、単純に見た目の格好良さに惹かれる一品だ。

 PEdALEDでは「自転車と共に過ごす時間を楽しむ」をコンセプトに製品を展開。2010年秋からは、英国のサドル&バッグメーカー「BROOKS ENGLAND」の傘下で、世界市場に向けて高品質な“日本発”のウェアを販売している。

◇       ◇

 今回は自転車専門ショーではなく、総合見本市における特設コーナーのため、ライフスタイルの一部としての自転車という切り口が鮮明になっていた。国内でサイクルスポーツが定着し、さらに幅と厚みを広げつつあるという印象を強く受けた。

 

文・写真 米山一輝

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