東京インターナショナル・ギフト・ショー 秋2012<上>自転車アパレル、着せ替えヘルメット 「東京ギフトショー」で出会った“自転車モノ”たち

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ギフトショーの一角に出現した“自転車コーナー”ギフトショーの一角に出現した“自転車コーナー”

 9月5日から7日まで「第74回東京インターナショナル・ギフト・ショー 秋2012」が開催された。ギフトと聞けばお中元やお歳暮を連想するが、そういった狭いイメージではなく、パーソナルギフトから生活雑貨まで、ジャンルを問わず幅広く展示される日本最大級の見本市だ。東京ビッグサイトをフルに使い2400社以上が出展、300万点もの商品が展示された。

 このギフトショーの中に、実は“自転車コーナー”がある。「OUTDOOR LIFE with BICYCLE」と題された一角には、ライフスタイル系の自転車からウエア、グッズなど、10社以上が展示ブースを構えた。新しい試みかと思いきや今回で7回目とのことで、ギフトショーの中でも定着しつつあるジャンルになっている。注目を集めたブースを、2回に分けて紹介しよう。

“旅”をテーマに リンプロジェクト

リンプロジェクトのブース。旅をテーマにしたサイクルグッズを作るリンプロジェクトのブース。旅をテーマにしたサイクルグッズを作る

 まずは「リンプロジェクト」。旅をテーマにバッグやアパレル、カスク、アクセサリーなどを展開するブランドだ。

 山田浩社長に話を伺ったところ、かなりユニークな会社だ。まず鉄道などの通勤手当は支給せず、社員は全員、どんなに遠くても自転車通勤とのこと。東京・台東区のオフィスまで、横浜から通勤している人もいるという。また社員旅行は自社製品のテストを兼ねて、数日間の長距離ツーリングを毎年行っている。今年は5月に仙台~青森間を走り、東日本大震災の被災地を巡ったそうだ。

 そんな実践的な現場から生まれた製品は、とにかく細かい使い勝手にこだわっている。面白かったのがサイクルモモヒキ。自転車用を謳っているので、お尻にパッドが付いているのかと思いきや、そうではない。どこがサイクルなのかと言うと、お尻の方がゆったりとした作りになっていて、自転車に跨って前傾姿勢になった時に快適な状態になるように作られているのだ。

人気のカスクは幅広いカラーと模様を揃える人気のカスクは幅広いカラーと模様を揃える
サイクルモモヒキサイクルモモヒキ

 サイクルパンツも前傾状態で腰が出ない斜めウエストになっているなど、一つ一つの製品に細かい工夫がなされている。定番のストレッチサイクルショートパンツは、メッセンジャーから絶大な支持を得ているという。

 アクセサリーではコットンメッシュのグローブや、幅広いカラーバリエーションを揃えるカスク(かつて自転車競技でヘルメットの代わりに使われていたクッション入りヘッドギア)が人気商品。最近はカラフルな輪行袋も人気とのこと。

 東京の下町で少人数の職人の手仕事によって作られる製品は、シーズン毎の大きなモデルチェンジやセール等は行わずに、地道な改良と販売でファンを増やしている。社員が実際に使っているので、トラブルが発生した場合も迅速に対応できるそうだ。

どの製品も長く売られる定番商品ばかり。コットンメッシュのグローブも人気だそうどの製品も長く売られる定番商品ばかり。コットンメッシュのグローブも人気だそう
新製品のサイクリングスニーカーはソール前部に心材を入れてペダリングロスを少なくする工夫がなされている。歩くことも重視するためにビンディング対応ではない新製品のサイクリングスニーカーはソール前部に心材を入れてペダリングロスを少なくする工夫がなされている。歩くことも重視するためにビンディング対応ではない

お洒落な“着せ替えヘルメット”

インタープレスのブース。BikeCapのカラフルなサドルカバーが目を引くインタープレスのブース。BikeCapのカラフルなサドルカバーが目を引く

 インタープレスのブースでは「YAKKAY」(ヤッカイ)などが展示された。YAKKAYはデンマーク生まれのスタイリッシュな自転車ヘルメット。基本となるインナーヘルメットの上に様々な色や形のカバーをかぶせることで、帽子のような感覚でお洒落を楽しめる。

 東京都の自転車に関する有識者懇談会は、ヘルメット着用の推進などを盛り込んだ提言を行う方針だ。自転車ヘルメットの必要性がさらに高まりつつある中、こういった普段使いのヘルメットは新たな方向性を示している。

YAKKAY(ヤッカイ)はデンマーク生まれの着せ替えヘルメットYAKKAY(ヤッカイ)はデンマーク生まれの着せ替えヘルメット
YAKKAYの中身を見る。基本のヘルメット部に着せ替えカバーをかぶせるYAKKAYの中身を見る。基本のヘルメット部に着せ替えカバーをかぶせる

 「Bike Cap」(バイクキャップ)はオランダ発シティサイクル向けのカラフルなドレスアップアイテム。バッグにもなる前カゴのカバーや、サドルカバー、グリップ部分をすっぽり覆うハンドカバーなどを揃える。中でもサドルカバーは50種類以上が用意される。組み合わせることで個性的に自転車を彩ることが可能だ。

サコッシュをモチーフにしたBlanc Cubeのショルダーバッグ。奥には巨大なビッグサイズも見えるサコッシュをモチーフにしたBlanc Cubeのショルダーバッグ。奥には巨大なビッグサイズも見える

 インタープレスのオリジナルブランド「BlancCube」(ブランキューブ)からは、サコッシュをモチーフとしたシンプルなショルダーバッグが展示された。クロススラップが付いていて、使用時にバッグが回り込まないようになっている。サコッシュと言いながら幅59センチのビッグサイズもラインアップ。もう何が何だか分からない代物だが、トイレットペーパー12ロールが丸ごと収納できるという、なにげに実用的なものとなっている。

<下>へ続く

 

文・写真 米山一輝

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