ツール・ド・熊野 2015 第2ステージ逃げ集団のゴールスプリントをマトリックスのプラデスが制す リーダージャージも獲得

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 ツール・ド・熊野は大会3日目の5月30日、第2ステージが三重県熊野市、紀和町、御浜町を舞台とする熊野山岳コースで開かれ、終盤に抜け出した4人による上り坂のゴールスプリントをベンジャミン・プラデス(スペイン、マトリックスパワータグ)が制して優勝した。プラデスはボーナスタイムの10秒を獲得し、個人総合成績でも首位に立った。 (レポート 松尾修作)

逃げ切ったプラデスが先頭でフィニッシュ逃げ切ったプラデスが先頭でフィニッシュ

 この日のコースは、名物の「千枚田」を2回上るレイアウトで、パレード走行を含む119.3kmで争われた。特に、下り坂で道幅が非常に狭く入り組んだ部分があり、テクニックが要求される。

熊野山岳コース名物の登り「千枚田」(写真:ツール・ド・熊野実行委員会)熊野山岳コース名物の登り「千枚田」(写真:ツール・ド・熊野実行委員会)

 レースは序盤から抜け出そうとする動きもあったが、1回目の千枚田の上りは1つの集団になって通過。大きな動きがみられたのは千枚田を下ってから現れる札立峠だ。下りでプラデスがアタックを仕掛け、ダミアン・モニエ(フランス、ブリジストンアンカー サイクリングチーム)と中根英登(愛三工業レーシングチーム)が追随。やや遅れてイリヤ・ゴロドニチョフ(ロシア、RTSサンティックレーシングチーム)が合流し、4人の逃げグループが形成された。その後ろでは日本人選手が多く含まれる12人の集団が形成され、30秒差で先頭を追った。

千枚田を登る逃げグループの4名(写真:ツール・ド・熊野実行委員会)千枚田を登る逃げグループの4名(写真:ツール・ド・熊野実行委員会)

 2回目の千枚田を通過し、先頭の4人は下り基調のコースをスムーズにローテーションしてペースアップを図ったのに対し、後ろの集団では意思が噛み合わずスピードが上がらない。そのうちに逃げ集団は差を広げ、勝負は抜け出した4人でのゴールスプリントに持ち込まれた。

 ゴールレイアウト300mほどの上り基調の直線。ここでプラデスが先行し、何度も後ろを確認しながらフィニッシュした。逃げ集団に加わっていた中根はゴール前の最終局面で足を緩め、20秒差の4位でレースを終えた。

ゴールは約300mの登りストレートゴールは約300mの登りストレート
追走のメイン集団の先頭は西園良太(ブリジストンアンカーサイクリングチーム)追走のメイン集団の先頭は西園良太(ブリジストンアンカーサイクリングチーム)

 プラデスは総合リーダーのイエロージャージも獲得。また、この日も山岳ポイントを獲得した中根が山岳賞ジャージをキープしている。ポイント賞ジャージはニール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、アヴァンティ レーシングチーム)が守り、U23賞ジャージはアイマン・カヤディ(インドネシア、ペガサスコンチネンタルサイクリングチーム)の手に渡った。

中根は山岳ジャージを守った中根は山岳ジャージを守った
U23賞のカヤディU23賞のカヤディ
ポイント賞ジャージは変わらずヴァンデルプローグポイント賞ジャージは変わらずヴァンデルプローグ
総合リーダージャージを獲得したプラデス総合リーダージャージを獲得したプラデス

 総合リーダーのベンジャミンは「一緒に抜け出したのが強力なメンバーだったからこそ、逃げ切ることができた。総合リーダーになれて非常に嬉しいが、明日(第3ステージ)はとてもハードになるだろう。チームでジャージをキープしたい」と話した。

 31日は最終・第3ステージが和歌山県太地町で行われる。10kmを10周する合計100kmのコースで、ハイスピードながらもアップダウンが多い。個人総合ではトップから1分差以内に4人が並んでおり、最後まで気の抜けないレース展開となりそうだ。

第2ステージ結果
1 ベンジャミン・プラデス(スペイン、マトリックスパワータグ) 2時間46分20秒
2 イリヤ・ゴロドニチェフ(ロシア、RTSサンティック レーシングチーム) +0秒
3 ダミアン・モニエ(フランス、ブリヂストンアンカー サイクリングチーム)
4 中根英登(愛三工業レーシング) +20秒
5 ⻄薗良太(ブリヂストンアンカー サイクリングチーム) +1分05秒
6 ホセ・ビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ)
7 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、キナンサイクリングチーム)
8 初山翔(ブリヂストンアンカー サイクリングチーム)
9 平塚吉光(愛三工業レーシング)
10 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)

個人総合
1 ベンジャミン・プラデス(スペイン、マトリックスパワータグ) 5時間22分53秒
2 イリヤ・ゴロドニチェフ(ロシア、RTSサンティック レーシングチーム) +8秒
3 ダミアン・モニエ(フランス、ブリヂストンアンカー サイクリングチーム) +10秒
4 中根英登(愛三工業レーシング) +31秒
5 ホセ・ビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ) +1分16秒
6 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、キナンサイクリングチーム) +1分17秒
7 初山翔(ブリヂストンアンカー サイクリングチーム) +1分18秒
8 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) +1分18秒
9 平塚吉光(愛三工業レーシング) +1分18秒
10 ⻄薗良太(ブリヂストンアンカー サイクリングチーム) +1分18秒

ポイント賞
1 ニール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、アヴァンティ レーシングチーム) 35pts

山岳賞
1 中根英登(愛三工業レーシング) 18ts

U23総合
1 アイマン・カヤディ(インドネシア、ペガサスコンチネンタルサイクリングチーム) 5時間27分17秒

チーム総合
1 ブリヂストンアンカー サイクリングチーム 16時間11分21秒
2 愛三工業レーシングチーム +17秒
3 チームUKYO +4分51秒

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