ツール・ド・熊野 2015 第1ステージヴァンデルプローグが集団スプリントを制しリーダージャージをキープ 綾部勇成が2位

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 ツール・ド・熊野第1ステージが5月29日、和歌山県新宮市の赤木川清流コースで開かれ、ニール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、アヴァンティ レーシングチーム)が集団スプリントを制して優勝した。ヴァンデルプローグは前日のプロローグも制しており、2連勝で総合リーダージャージをキープ。ステージ2位にはタイム差なしで愛三工業レーシングの綾部勇成が入った。(レポート 松尾修作)

集団ゴールスプリントを制して優勝したアヴァンティ レーシングチーム)ニール・ヴァンデルプローグ (松尾修作撮影)集団ゴールスプリントを制して優勝したアヴァンティ レーシングチーム)ニール・ヴァンデルプローグ (松尾修作撮影)

 この日のレースは、初日の個人タイムトライアル(0.7km)に続く最初のロードレースとして、アップダウンの多い16.3kmの周回コースを7周する114.1kmで争われた。車線の狭いトンネルや集落の小道を通り抜けるテクニカルな部分はあるものの、全体的にハイスピードなレースが展開されるレイアウトだ。

総合リーダージャージを着るヴァンデルプローグ(左)と、ポイント賞ジャージの大久保陣 (松尾修作撮影)総合リーダージャージを着るヴァンデルプローグ(左)と、ポイント賞ジャージの大久保陣
山岳賞ポイントを獲得する中根英登 (松尾修作撮影)山岳賞ポイントを獲得する中根英登

 レースが始まると、散発的にアタックがかかるももの、集団は比較的まとまって周回を重ねた。コースには山岳賞ポイント(KOM)が2、6周回目に設けられ、KOMを通過した選手のうち上位2人に得点が付与される。最初のKOMは中根英登(愛三工業レーシングチーム)がトップで通過し、2点を獲得した。

 途中、リーダージャージを着るヴァンデルプローグが遅れる場面もみられたが、数周後にはメーン集団に復帰。レースは急激なペースアップがないまま淡々と進んだが、それでも後方では速いペースに耐えられない選手が次々に脱落し、サバイバルの様相をみせた。

U23賞ジャージを着用し、中盤に単独で逃げたノヴァルディアント (松尾修作撮影)U23賞ジャージを着用し、中盤に単独で逃げたノヴァルディアント

 しかし4周目、ホワイトのU23賞ジャージを着用するジャマリディン・ノバルディアント(インドネシア、ペガサスコンチネンタルサイクリングチーム)が単独でアタックを決めると、縦長だった集団はペースを落とし、道いっぱいに広がりつつ足を緩めた。この間に、遅れていた選手の多くがメーン集団に復帰を果たす。ノバルディアントの逃げは5周目の上りまで続いた。

後続が分断されるなか、ペースアップを試みるブリヂストンアンカー勢とチームUKYO勢 (松尾修作撮影)後続が分断されるなか、ペースアップを試みるブリヂストンアンカー勢とチームUKYO勢

 その後、集団が分断される場面もあったが、再びひとつにまとまってレース終盤へ。6周目に設けられたKOMでは、2周回目に山岳ポイントを獲得した中根が2位通過し山岳賞ジャージを確定させた。最終周回も集団は終始ひとつにまとまって進み、約70人ほどがスプリントを開始。上り基調のゴールを総合リーダーが制した。優勝タイムは2時間35分52秒、平均速度は43.9km/hだった。

 ゴール後、ヴァンデルプローグは「2勝目を挙げられてとても興奮している。明日はとてもハードなコースなので、誰が勝つかわからないが頑張りたい」と話した。

(左から)ステージ2位の綾部勇成、優勝のニール・ヴァンデルプローグ、3位のティノ・ソメル (松尾修作撮影)(左から)ステージ2位の綾部勇成、優勝のニール・ヴァンデルプローグ、3位のティノ・ソメル
ヴァンデルプローグは総合リーダージャージの他にポイント賞ジャージも獲得した (松尾修作撮影)ヴァンデルプローグは総合リーダージャージの他にポイント賞ジャージも獲得した
山岳賞を獲得した中根英登 (松尾修作撮影)山岳賞を獲得した中根英登

 総合リーダーを守ったヴァンデルプローグは、ゴールでのスプリントポイントも付与され、スプリント賞ジャージも合わせて獲得した。山岳賞ジャージはKOMでポイントを2度得た中根の手に。U23賞のホワイトジャージは変わらずノヴァルディアントが守っている。

表彰式後には選手による餅まきが行われた (松尾修作撮影)表彰式後には選手による餅まきが行われた

 表彰式後には選手による恒例の餅まきが行われ、大勢の観客や子供達がポディウム前に押し寄せ、盛り上がりをみせた。

 30日の第2ステージは、109.3kmの本格的な山岳ステージで争われる。名物の急坂「千枚田」を2回上り、札立峠を越えるハードなステージだ。

第1ステージ結果
1 ニール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、アヴァンティ レーシングチーム) 2時間35分52秒
2 綾部勇成(愛三工業レーシングチーム) +0秒
3 ティノ・ソメル(ドイツ、RTSサンティック レーシングチーム)
4 小野寺玲(那須ブラーゼン)
5 鈴木龍(那須ブラーゼン)
6 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
7 福田真平(愛三工業レーシングチーム)
8 野中竜馬(キナンサイクリングチーム)
9 ジャン サン ジャエ(韓国、RTSサンティック レーシングチーム)
10 パトリア・ラストラ(インドネシア、ペガサスコンチネンタルサイクリングチーム)

個人総合
1 ニール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、アヴァンティ レーシングチーム) 2時間36分32秒
2 綾部勇成(愛三工業レーシングチーム) +7秒
3 ティノ・ソメル(ドイツ、RTSサンティック レーシングチーム)
4 大久保陣(宇都宮ブリッツェン) +11秒
5 福田真平(愛三工業レーシングチーム)
6 ベンジャミン・プラデス(スペイン、マトリックス・パワータグ)
7 中村龍太郎(イナーメ信濃山形) +12秒
8 青柳憲輝(宇都宮ブリッツェン)
9 野中竜馬(キナンサイクリングチーム)
10 ジャマリディン・ノバルディアント(インドネシア、ペガサスコンチネンタルサイクリングチーム)

ポイント賞
1 ニール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、アヴァンティ レーシングチーム) 35pts

山岳賞
1 中根英登(愛三工業レーシング) 3pts

U23総合
1 ジャマリディン・ノバルディアント(インドネシア、ペガサスコンチネンタルサイクリングチーム) 2時間36分44秒

チーム総合
1 愛三工業レーシングチーム 7時間50分12秒
2 ペガサスコンチネンタルサイクリングチーム +1秒
3 宇都宮ブリッツェン

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