バイクインプレッション2015「BMC GRANFONDO GF02 Disc」 オン&オフロードどちらもOKな冒険アルミバイク

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 グランツールでも実績を残すスイスのバイクメーカー、BMC。人間工学、風洞実験に基いて設計されたBMCバイクのデザインは個性があり、独特のテクノロジーと限りない情熱から生み出されている。今回の試乗は、エンデュランス系のグランフォンドシリーズから「グランフォンド GF02ディスク」をチョイス。メーンフレームがアルミで、シリーズ内ではセカンドグレードにあたる。オンロードからオフロード、長距離ツーリングまで、あらゆるシーンで使える一台だ。

BMC GRANFONDO GF02 Disc(BMC グランフォンド GF02ディスク)BMC GRANFONDO GF02 Disc(BMC グランフォンド GF02ディスク)

BMC GRANFONDO GF02 Disc(BMC グランフォンド GF02ディスク)
価格:278,000円(完成車、税抜)
サイズ:48、51、54、56
カラー:グリーン
問い合わせ先:フタバ商店 http://www.bmc-racing.jp/

スペック

フレーム:iSCアルミ、TCC/angle
フォーク:BMC コンプライアンスフォーク ディスク、フルカーボン
変速機:シマノ・105(F)&(R)
ギヤ:シマノ・105 50×34T、11-32T(11s)
ホイール:DT Swiss X-1900 Spline
重量: 9.40kg(51サイズ完成車)

ディスクブレーキ仕様のフルカーボンフォーク。1 1/8"-1 1/2”で、付け根は太くボリュームがある。ホイールはクイック仕様だディスクブレーキ仕様のフルカーボンフォーク。1 1/8"-1 1/2”で、付け根は太くボリュームがある。ホイールはクイック仕様だ
ダウンチューブやシートステーなどに入るBMCのロゴは、ペイント部分のグリーンとは異なり、ザラッとした凹凸のある独特の質感に仕上げられているダウンチューブやシートステーなどに入るBMCのロゴは、ペイント部分のグリーンとは異なり、ザラッとした凹凸のある独特の質感に仕上げられている
タイヤの位置辺りで屈折する細身のシートステー。フェンダー、キャリア用の台座が付属するタイヤの位置辺りで屈折する細身のシートステー。フェンダー、キャリア用の台座が付属する

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm

米山 「グランフォンド GF02ディスク」はアルミフレームだけど、BMCらしいサイバーテイストのフレーム造形など、個性を放つビジュアルだ。今回の試乗車は105仕様で、車体は鮮やかなグリーン。同じフレームでもアルテグラ仕様だとアノダイズブラック、ティアグラ仕様だとレッドと、パッケージによってカラーが変わるんだ。

松尾 デザイン、カラーが好みでした。BMCのロードは何台か試乗してきて、あまり脚質に合わないイメージだったのですが、このバイクは好みでした。このカテゴリーで選ぶなら、性能も含めてボクはこれがいいです(笑)。

米山 そっか。たしかに、最近主流のモノトーンではない鮮やかな色で、自分もこういう爽やかなカラーリングは好きだな。コンポーネントも安価なものを混ぜずに105で揃っていて、なかなか好感が持てる。性能面ではどの辺りが気に入った?

松尾 見た目からしてよく走りそうな印象ですが、試乗してみると期待以上だったので驚きでした。パリッとした踏み味はまるでロードバイクのようで、普段ロードを乗っている人でも違和感なく乗れます。ディスク搭載バイクはフロントがしっかり、がっちりと硬めの傾向が強いですが、このバイクは全体のバランスがとても良く、硬すぎたり柔らかすぎたりせずに、バイク全体で進むフィーリングがとても好きでした。オフロードでは安定しながらも振りが軽やかでしたよ。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm

米山 なるほどね。車種としてはオフロードの性能をまずチェックするところだけど、これはオンロードもよく走るよね。加速も良いし、乗ったときのバランスは好印象。ただ、フロントセンターがかなり詰まっているのか、このサイズだとハンドルを大きく切った状態で脚を回すと、シューズと前輪が干渉してしまう。そう頻繁に発生するものではないけれど、不意に起こると結構怖いので、乗る側が意識する必要はあるかな。

松尾 身長からすると適正サイズですが、日本人の体格ならもう一つ上のサイズで乗ってもいいかなと。米山さんの言うとおり、ハンドルを切るとシューズに当たってしまうのは人により好みがあるかもしれません。しかし、ハンドルが切れ込むので低速でのコントロールも良く、小回りが効くので個人的には悪くないと思います。

米山 オフロードでの乗り味は上り下りも平坦も楽しくて、冒険心をかき立てるバイクだね。下りでの操作感がよく、スピードを出したくなるし、上りは多少ガレた路面でもタイヤがしっかり食いついて軽々と上っていく。乗り心地も良かった。

松尾 パリパリとしている印象のフレームは振動を拾いやすく感じましたが、上りは車体の軽さが生きて軽いフィーリングでしたね。下りは良いバイクゆえに、攻めすぎによるスリップに注意が必要です。オフロードでももちろん良いですが、太めのタイヤを履かせてのツーリングなど、オンロードでも活躍できる一台です。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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