アテンドは2人の元プロ選手イタリア・コモ湖で“とびっきりのサイクリング” コルナゴ「C60」で坂道も石畳も快走

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 イタリア一周ステージレース「ジロ・デ・イタリア」の開催に合わせて5月中旬に行われた「コルナゴ本社&ジロ・デ・イタリア観戦ツアー」には、日頃コルナゴのバイクを取り扱う販売店などから10人が参加した。ツアーでは、バイクブランド「コルナゴ」本社訪問やコルナゴのフラッグシップモデル「C60」の塗装を請け負う「パマペイント」見学のほか、希望者5人がイタリア北部のコモ湖をサイクリング。このツアーに女性で唯一参加したロードバイク専門店「シルベストサイクル」の渕上記理子さんが、コモ湖サイクリングの様子をレポートしてくれた。

イタリア北部・コモ湖周辺を“とびっきりのバイク”でサイクリングした(写真・岡崎和也)イタリア北部・コモ湖周辺を“とびっきりのバイク”でサイクリングした(写真・岡崎和也)

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景色を眺めてたっぷり満喫

サイクリングに出発する渕上記理子さん(写真・柄沢亜希)サイクリングに出発する渕上記理子さん(写真・柄沢亜希)

 コルナゴの本社&塗装工房見学、ジロ・デ・イタリア観戦と本当に盛りだくさんだった今回のツアー。3日目は、コモ湖のサイクリングへ出かけることができました。

 ヨーロッパをロードバイクで走るのは、実はこれが2回目。前回はフランスでした。その時は、日本代表のメンバーたちと走った「ツール・ド・リムザン」というステージレースだったので緊張もあり、周りを眺める余裕もなかったのですが、今回は周りもよく見え、たっぷり楽むことができました。

 コモ湖はミラノの北部に位置し、アルプスの山々から流れ出る水をたたえる大きな湖で、長さは46kmもあります。湖の周辺は、古くはローマ皇帝にもこよなく愛されていたというヨーロッパでも屈指のリゾート地になっています。

コモ市街からコモ湖へ向かう途中の道。路肩は荒れているので注意(写真・岡崎和也)コモ市街からコモ湖へ向かう途中の道。路肩は荒れているので注意(写真・岡崎和也)
コモ湖周辺の山を上ると美しい景色が広がっていました(写真・渕上記理子)コモ湖周辺の山を上ると美しい景色が広がっていました(写真・渕上記理子)

 今回はそんな場所を、“とびっきりのバイク”で、しかも2人の元プロ選手のエスコート付きで走る、まさに“とびっきりのサイクリング”でした。

限定バイクの不思議な色に魅せられて

 とびっきりのバイクとは、この日のサイクリングの2日前に訪れたパマペイント見学時に塗られていた、ツアー参加者向けに限定販売されたスペシャルカラーのC60。コルナゴの最高級バイクです。

ツアー参加者向けに限定販売されたスペシャルカラーの「C60」(写真・柄沢亜希)ツアー参加者向けに限定販売されたスペシャルカラーの「C60」(写真・柄沢亜希)
ブルーがかったホワイトが不思議なカラー(写真・柄沢亜希)ブルーがかったホワイトが不思議なカラー(写真・柄沢亜希)
シートポストまで美しいペイント(写真・柄沢亜希)シートポストまで美しいペイント(写真・柄沢亜希)

 普段から「コルナゴの色の美しさはピカイチ」だと思っていましたが、このスペシャルカラーも惚れ惚れするくらいに美しい逸品でした。一見ホワイトに見えるカラーに、コモ湖のようなブルーが入った不思議な色をしていました。

 実際に乗ってみると、アップダウンの道では小気味よく走り、平坦が続く道ではスピードの伸びがたまらなく快感で、心地良く乗り続けることができました。バイクの反応がとても速く、上りが始まった時にはなんだかバイクが喜んでいるようにも感じましたよ。

「C60」で走った石畳は感動モノでした(写真・渕上記理子)「C60」で走った石畳は感動モノでした(写真・渕上記理子)
コモ湖のブルーとバイクカラーが調和していた(写真・渕上記理子)コモ湖のブルーとバイクカラーが調和していた(写真・渕上記理子)

 そして、さすがイタリアの街で生まれたハイエンドバイク。石畳の振動にもビクともしません。日頃、アルミとカーボンロードの違いは、足の踏み込み感や加速感、全体的な軽さといった観点で評価することが多いのですが、ヨーロッパではそれに加えて、振動吸収性が本当に大切なんだなぁと改めて実感しました。今回、私はガタガタ道の石畳がとても楽しかったんです。C60で走ったせいかな?

絶妙なペースや走行マナーを元プロから学ぶ

左から椙村恭之さん、渕上記理子さん、田中伸也さん、信濃勇介さん、中村淳平さん(写真・渕上記理子)左から椙村恭之さん、渕上記理子さん、田中伸也さん、信濃勇介さん、中村淳平さん(写真・渕上記理子)

 一緒にライド体験をしたのは、「ワイズロード」志木店(埼玉)の田中伸也さんと同大阪店の中村淳平さん、「カミハギサイクル」小牧店(愛知)の椙村恭之さん、香川の「バイク&サイクルショップ シナノ」の信濃勇介さんでした。

 その私たちをアテンドしてくれた元プロは、UCIプロコンチネンタルチーム「テナックス」で走っていたアレッサンドロ・トゥーチさんと、全日本選手権タイムトライアルで計4勝もした、元NIPPOの岡崎和也さんです。

市街地からさあ出発!(写真・渕上記理子)市街地からさあ出発!(写真・渕上記理子)
コモ湖畔のトゥーチさんと岡崎さん(写真・渕上記理子)コモ湖畔のトゥーチさんと岡崎さん(写真・渕上記理子)
アレッサンドロ・トゥーチさんと岡崎和也さんはかつて同じレースに参戦した選手同士(写真・渕上記理子)アレッサンドロ・トゥーチさんと岡崎和也さんはかつて同じレースに参戦した選手同士(写真・渕上記理子)

 トゥーチさんと岡崎さんは、岡崎さんが2003年から2005年にイタリアに滞在してレースに参戦していた頃、同じレースで戦ったことがあるということで、突然の再会をお互いに喜んでいました。こんな素敵な瞬間に立ち会えたことも嬉しかったです。

 ヨーロッパでは週末に、地元のプロ選手や元プロ選手が先頭をひいてグループライドをすることがよくあるそうです。遅すぎず速すぎず絶妙のペースで走り、その中で走行マナーや、集団走行を学ぶことができるとのこと。ヨーロッパの自転車文化はこうして支えられ、受け継がれているのだなぁと、思いを新たにしました。

上り坂が続くシーンもトゥーチさんの先導でテンポよく(写真・岡崎和也)上り坂が続くシーンもトゥーチさんの先導でテンポよく(写真・岡崎和也)
カフェの外にまとめて止めた「C60」(写真・渕上記理子)カフェの外にまとめて止めた「C60」(写真・渕上記理子)

 そういったグループライドの経験が豊富なうえ、この地に慣れ親しんでいるトゥーチさんの先導は、実にスムーズ。後ろにつかせてもらうと、なんだか私も地元チームの一員になっているかのような感覚を味わうことができ、大満足でした。またイタリアのドライバーの交通マナーが良いことに気付き、自転車を大切に思う空気感を感じることができました。私たち自身もクルマの流れと同じように走る――不思議な感覚です。

 そうこうしているうちに、コモ湖に到着しました。霧が少しかかっていたのですが、湖の色の青さにビックリ。言葉では表現できないような、透き通った、そして深みのある青でした。湖畔の道は、平坦か軽いアップダウン。別荘や教会、石レンガの家が続き、趣たっぷりです。

 私たちが走っていると、平日だというのにたくさんのサイクリストの方とすれ違いました。目で挨拶したり、手を振ったり、軽く会釈をしたり…とても楽しい瞬間です。湖畔のカフェでは、もちろんエスプレッソを。最高の時間でした!

(シルベストサイクル 渕上記理子)

カフェでくつろぐ様子(写真・渕上記理子)カフェでくつろぐ様子(写真・渕上記理子)
話に聞いていたイタリア式カフェ休憩でエスプレッソを注文(写真・渕上記理子)話に聞いていたイタリア式カフェ休憩でエスプレッソを注文(写真・渕上記理子)

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