狙うはツール&五輪制覇 シマノが新型11段変速機を実戦投入

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シマノが実戦投入した新型「デュラエース」の後輪ギア。変速段数が11段に増えているシマノが実戦投入した新型「デュラエース」の後輪ギア。変速段数が11段に増えている

 自転車ロードレースのシーズンが本格化する中、パーツ製造の世界的大手、シマノが、開発中のレース用新型変速機を実戦に投入した。21日に群馬サイクルスポーツセンター(群馬県みなかみ町)で行われた実業団レース「Jプロツアー」で、シマノレーシングの選手のマシンへ密かに組み付けられ、完走を果たした。リア11段変速を誇るこの新型パーツは、6月に開幕するツール・ド・フランスや、8月のロンドン五輪で有力選手が使用する可能性が高く、“世界制覇”へ向けて開発は最終段階を迎えた。

 うわさの11段変速機が、ついにその姿を現した。シマノの最高級コンポーネント「デュラエース」の名が刻印されたこの新型パーツは、主な部分がブラックとシルバーのツートン仕上げにデザイン変更されており、変速レバーのフードもツートンカラーに。未発表の製品のためシマノの正式コメントは得られなかったが、業界関係者によると、これが世界初の実戦投入とみられる。

新型「デュラエース」のブレーキ・変速レバー。フードの部分がツートンカラー新型「デュラエース」のブレーキ・変速レバー。フードの部分がツートンカラー

 デュラエースは過去にツール・ド・フランスなど世界最高峰のレースを何度も制しているが、現行モデルはリアが10段変速。ライバルのイタリア・カンパニョーロ社はすでに11段変速を市販しており、遅れを取っていた。このため、デュラエースも今年フルモデルチェンジして11段化するとの観測が流れている。

 この日のレース「群馬CSCロードday1」では、シマノレーシングの6選手中2人が新型デュラエースを使用。結果は、従来の製品を使用したエース・畑中勇介選手が優勝したが、新型パーツの2選手もアシストとして勝利に貢献した。貴重な実戦データの収集もうまくいったようだ。

 今回は日本国内でのひっそりとしたデビューだったが、今後は本場欧州のプロ・ロードレースでも活躍する姿が見られそうだ。

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