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ジロ2015 チームNIPPOの挑戦<第13ステージ>荒れ果てているイタリア南部の道 連日の雨で落車やコースアウト続出

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 雨が降り続いているジロ中盤戦です。外で作業をするメカニックにとって雨は一番厄介なのですが、メカニック班は毎日テンションを落とさずに乗り越えています。

第13ステージでは、22歳のルーマニア人スプリンター、エドワルドマイカル・グロス(右から2人目)が5位に食い込んだ ©NIPPO Vini Fantini第13ステージでは、22歳のルーマニア人スプリンター、エドワルドマイカル・グロス(右から2人目)が5位に食い込んだ ©NIPPO Vini Fantini

北と南で明らかな差

 さて今回はイタリアの”道”の話です。

 今年のジロ・デ・イタリアは北西のサン・ロレンツォから始まり、ナポリまで南下したのち、終盤の山岳ステージを目指して北上していきます。現在は南部を通過し、まさに北上中です。

 こうして北と南を行き来していると、明らかな差を感じるのが”道”。

 イタリアの道は快適とはなかなか言い難いのですが、北と南ではさらに差が出てきます。一言で申しますと、南の道は荒れ果てています。

 ジロ序盤、イタリア北部のレースでは、タイヤはパンクも傷もほぼ皆無でしたが、やはり南に進むにつれてタイヤの傷が目立ち始めました。

イタリアの道は快適と言いがたく、日本の道路がいかにていねいに整備されているかがわかる ©NIPPO Vini Fantiniイタリアの道は快適と言いがたく、日本の道路がいかにていねいに整備されているかがわかる ©NIPPO Vini Fantini

 レースで使用するコースは荒れ方が少ない道を選んでいるかもしれませんが、先回り隊の私はトラックで田舎道をガンガン走っていくため、道路も荒れ放題。南は特にクレイジー。穴は当たり前、時には車線がなくなってどこを走れば正解なのか、わからなくなることもあります。

 ”道”の話をそれこそ(道路建設会社の)NIPPOの社員の方からお聞きしたことがありますが、日本の道路がいかにていねいに整備されているかがわかりました。

道路整備もクレイジー

 自転車の話からは外れますが、イタリアでは道路の整備方法もまたクレイジーなんです。これは北も南も同じことですが、高速道路では、工事の際、車線が急に対向車線へ乗り移るのです。

 写真を見ればお分かり頂けるかと思いますが、例え工事中であっても片側二車線を維持したいがために、このように中央分離帯を隔てた対向車線を使って片側二車線通行を維持します。さすがに慣れましたが、初めは恐ろしかったですね。

高速道路の工事にともなう交通規制では、中央分離帯をはさんで片側2車線通行を維持 ©NIPPO Vini Fantini高速道路の工事にともなう交通規制では、中央分離帯をはさんで片側2車線通行を維持 ©NIPPO Vini Fantini
交通規制が終わると、このように反対側の通行帯へと戻っていく ©NIPPO Vini Fantini交通規制が終わると、このように反対側の通行帯へと戻っていく ©NIPPO Vini Fantini

まだ続く雨予報…

 このようにイタリアの道は優しくなく、自転車もタイヤの性能がより重要視される環境といえますね。

 特にここ数日の雨は選手をさらに脅かしています。先日の第12ステージは終盤の路面がツルツルで、下りでは落車やコースアウトする選手が続出し、テレビで見ているほうも手に汗握る状況でした。

雨のレースを走り終えたアレッサンドロ・ビソルティ(イタリア) ©NIPPO Vini Fantini雨のレースを走り終えたアレッサンドロ・ビソルティ(イタリア) ©NIPPO Vini Fantini
選手たちはレインウェアを着て走る機会も多い ©NIPPO Vini Fantini選手たちはレインウェアを着て走る機会も多い ©NIPPO Vini Fantini

 雨予報はまだ続き、個人タイムトライアルも控えているので、引き続き気を引き締めてジロ中盤ステージを戦っていきます。

 それでは、ぼちぼちいこか。

(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザ メカニック 福井響)

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