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ジロ2015 チームNIPPOの挑戦<第8ステージ>マルコ兄さんと2人で運ぶ大量の荷物 “おもてなし”は必要不可欠の仕事

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 ジロ・デ・イタリアは5月16日に第8ステージを終え、2度目の週末を迎えています。今ステージではNIPPO列車(チームによる縦一列の隊列)が集団を引いた場面がありました。同期の石橋学もしっかりと集団の先頭に立ち、私も元気をもらいました。

【写真】集団の先頭に立つNIPPO・ヴィーニファンティーニの石橋学

 さて。今日は”おもてなし”のお話。おもてなしは決して東京五輪だけの話ではなく、イタリアにおいても欠かせません。

ホテルへ到着するなり連携プレー

 ジロ・デ・イタリアは毎日、宿泊先のホテルを変えながら進んでいきますが、レースを終えた選手、スタッフ、そしてゲストが次のホテルに着くと、すでにそれぞれの部屋へ知らぬ間に荷物が運び込まれています。

 それは魔法ではありません。チームがホテルに到着する3時間前の話。トラック2台が荷物満載でホテルに到着し、汗にまみれて荷物を運び込んでいる2人の男がいるのです。

チームのトラックから運び出される大量の荷物 ©NIPPO Vini Fantiniチームのトラックから運び出される大量の荷物 ©NIPPO Vini Fantini

 そうです。私と、マッサーのマルコ兄さんです。8ステージ目にもなると、打ち合わせがなくとも、到着するなり連携プレーが始まります。

ホテルで事務作業をするマルコ兄さん ©NIPPO Vini Fantiniホテルで事務作業をするマルコ兄さん ©NIPPO Vini Fantini

 まずはマルコ兄さんがフロントへ駆け付け、部屋割りを確認。その間に私はトラックから大量のスーツケースを運び出します。3週間もあるレースですから、皆さんスーツケースが岩石のように重い。

 もちろん夕食用に「ファンティーニ」ブランドのワイン(チームのスポンサーの製品)もたくさん運び込みます。

 こちらのホテルはスロープがほとんど設置されていなかったので、目の前の受付まで運ぶのですら汗が滴ります。受付まで荷物を運び終えると、私はトラックと後に到着するバスのためにコンセントと蛇口探しに仕事を切り替えます。

ホテルに運び込まれたスーツケースやバッグの山 ©NIPPO Vini Fantiniホテルに運び込まれたスーツケースやバッグの山 ©NIPPO Vini Fantini

明日は300km離れたホテルへ先回り

 さあ、ここでバトンタッチされたマルコ兄さんは、部屋割りが決まるなり各階ごとに荷物の仕分けを始めます。それぞれ荷物にはシールで名前を書いているのですが、そのシールが剥がれてしまうとマルコ兄さんは吠え始めます。

 そして仕分けが終わると、エレベーターに入るだけの荷物を詰め込み…

ジロ・デ・イタリアの旅はまだまだ続きます ©NIPPO Vini Fantiniジロ・デ・イタリアの旅はまだまだ続きます ©NIPPO Vini Fantini

 このように、華麗な魔法ではなく地道な作業で荷物を運ぶことを、私たち先回り隊は「お・も・て・な・し」とつぶやいています。全ては、選手たちがレース後ストレスなく休めるように、そしてスタッフがスムーズに作業を始められるように。もはや“おもてなし”を超えた、必要不可欠な作業なんです。

 明日(17日)は300km以上離れたホテルへ先回り。男2人が綺麗な汗を流します。

 ぼちぼちいこか。

(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザ メカニック 福井響)

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