工具はともだち<72>自転車やパーツを傷つけないために 工具初心者にこそ使ってほしい最高級ツール

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今回は工具を使い慣れていない人にオススメなアイテムをご紹介今回は工具を使い慣れていない人にオススメなアイテムをご紹介

 5月も中旬になり、外はすでに初夏の陽気になりましたね。今回から「工具はともだち」を担当させていただく、KTC(京都機械工具)の重田和麻(しげた・かずま)と申します。

 スポーツ自転車はまだ初心者未満ですが、工具に関してはプロフェッショナルです。今回は自己紹介を兼ねて、私が一番深く関わってきた工具である「ネプロス」シリーズについてお話しします。

プロが満足する使いやすさ

 KTCという社名ですら、プロのメカニックではない方にはフライドチキンのチェーンと間違えられるくらいですから、ネプロスと言われてもご存知ない方が多いと思います。でも、「工具はともだち」をいつもご覧いただいている方には、お馴染みかもしれませんね。

KTCの最高級ツール「ネプロス」シリーズKTCの最高級ツール「ネプロス」シリーズ

 ネプロス(nepros)シリーズは、「NEw PROfessional Satisfaction」(達人の新たな満足)からなる造語で、1995年に発売されました。今年でちょうど20周年を迎えるKTCの最高級ツールです。最高級というのはあくまでも品質のことを指していますので、使用する際の敷居はぜんぜん高くありませんよ。

 ネプロスのコンセプトは「より強い、より使いよい、より美しい」で、特に二番目の「より使いよい」に重点を置いて設計されています。

 整備などの作業をしていると「工具があと少し長かったら…」というような、思い通りにいかないことが結構多いものです。ネプロスはその「あと少し○○だったら」という部分を埋めてくれる工具を目指して作られています。つまり、プロのメカニックが日々感じている不満やいらだちを和らげてくれる工具なんですね。

六角ボルトを傷つけずに作業できる

 「プロ向けなら、自分には関係ないよね」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。一般の方だからこそ、プロが使う工具を使って欲しいのです。

 なぜかと言うと、品質のよくない工具を使うと、ボルトなどのパーツを傷つけてしまいがちだからです。プロなら、少しくらいボルトとのガタツキが大きくても、傷めないように作業することができますが、慣れていない方はそうはいきません。悪い工具を使うと、かなりの確率で、ボルトをなめる(ボルトの頭部を傷める)ことになってしまいます。良い工具はガタツキが少なく、なめにくくできています。ですから、大切な自転車を傷つけないためにも、良い工具を使ってほしいのです。

サイズや用途によって使い分けられるビットソケットサイズや用途によって使い分けられるビットソケット

 自転車に多く使われているボルトは六角穴付きボルトですから、ヘキサゴンレンチ(アーレンキー)を使いますが、この六角穴はなめてしまうと非常に厄介です。ネプロスは精度がとても高いので、この形状のボルトも安心してご使用いただけます。さらに、ビットソケットとラチェットを組み合わせて使うことで、作業も楽に素早く行えますよ。

◇         ◇

 今後も、工具の使い方や選び方、工具に関する裏話など、皆さんの自転車ライフが「より安全に」「より楽しく」「よりハッピーに」なることをコンセプトに、さまざまな情報をお伝えしていきます。ぜひ、楽しみにしていてくださいね!

重田和麻(しげた・かずま)

KTC(京都機械工具)入社後、同社の最高級ツール「nepros」(ネプロス)の立ち上げに携わった後、販売から企画、商品開発とさまざまな立場で同商品と歩みを共にしてきた。スポーツ自転車は初心者だが、工具についてはプロフェッショナル。これまでの経験を生かして、色々な角度からサイクリストに役立つ工具の情報を提供する。

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